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ほぼ日を、ほぼ毎日。

1996年、某高専の情報処理の授業でインターネットの概念を知ることになり、3年生になった1998年には生徒全員にメールアカウントを与えるネット先進校だった。インターネット先進校として行政から賞も貰っていた。情報処理室のPCにはTeraTermという得体の知れないコマンドプロントがデフォルトでインストールされており、なんなら学生寮に設置されているPC98にもWindows3.1とTeraTerm。情報処理室とは起動音の違う桜柄のWindowsは新鮮だった。
自分は化学専攻だったが、小学生の頃からMSXでBasicを打ち込むという非人道的な幼少期を過ごしていたので、電気科の友人にTeraTermの使い方を教えてもらい使うようになるのに時間はかからなかった。
といっても、やっていることといえば授業中にクラスメイトのアカウントに強制チャットをする遊び程度だった。

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ホームページをHTMLで作る授業だったか。当時の高校三年生、もとい高専三年生にしては進んだ授業内容だったと思うが、とにかくエロサイトを探してはURLをコピーし、隠しリンクを作って18禁のリンク集を作ったものだった。

そんななかで、ほぼ日が6月に始まった。
ネット閲覧ができるのは週2回だったが、確かに毎日トップの文章が更新されていた。ほんとうに新聞だと思った
まだダーリンの過去ログが見れなかったから、放課後、学生寮のPCで「今日のダーリン」を読むのが日課になった。当時は糸井重里が誰とも知らずに、毎日更新してすごいなぁ、いつ更新が滞るか見届けてやろうという気持ちもなくはなかった。実際は1日も更新しない日はなく、自分が読めてない日を重ねることになったのだが、今でも今日のダーリンは「文字の栄養」と思って疲れた時に摂取する。

ちなみにTeraTermは成人してからもホームページ更新時にはお世話になったし、男子がほとんどの高専にあって学年イチかわいい女子と夜な夜なチャットして親しくなったことは、インターネット教育ありがとうと言わざるを得ない。もっとも、チャットはTeraTermを使った学内イントラネットだったのだが。


#はじめてのインターネット

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