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ニコニコ動画の全盛期はいつか?(冬)~(eR)説

前編もあります。
ニコニコ動画の全盛期はいつか?(仮)~(秋)説
よかったら全部見てどうぞ!見ろ(強制)

ニコニコ動画全盛期(冬)説

(冬)は、(秋)時代の機能発表会「ニコニコ大会議2008冬~ザ・デイ・ビフォー・明後日~」で、最初から一週間限定のバージョンとしてリリースされました。夏野剛が「ニコニコ動画の冬は一週間!」ってドヤってました。
まさか(冬)が全盛期だっていう奴、いるわけないとおもうんですけど、一応サービスとしてはニコニコチャンネルが新設されました。最初っから18禁AVチャンネルがあったような気がする(うろ覚え)。AVチャンネルで非チャンネル会員でも一部無料で見れる有料生放送とかあったなぁ。あとはニコニコミュニティが機能大幅強化されました。記憶に残ってる動画はレミ・ガイヤールのマリオカートと荒みストリートのハードコアとか。
運営が最初から最後までサービス期間やオペレーションを支配できていたという点で(冬)が全盛期です。

ニコニコ動画全盛期(ββ)説

バージョン名発表PVではドワンゴ社員の鈴木慎之介さんが機動戦士ガンダムZZのノリで「ダブルベータ!」って言ってたのが記憶に残ってます。中野運営長が「(ββは)過去最大の再出発となる」って言ってましたけどぶっちゃけサービスとしてのニコニコ動画では、バージョン変更直後は大した変更はなかったです。ただ、ニコニコ生放送のユーザー生放送がスタートしました。

ニコニコ生放送のユーザー生放送がスタート

これが本当にすごかった。私は初日から数日間放送してましたけど、とんでもない熱量であまりにパワーがありすぎて「これにハマったら人生終わる」と恐怖を感じて意図的に距離を置くくらい、当時の熱量はヤバすぎました(現在のしみったれた界隈とは月とスッポン)。
また、ニコニ広告が提供開始されました。夏野剛が自分の娘(カコちゃん)の動画を自慢するために「自演OKだから」と、発表生放送中にニコニ広告費をぶっこみ公式的に"金で再生を買える"システムを提供し始めました。そのほかは、マイリスト枠の上限が12500件、ニコニコ広場解説、動画投稿時のビットレート制限が上限緩和、ニコニコムービーメーカーの有料版が発売されました(買って使ってた)。マイリス上限upは神。
ニコニコ広場(詳しくは各自検索のこと)は広場に対してお題などのテーマが用意されてないせいで、集まったユーザー達が何をすればいいかわからず手持無沙汰になってましたね。それでも一期一会的な交流があって、感謝の言葉が散見されたことを覚えてます。「あのときのピンク色(のコメント)さん、ありがとうございます」だとか。
また、(ββ)最終日前日に伝説の【東方】Bad Apple!! PV【影絵】が投稿されました。件の動画は次バージョン(9)で前代未聞の記録を次々と打ち立てていきます。
新たな機能、特にユーザー生放送の過熱ぶりはニコニコ全サービス期間の中でも屈指の熱量です。(動画じゃないけど)ニコニコ生放送の全盛期はまず(ββ)で間違いありません、(ββ)が全盛期です。((ββ)時代枠数は50~1500)


ニコニコ動画全盛期(9)説

総合ランキングのポイント集計方法が不可視化(ブラックボックス化)されました。工作対策なのは自明ですが、クソ変更ですね。
当時は飛ぶ鳥落とす勢いで伸びまくり大記録を打ち立て続けていたBad Appleについて、先の不可視化対策が合わさってしまうことで、ユーザーにとって(動画が工作か工作じゃないか、)数字の伸びが検証しづらい状態になってしまいました。こうなってしまうと、ユーザーのヘイトがBad Appleに集まりやすくなり、動画の治安も悪くなっていきました。
そしてこの不可視化対策はBad Appleのみならず、ユーザーがランキング全体について、各動画へのめり込みにくくなってしまいました。クソ運営。
まぁ、当時は時間の経過につれ有志によってポイント計算式が検証されてくんですけどね。
経営的には、エイプリルフールに"単にコメント色が黒になるだけ"という黒字化ネタをかました後、本当に2010年5月の決算説明会において2010年度第2四半期(2010年1~3月)の黒字化を達成したということが発表されました。
もうビックリしましたね。夏野剛が来たことでこんだけ変わるんだなぁって。
そのほか(9)は現在まで続いたり続かなかったりする様々な機能が実装されました。ニコレポ、ウォッチリスト、とりあえずマイリスト、世界の新着動画、生放送のタイムシフト、カテゴリ再編、生放送アラート、ビットレート・解像度制限なし、外部プレイヤー解放、追従ヘッダ、ニコニコ静画、ニコニコ実況、ニコニコ実況、ニコニコDVD、ニコニコ電話などなど。
これらの機能変更の多くは、公式イベントである"ニコニコ大会議2009-2010全国ツアー"において、全国の各会場で順次発表されていきました。正直、めちゃくちゃ行きたかった。この頃の私は他のユーザーと同じく運営に悪態つきつつもどうしようもなくニコニコ動画が好きでハマってたし、悪ふざけをする運営をdisりながらも「一緒にニコニコ動画」を作っている感覚に酔いしれていたと思います(一番陶酔してたのは(RC2)時代)。
総合ランキングのデザイン変更は結構なユーザーが荒らぶったり世界の新着動画は「違う、そうじゃない」感がすごかった。しかし多様で攻めた新機能や改善が大会議のたびに公開されていったので、ユーザーとしては情報を追う快感と混乱もあり、大会議での歌ってみた系企画のズレっぷりやランキングに対するヘイトも合わさって、2007年2008年とはまた違うカオス状態に陥っていました。
伝説的な動画Bad Appleが無双し、ついに短期黒字化達成し、多様な機能変更により引き起こされるカオス感が凄いという点で(9)が全盛期です。
なおこの頃から動画とは別軸で、イベント関係についていい意味でも悪い意味でも妙な動きが出始めます。2009年12月22日に『浜田雅功、GACKTら出演の13時間ぶっ通しWeb生放送』という公式ニコ生があり、これが大成功に終わります。この大成功の味が、ニコニコ運営にとっておいしすぎる毒として組織内を回っていくことになります。

脱線:大会議での「magnet」がキモすぎた件

かなり脱線するけど、(9)時代では"ニコニコ大会議2009~2010 ニコニコ動画(9)全国ツアーファイナル2Days in東京"にて赤飯とピコがボカロの「magnet」を歌いました。マジでキモかったです。まず原曲にレズっ気があるのに歌ってみたで強めの腐(男同士)に塗り変えている行為がキモイ。著作人格権ギリギリだぞ。ランキングはユーザーによる応援で人気が作られるものだったのに運営のあからさまなテコ入れでランキングのバランスが崩れ、あろうことか腐女子クラスタが鎌首をもたげて妄信コメントを各動画、mixiコミュニティにまで腐をまき散らす状態に。そして運営によるテコ入れの結実として、大会議での強制お遊戯発表会。このお遊戯会を各メディアライターに強制的に見せたってマジ?これが12年後、"ミュージック超会議"において復活するわけです。本当に本当にキモかったです。ほんっと勘弁してほしい。昔のガチのキモさや黒歴史を振り払って新しい時代を作ろうとしてるミュージック超会議でマジの黒歴史を掘り起こすのはやめろ。自分が運営の偉い人だったら担当者の首絞めてるぞ。smilingといいさぁ、当時からキモがられていたものを現代に蘇らすの、(観客の大多数が)当時をリアルタイムで知らないからって、やっていいことと悪いことがあるだろ。ミュージック超会議での功罪の罪の業が深すぎるんだよ、なにがエモイだよ。ふざけんなよ。そんなに古参の尊厳を凌辱して楽しいかよ。

ニコニコ動画(9)の問題点

ニコニコ動画 祝黒字化

ニコニコ動画全盛期(原宿)説

(原宿)といえばニコニコ本社ニコファーレですね!バージョン名が(原宿)になったのも本社(という名の実態はアンテナショップ)が原宿になったのが理由です。当時本当の本社は人形町だったキモスるけど。で、ニコニコ本社とニコファーレはどちらも例のアレジャンルにネタにされまくってますね。ニコファーレのこけら落としにAKB48が呼ばれて例のアレ民の顰蹙を買う一方、一般参加可能なニコファーレ体験デーに淫夢とエア本MADが大量に流れたことでまた例のアレ民に許されました。ニコニコ本社も動画上でいっぱい爆破されました。時代は下りますが(く)~(Re)時代の頃、栗田穣崇氏は本社爆破ネタが淫夢発祥だと知らず、我が物顔で爆破ネタを擦り始めたため、私の中限定で大顰蹙を買いました。
視聴環境やサービスについて、このあとのZeroのほうが劇的に(悪い意味で)変わったんですけど、原宿時代も結構変わりました。
スタンプ、コメント数上限緩和、ニコニコアプリなどが個人的に目を引きました。
また、イベントについては、前述のニコニコ本社とニコファーレに加え、角川グループと包括的な業務提携、ホリエモン参加のニコニコミュージカル、ニコニコダンスマスター、ナマケット、ニコニコ大会議全国ツアー、ニコニコ超会議など、多くのイベントを催されました。
公式ニコ生やニコニコチャンネルについても(当時のTVではできない)攻めた企画内容の番組が提供されました。"ニコ生ナックルズ"という公式番組ではひろゆきが出演し、ヤクザやパチンコの闇などについてゲストとインタビューを交わしたりする社会派番組もありました。このころの運営は「TVを超えるぞ!」という気概をみせることも、できたんです(過去形)。しかし、(9)時代の"芸能人を呼んでの13時間生放送"の影響で、「芸能人を呼んだほうがリスクが少ないしなによりおもしろい」ということに運営が気づいてしまい、だんだんと運営がユーザー(視聴者、生主双方)のほうを見なくなっていきました。(このころは"運営がユーザーのほうを見ない"現象が表れたけど、さらにこの後に、"公式ニコ生がTVを超えようとせず、役割をアベマに渡す"現象が後々表れてくる)
多くのイベント(リアルイベントや公式ニコ生)を打つことは、当時、必ずしも歓迎された雰囲気の中で行われたものではありませんでした。現在((eR))の状況と違い、多数のユーザーからは「なんでイベントを打ったりリアルに歩み寄る必要があるんだ」と理解されませんでした。これは、当時のユーザーが愚かだったからではなく、"ニコニコ動画はシステム面でまだまだ整備すべきことや新規でやるべきことがあるのに、それをないがしろにされている"と感じたユーザーが多かったからだと個人的に思います。(ここらへん並々ならぬ思いがあるが、割愛)
(原宿)時点ではyoutubeはまだ一般ユーザーへの広告収入を開放してませんし、体感ですがプレミアム会員の動画読み込み速度もまだそれほど渋過ぎではなかったので、運営の慢心は確実にあったかと思います。(動画読み込みについては、当時から"金を払ってようやく使い物になるレベル"だと叩かれており、読み込み速度は((原宿)付近~2017年にかけてひどくなっていく一方だった。)
ただ各webメディアは敏感に状況を察知していました。原宿時代の半ばで、ニコニコ大会議が終了します。これは大会議の内容が"少しの機能追加発表+歌ってみた踊ってみたの激寒お遊戯会"という内容だったためです。当時のライターが、「あまりに寒かったのでイベントの途中で帰る記者がちらほらいた」という記事を出していました(現在該当記事は消えています)。これにはカワンゴも大会議形式に限界が来たことを自覚し、その後何を思ったかイベント系をやめるどころか超会議としてパワーアップさせてイベント事業を続けていきます。
未だユーザーからの不満(画質、読み込み速度、各バグ、荒らし対策、ランキング強化、既存機能整備、新規機能の要望)が解消されることのないまま、というかユーザーからの不満逸らしのために作られた大会議はニコニコ超会議2012をもって奇妙な化学変化を起こします。ここに来て言い知れぬカオスがリアルに顕現した…らしいです。そうなんです、私、ニコニコ超会議のうち、初年度の2012だけ行ったことないんです。一生の不覚。行けばよかった(脱線するけど、プレミアム会員制度も、時報も、ユーザーからの不満逸らしのために作られた)。
そして、ニコニコ超会議2012のイベント終了をもって、ニコニコ動画(原宿)は次バージョンへ移行することになります。
各機能変更、イベント、大会議を経て、「リアルとネットの融合」としての道を模索し、新たなステージへと進む超会議シリーズが誕生した変革の時代という点で、(原宿)が全盛期です。
また、(原宿)時代である2011年が各年動画投稿数のピークです。

データで見るボイチェビのツイートより https://twitter.com/voiceceviodata/status/1611286448824524801

ちなみにニコニコ動画内の動画文化でいうと、マジLOVE1000%OPや日常MAD、ゲーム実況のIb、膳シリーズやNyanyanyanyanyanyanya!、I'm so Happyがこの時期です。

ニコニコ動画全盛期:Zero説

Zeroは動画プレイヤー画面が劇的に変わったせいで「使いやすさZero」と呼ばれてましたね。個人的には使い勝手が変わったことについても対応できましたけど、なんにしてもプレイヤー画面を俯瞰してみるとデザインがダサイ。そしてそれ以上に、一新された動画プレイヤーに宿る思想が良くなかった。新プレイヤーは、適当な動画をザッピングして、コメントせずに流し見するのに最適な仕様になっていました。ふざけんじゃないよと。コメントが命の動画サイトなのに流し見させる=コメントする気にさせないように設計する大バカがどこにいるんだよ。
ですので、Zero以前の"(原宿)までをもって全盛期"とする意見も見られました。そういう思いを抱くユーザーさんの気持ちはよくわかります。
テーマに「原点回帰」を掲げたのも、ユーザーから見て"運営との意識がズレてるなぁ"と思う要因にもなりました(やるべきは原点回帰ではなく更なる改善と洗練だろという意見)。少し運営を擁護するなら、ユーザーから見た外側は改悪にしか見えなくても、当時の運営の内部的には新しいサーバーとかシステムを1から作ってたんだと思います。(どっかの記事で見たけど詳細忘れた)
Zeroの機能的には、ニコるが導入されました。神機能!!
導入したはいいけど例のアレ民しか使わなかったので、夏野剛氏の指示でGINZA時代に一回終了しちゃうんですよね、悲しいなぁ。
他にはNicoSound(音声データのDLサービス)、Nsen(アンケートつきの動画ストリーミングサービス)などありました。
動画内の文化だとエヴァンゲリオンがさらにわかる動画:旧、インド人類は繁栄しましたなどが人気でした。完全に体感ですが、この頃くらいにはランキングに上ってくる動画について、その内容の質が高いか、もしくはみんなで気兼ねなく盛り上がれるといったような、どこか円熟したような雰囲気がありました。ほんとうの粗削りな動画は、2009年くらいまでですかねぇ。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm18393920

…まぁ、ぶっちゃけ新プレイヤーについては不評ありまくりでユーザーが一体となって運営を叩けたという点で全盛期なんじゃないですかね(適当)。ニコニコ動画を運営できないレベルでの大炎上というほどではないし。
ああ、あとZeroが不評だったせいでZero終了までにいろんな機能や見た目がどんどん改善されていくのを目の当たりにできたのはよかったです。この頃に(βやγ以来久しぶりに)、最初から完成品を出さずに試作をとりあえずリリースして、インタラクティブにユーザーの意見を取り入れて改善するようなことが行われました。ですが、ここで中途半端なコミュニケーションと、他の要因(芸能界へのすり寄り)のせいで、いつの間にか運営がユーザーの意見を聞かなくなるんですよね。この時期がある意味分水嶺だったと、今思います。

運営がユーザーのことを聞いているようで聞いてない

カワンゴのブログで、ユーザーが半分本気で怒ってたことについて、「変更したら批判は来るもの。数字として落ちてないなら良い」として意に介さなかったのもこのくらいの時期です(参考:3つの願いとピアピア動画Zero)。正直このくらいの時期は、私も運営を批判してましたけど、どこかで運営のことを信じてた甘ちゃんでした。運営はこの時に真摯にユーザー対応しなかったことが、2017年に大炎上((く)発表会炎上)を引き起こす一因になってますね。
ほんっとに自分が甘かった。このときにもっと激怒しておけばよかった。ていうか(く)炎上する前にも運営自身が変われるタイミングあったのに、なんで変わんなかったんだよ。そうだよな、ユーザーってウザいし、芸能界見てたほうが楽しいもんな。
でも、"運営がユーザーのことを聞いているようで聞いてない"状態は今現在も続いてます。栗田氏含む運営の中では、『以前より計画していたイベントが、偶然顧客が改善提案をしたタイミングと内容が被ってしまい"自分の意見が運営に通じた"と顧客にドヤ顔(喧伝)されることを異様に嫌う』といった仕草がありました。まぁ、イベント企業というのはそういうものだと思いますが。で、そういった感情を踏まえているかどうかはわからないけど、どうあれ現状は運営の方針(ロードマップ)はユーザーに公開されてない。これが良くない。運営方針を公開しない状態で、ユーザーに運営の言うことを妄信させてクリーンな活動だけをさせるようではまたどこかで舵取りを間違えてしまう。というより、ユーザーが何も言わずひっそり離れてしまう。運営は、「(ニコニコ動画を)こういう方向へ向かわせていく」ことを共有して、ユーザーと双方向に意見を調整していくことで定着率も上げていけるし、UGCサイトとして成長すると、わたくしは思います。
…ここまで書いたけど、やはり自分の意見が運営に伝わった気がしないというのが一番大きいかな。
今の運営は、なんだかんだユーザーの言うことを聞くだけ聞いただけで、それを取り入れたと思われる仕草に欠けてますね。ブラッシュアップされた合意を形成することなく、あらかじめ運営内部で考えていたことだけを繰り返し話す。言葉がキャッチボールでなく一方通行になっている。そんな状態。
で、これはニコニコ動画側も不十分だけど、特にニコニコ生放送の生主から「運営が何をしようとしているかわからない」という批判が強くでてます、私だけの気のせいじゃないことだけは確かです。
もはや私が運営のことを信用するのはかなり最後のほうになると思うけど、その前に、運営がユーザーのことをもっと信用してほしいと思います。今できてないから。
話が滅茶苦茶逸れたけど、"運営がユーザーの意見を取り入れて改善をしていたように見える"バージョンはβ、γ、Zero、く、Reです。
その中で、Zeroは(く、Re以上に)比較的短期間でユーザーの意見を取り入れて改善を繰り返したように見える点で、Zeroが全盛期です。

ニコニコ動画全盛期:Q説

Qは「Zeroに毛の生えた程度のバージョンアップ」そう呼ばれました。
実態は、重くて使い勝手の悪かった動画プレイヤー"ZeroWatch"に対して、"Qwatch"としてひたすらシンプル・軽量化する改修が繰り返されました。シークバーにサムネイルが追加されたのは良かったです。ニコメンドという、おすすめ動画を手動で設定できる機能もありました。視聴履歴がcookieからアカウントごとの記憶に変わったりも。動画プレイヤー(Qwatch)の変更履歴については大百科参照。あとはニコニコ生放送の配信ツールが一新したこととかですかね。
ニコニコ動画文化については、紅蓮の弓矢や進撃の巨人MAD、ゆゆ式、きんいろモザイク、手書きMADの"コーラを振るだけ"、ジョジョの奇妙な冒険、艦これMAD、スローロリス(淫夢)ですかね。
ニコニコ動画のサービス全期間を通して再生マイリスいいねが最も多い超々アルパカ(2012年12月9日)が投稿されました。やったぁ!どうみても工作です、本当にありがとうございました。工作についてはnoteに超優良記事があるので参考にしてください。ニコニコ動画のランキングの歴史について。闇に触れながら振り返る

Q時代は、ニコニコで最も再生マイリスいいねが多い動画が投稿された点で全盛期です。また、そのバージョン内でどんどん改善していった動画プレイヤーとしては、Qwatchが一番ですかね?ZeroWatchかもしれないけど。

ニコニコ動画全盛期:GINZA説

GINZAは5年間もあります。長かった。
GINZAについて語りたいことや、あったことをまとめると膨大な量になるのですが、"〇〇の点で全盛期"という観点から言うと、これほど結論が出やすいバージョンはないと思います。
プレミアム会員数のピークがGINZA時代です。プレミアム会員数では間違いなくGINZAが全盛期です。

プレミアム会員数の推移

プレミアム会員は、2016年の256万人がピークで、2022年6月末では137万人にまで減少します。諸行無常です。
これだけでこの項を終えるのももったいないので、動画文化や、機能面なども少し振り返ります。
流行った動画としては幕末志士達のスマブラ64実況プレイ、ご注文はうさぎですか?、艦これMMD、たれぞうとsyamuとゆうさく、YO-KAI_Disco、SUSHI食べたい、がっこうぐらし!、おそ松さん、刀剣乱舞、スプラトゥーン、スーパーマリオメーカー、ハセカラMMD、チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!、シャルル、砂の惑星、ロキ、ナユタン星人楽曲などボカロ、このすば、Reゼロ、Undertale、BBEMYBABY、けものフレンズ、ジャガーマンシリーズ、DYNAMIC CHORD、オルガ・イツカ、新宝島、ポプテピピック、バーチャルyoutuberなどです。
ニコニコ動画内で起こった主なイベント・事件・機能として個人的に当時を振り返ります。ちゃんと振り返りたい人は大百科の”ニコニコ動画で話題になった事件・騒動の一覧"を見て下さい。まず動画プレイヤーの旧バージョン(原宿ver)が廃止、新バージョン(GINZA)へ統合されました。GINZA以前は運営が「あまりにいろいろ変わりすぎてる新プレイヤーへ強制移行させると、ユーザーがビックリするだろうから」ということで、原宿verの動画プレイヤーと(ZeroWatchから続く)QWatchの動画プレイヤーが併存してました。それが、2013年12月3日に満を持して(?)原宿プレイヤーは廃止、QWatchはGINZAへと強制移行になりました。GINZAに変わった変更点としては、動画プレイヤー画面の壁紙が変更できる、"Wall"機能が提供されました。担当者が「もっとも些細なバージョンアップ」と言ってましたね。それはいいんですが相変わらず全体レイアウトが微妙だったなぁ。あとは検索スタイルが変わりました。私個人は問題なかったんですが、ガチ切れした人がチラチラ出てましたね。その他の変更点について、気になる人はニコニコ大百科のニコニコ動画:GINZAのページを見てください。
このころはユーザーが積極的に問題点をまとめてましたね。(く)体制移行は、情熱のあるユーザーが少なくなったり、運営の更新頻度が高くなったり、ようやく長年の不満が解消されたり、ユーザーと運営が比較的友好的な雰囲気になってきたり、度重なる改善で最新のシステムの把握が困難だったりしたため、GINZA以前のように問題点がまとめられてdisられるというのはほぼ見られなくなりました。ただ、現在((eR))に至るまで多くの機能やサービスが廃止されています。ユーザーから見れば、機能廃止に対して運営が中長期的な方針を公開していない(またある面では中身が矛盾している)ため、ユーザーから見て正しく突っ込みずらいという難点があります。冷遇される界隈や大百科荒らしほか未だ解消されない問題などについて、現状が正しいかどうか、ユーザーから見て正しく判断できる状態に無いことが、私個人に未だ不安や不満が根強くくすぶっている原因のように思います。
話を戻します。

マリオメーカー問題について私見

2015年10月ごろにマリオメーカー問題が発生しました。"スーパーマリオメーカーによってニコニコ動画ランキングが占拠されてしまうことにより、ニコニコ動画の魅力が落ちる"といった主張が見受けられました。ですが、正直(仮)からニコニコ動画を見続けてて再生ランキング、マイリストランキングの始まりに出会い、メルトショックや2008年8月1日ランキング仕様変更を味わった身としては「なにを今さら」という感じです。マリオメーカー問題を問題として取り上げる張本人も、それに釣られてコメントしまくるニコニコ運営信者、アンチともども『騒ぐ価値なし』です。"マリオメーカー問題のせいで実況者が出て行ってしまった、よってマリメ問題の首謀者は悪"だと断じるユーザーについては「以前からニコニコ動画の対する不便さや運営に対するヘイトがチリツモで溜まっていて、たまたまマリメ問題で一気に噴出しただけであり、遅かれ早かれこうなっていた」と、私なら投げかけます。

ユーザーをニコニコ動画に繋ぎ止める施策をしなかった

これまでニコニコ動画は動画投稿者をニコニコ動画につなぎとめるための具体的な手段を特に講じていませんでした。当時、ふわっちなどではふわっち運営が有名配信者に専用のお手製の文面で自サイトで活動してくれるよう、メールを発信していたようです。
また、youtubeは2012年から一般ユーザーに対して広告収入を解禁するようになり、それが2014年2015年には収益化システムが日本の動画投稿者にとって無視できない魅力的な存在になっていきました。
そうやって、着実にニコニコを脅かす他サイトが成長してきたのです。
もう少し昔話をすると、現在からは考えられませんが(β)時代~2014年までは、ニコニコユーザーにとっての動画サイトは『ニコニコ動画』そのものがほぼ唯一のサイトでした。(β)~2014年はyoutubeの存在感もあまり大きくなく、(β)の頃はフォト蔵やAmeba vision、Ustreamなどの他サイトもまとめてサブ的な立ち位置でした。
youtubeは歯牙にかける存在ですらない、クソ雑魚サイトでした。
その後のニコニコ動画は2015年末には、有志のユーザーによるニコニコ動画用HTML5再生プレイヤー、ZenzaWatchが公開されたりなどしました。

真夏の夜の淫夢、クッキー☆について

あっそうそう、2015年~2016年にかけて、プレミアム会員数以外にも、あるものが全盛期を迎えました。真夏の夜の淫夢(+クッキー☆)です。2015年2016年の、ゲーム実況勢が去ってしまったニコニコ動画は淫夢がなければ生き抜くことはできなかったでしょう(※冗談でなく、誇張抜きで)。
タグ「BB先輩シリーズ」の各年投稿本数は2016年にピークを迎えています。「過去のニコニコランキングSPやデータを見る限り、淫夢全然ランクインしてねーじゃん!」という意見もありますが、当時の淫夢ジャンルはほぼ毎日新しい動画が入れ替わり立ち代わりランクインしていてどれも小粒ヒットを飛ばしていました。なにか一つの動画が大ヒットを飛ばしたという現象ではないため、当時の総再生数の上から順を見ていくのではなく、淫夢の20万再生以上の動画群をみるとその層の厚さを確認できると思います。

BB先輩アワード2022(sm41667460)より

↑ある程度淫クがわかっている人向け。狂気の一端が垣間見えます。

↑ニコニコ内のボカロ、ボイロ、東方、ゆっくり、淫夢、クッキー☆の関係がわかります。
で、最近の運営信者はよくわかんねーんですが「"ニコニコ動画は淫夢しかない"っていってる奴は最近のニコ動を見てない。その言説は否定する」って言ってるんですけど、そもそもここ最近(2023年1月)、"ニコニコ動画は淫夢しかない"って言ってる奴居る?ウチの観測範囲にはいないなぁ…しかも最近の淫夢ってだいぶ衰退してるし、運営信者は何と戦ってるんだ…マジで。

けものフレンズと(く)発表会

2017年にはけものフレンズが特大ヒットを飛ばします。ニコニコチャンネル(公式アニメ)の1話(無料)が現時点で1470万再生、2話(単話有料)がニコニコチャンネルでは23万再生、dアニメストアニコニコ支店(有料サブスク)では4万7千再生。公式アニメの再生数や有料動画の再生数の視点でいうと、これもGINZAが全盛期と言っても良いと思います。
そして2017年11月28日、ニコニコ動画(く)新サービス発表会が大炎上します。ニコニコ史上最大の炎上だからGINZAが全盛期だな!ヨシ!
大炎上のあとは比較的速やかに非ログイン化、回線増強が行われました。
いやほんと、改善の準備が来てたのはいいんだけど、大炎上してなかったらほんとに開放してたのかよって邪推するくらいには信用なくしたよな。
しかしこの大炎上を見てないのに「ニコニコアンチは許せねぇ」とか言ってる信者マジで頭おかしいよ。なんでちゃんとニコニコを追ってたユーザーがdisられて発表会すら見てないようなハンパな信者が運営と馴れ合ってキャッキャウフフなんだよ、もう堕ちつづけるしかないだろそんな界隈。
俺リアルタイムで発表会見ててリアルで涙流れたぞ。

大炎上の直後は、2017年12月1日にはキズナアイが"海獣先輩"を野獣先輩と読み間違えた動画が、ホモの力で大伸びに伸びます。バーチャルyoutuberブームです。
2017年12月12日には「動画と生放送サービスに対する意見交換会」が行われ、栗田穣崇氏や鈴木圭一氏、百花繚乱が登壇し、ユーザーから意見をつつましーく聞いていました。このときの謙虚さ、帰ってこないかなぁ…なんか、たまに煽るじゃん、くりちゃん。そんな姿見たくないんだよなぁ。
そんなこんなで2018年6月27日にGINZAが終わり、(く)へ突入します。

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ニコニコ動画全盛期(く)説

GINZA時代を書きすぎたので記事を巻いていきます。
(く)に流行った動画は敗北者、実写遊戯王(タンクトップ小隊)、鬼滅の刃、お願いマッスル、まちカドまぞく、ファイナルソード、たべるんご、partyparrotなどでした。
機能的にはN Airリリース、ランキングの「カテゴリ」が「ジャンル」に、ニコる復活、ギフトなど…niconico(く)の記事をみればだいたいはわかります。
ニコニコ(Re)の記事内でも(く)時代の改修に言及してます。つか(Re)の記事、(Re)になる以前のことしか書かれてない。
結構改善は入ったんですけど、本当に本当にやること山積みで…ほんとによく今までこれらを放っておいたよな~って感想ですね…
(く)時代は、後の時代と比較して、とにかく動画サイトとしての体裁を整えるために(堅実に改善しなければならない)それまでの不満点や批判を受けた点を直していく作業が主でした。今までにない新しい機能追加は、後の時代に後回しにしていった印象です。
運営が炎上を反省して「いままで積もり積もってた不満点を整理し、着実に改善へつなげていった」という点で(く)全盛期だと思います。
2020年6月から、一応旗艦番組である週刊ニコニコインフォもスタートしましたし。
とある時点で、"その年1年間の改善点をまとめた1枚画像"をニコニコインフォに上げて報告したのはすごくよかったです。改善の跡が見れて良いし、誠実さも感じられるし、感動しました。でも、今後の改善スケジュールなど、改善のロードマップは欲しいですね…今でも全然公開されないなぁ…

ニコニコ動画全盛期(Re)説

ニコニコ動画っていろんなサービスや機能を終了させていったんですよね。
動画削除跡地を削除(2021年3月15日)とか、マイメモリーを削除(2021年3月15日)とか!!はァ~。公式ニコ生では攻めた新企画番組がなくなっちゃって、将棋の電王戦もなくなったし(2017年11月が最後)。今度ゲームアツマールが2023年6月に終了するし。
とりあえず動画削除跡地削除とマイメモリー削除は(運営がいうには)苦渋の決断とはいえ、その後のコメントを盛り上げる施策がないことから、運営のコメント軽視の姿勢が見えます。コメントAI判定は良くやれてるとは思いますが。
ちなみに過去のニコニコ動画のサービスはこの記事(ニコニコのサービス一覧)で確認できます。大百科民ってすごい!
(Re)時代の機能変更をニコニコ大百科で追うのは(現時点で)コツが必要です。当時のリアルタイム更新を体感する分にはニコニコインフォを見てれば用は成せたんですが、現在から(Re)時代の機能変更を一目で追うのは、何が一番わかりやすいですかね?ニコニコインフォの"その年1年間の改善点をまとめた1枚画像"かなぁ(今探したけど見つかんねぇ…)
(Re)時代の主な機能変更はニコニコビジョン、ニコニ貢献(ニコニ広告+ギフト統合)、ライブ公開、クリエイターサポートとかですかね。Nicoboxもボカコレアプリに改名しました。

(Re)に流行った動画はテレキャスタービーボーイ、うっせぇわ、アップロードに10年かかった動画(タグ)、マーシャルマキシマイザー、ふにんがす、ラグトレイン、ウマ娘season2、SUSURU TV、ラグトレイン、閃光のハサウェイ、ぼっち・ざ・ろっく!、おとわっか、ロマンスの神様、Let's Go!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!、おしゃべりひろゆき、哀叫(冬の花)、米津玄師交通事故シリーズ、AI拓也などです。こうしてみると音MADは結構流行りましたねぇ!
特におとわっかが凄かった。すごすぎてそれ以前の2022年上半期は何が流行ったか(私が)覚えてないほどです。おとわっかの伸びがあまりにもすごいので一瞬歴代最高の伸びかと思ったんですが、ニコニコ大百科によると投稿日~300万までの伸びが歴代9位、200万~300万までの伸びが歴代11位みたいです。それでもすごいなぁ。
ちなみに私が求めてるニコニコ動画の姿は、おとわっかほどの再生は求めてないけどおとわっか並みのコメントの勢い、コメント(リスト)の回転(循環)を求めてます。ランキング上位に来るような動画にはすべて、コメントが表示上限まで溜まってほしい。それが望む最低ライン。
(Re)時代はボカロジャンルがある面で全盛期と言えそうです。
ボカロの年内ミリオン達成本数では、2021年((Re)時代)の12本が最多(2007年~2021年集計)になります。なお、投稿後1年以内ミリオン達成本数では2018年の22本が最多(2021年末集計)で、GINZAないし(く)時代になります。集計期間を全期間にした場合のミリオン達成本数最多は2019年の91本で、(く)になります。この記事で軽く羅列しました。

芋男爵のツイートより https://twitter.com/vocal_oimo/status/1475750277840273410

2022年5月には「ゆっくり茶番劇」騒動があり、運営が"ゆっくり実況"を守る宣言と対応がなされました。これはインターネット界隈ではかなりニコニコ動画運営の評判を上げました。個人的には2022年当時のニコニコ内のゆっくり実況界隈がちゃんと稼げている規模なのかわかってないし、少し前からyoutubeがゆっくり音声での収益化剥奪が進行してるし、漁夫の利というか、"棚から落ちたぼた餅を地面に落とさずに済んだけど、それを食べ物として食べれるかどうかはわからない"という感じかなぁ…今後のニコニコ動画という土壌で、ゆっくり実況が育ってそれが続くような環境かというと、かなり微妙です。
あ、あとは邪神ちゃんドロップキックXで、公式アニメがMAD動画化を公式的に認めましたね。かなりうれしいです。ここから他アニメにも波及してほしいなぁ。現時点でこの現象は波及しないと思いますが、MAD作者たちの可能性が広がる、良い企画だったと思います。
2022年6月19日に自分でうpした動画に自分でコメントしまくってみるが1億コメントを達成しました。たまげたなぁ。

あとミュージック超会議もあったね!

そのイベント内の、超パーティ2022な。「"ニコニコ"の接頭語を外したからには一層の飛躍を狙って外部からいろんな要素を取り入れるのかなって思って見てみたら、実際その通りだったけど、モサッとしててニコニコの相変わらずのダサさが見えたクソだったな。「たしかに言った通りに作ったけど、(相変わらず)違う」ハンターxハンターのハンター試験で出てきた"スシ"だった。Adoちゃんは良さげ(見てない)で、ビートまりおは実際良かったけど。ゆゆうたもまぁまぁ。ファンから見て、ニコニコの看板下して帰属意識取り外させたように見えて中身は帰属意識ないととても見てられない様相で最後に新バージョン名発表と「ニコニコ動画をよろしくお願いします」締めとか悪すぎる意味で感情ぐちゃぐちゃというかズタボロだよ。これからもニコニコ動画をちゃんと追おうとしたらこのイベントに付き合わなきゃいけないの?"ニコニコ"の接頭語を外して何を大事にしてるんだよ。外したなら外したなりの作り方と質を底上げしろよ。初見さんと"ニコニコ"が好きな人が惑わされてるだろ。でもいいんだよ、運営が作るのってこんなもんだし、歌好きな奴らが集まって作ったサイト(ニコ動)とイベント(ミュージック超会議、超パーティ2022)なんだから。作っただけすごいよ。ホント、かなりの才能も実行力もあると思う。進行(やその他)が決定的にプロ意識に欠けてるだけ。そりゃプロ集団じゃないし、当たり前。でも、当然閉じたコンテンツ感があるというか、プロとアマの間だなぁって。技術的な意味合いじゃなくて、意識だったり、進行だったり企画だったり。情熱だけは他のあらゆる娯楽よりぶっちぎりで盛り上がってほしかったけど変に自制するし変に文脈混ぜるし。"ニコニコ"が入ってないんだからyoutubeネタだってtiktokネタだってふんだんに入れていいんだよ!!なんでそこ自制するの!!!!作り方、だよなぁ(ビートまりおは良かった)。Adoちゃんのセットリスト、よかったね。Adoちゃんパートは本物の愛がないと作れない。他の人のパートはさ、やっぱ、自分や自分の周りだけが盛り上がってればいいというか、ニコニコやイベント全体のこと考えてないんだよね。だから最後の締めで"ニコニコ"を出して『これからもニコニコをよろしくお願いします』と出た時に、「こんな、自分自身と近しい周囲のことしか考えてない奴らと一緒にニコ動を作るの?」って白ける。これは、個性あるアーティストをまとめ上げる運営(企画、進行)が未熟なんだと思う。個人的にはmagnetみたいな激クソを混ぜ続けるようなら金輪際超パーティやらないでほしいけど、「やめろ」って言って締めたら運営絶対続けるから、"このまま激寒お遊戯を続けるか、もっと質を底上げしてほしいな!微妙だね!!"長くなってしまった…

ニコニコチャンネルの月額有料会員数がピーク

言い忘れてました!ニコニコ動画(Re)はニコニコチャンネルの月額有料会員数がピーク(全盛期)です。2020年9月30日以降月額有料会員数が頭打ちになっています。

ニコニコチャンネル月額有料会員数

ニコニコ動画全盛期(eR)説

「ユーザー全員が主役(~する人、~er)、」という想いが込められ、2022年12月12日に(Re)から(eR)に替わって以降、一カ月が経ちました。
「俺たちの全盛期はこれからだ!」って言うだけならタダでコストもかからないんですが、年毎の総再生数はだんだん減ってきています。

データで見るボイチェビのツイートより https://twitter.com/voiceceviodata/status/1611286448824524801

「まずはボカロから盛り上げていく」と言ってた栗田氏の方針は、その目標はある程度クリアしたんですが、そこから先へつながる「ニコニコ全体を盛り上げる」形は全然見えてこないな、という感触です。

本当に個人的な愚痴なんですが、
正直なところ、(く)と(Re)の改善によって不満がなくなったからdisりが減ったというよりは、改善によって(または改善しても間に合わず)ユーザー達のニコニコ動画自体への興味がなくなりつつある状況なのかなと思います。
私のニコニコ動画に対する期待がとんでもなく高いというのは自覚あるんですが、ニコニコ動画はちゃんとやることやってればめちゃくちゃに底抜けに面白いサイトに復活するんだと、(2022年までは)思ってました。うーん、でも、ちょっと無理ですね。
ときおり、自分自身もニコニコ動画に対する興味が薄れる瞬間があるのがおそろしいです。ここから復活する方法、あるにはあると思うんですけど、開発のことよくわかってない自分が言っても乱文に過ぎると思うので、別の記事で書きます。

(eR)になってからニコニコ動画で面白い動画あったかな?
公式アニメの水星の魔女、ぼっち・ざ・ろっく!、(個人的に)アキバ冥途戦争が良かったですね。個人的にテイキョウ・ヘイセィ・ダイガクはReじゃなくeRに伸びた動画で、tiktokのおかげという印象。うーん、あとはやっぱぼっち・ざ・ろっく!のMADかなぁ。
そうそう、(Re)~(eR)くらいから、音MAD界隈が盛り上がってるように思います。2023年1月1日にユーザー生放送で「音MAD作者格付けチェック! 2023お正月スペシャル(lv339734688)」と2023年1月7日「音MAD☆正解は一年後(lv339859859)」が盛り上がりました。
もしかしたら(eR)は音MADの新規投稿数(体感)という意味で全盛期かもしれません。(個人的にはもっと再生コメントマイリスいいねが欲しい)

ニコニコ超検索を用いた"音MAD"キーワード検索時のヒット件数推移https://erutufnab.hatenablog.com/entry/2021/12/05/180000  より

参考:見たい音MADを見逃さないようにするにはどうしたらいいのか考えてみよう(9つのサボテンが喋った)

〈参考〉
音MAD10選提出者数の推移(だいたい、提出は音MAD作者のみが可能)
2019年 199人
2020年 221人
2021年 237人
2022年 308人

Bymnet1845 a.k.a. イケダのツイートより https://twitter.com/Bymnet1845/status/1613626268989390849 

年毎投稿数が増えているのに年毎再生数が伸びないというのは信心が足らんということですか?悲しいなぁ…
(eR)は、機能面ではランキング画面からランキングの連続再生ができるようになったのはうれしかったです。あとはニコニコミュニティの見た目が変更、ガレージの見た目が変更などしました。この機能変更たち、どこかにまとめられてないかな。一目で確認したい。
以上です!以下、まとめます。

まとめ

(仮):すべての原点、ひろゆきも合流して潜在能力的にも、可能性的にも無限の広がりがあるので全盛期
(β):ユーザー増加の勢いがヤバすぎたという意味で全盛期
(γ):サービス開始初日の民度の良さとタグ機能とマイリスト機能、マイリストランキングが実装され更なるランキング過熱を引き起こした点において全盛期
(RC):プレミアム会員制度が始まり、多数のメドレーが生まれ、初音ミクなど魅力的なキャラクターが多数生まれ出でたという点において全盛期
(RC2):運営がコメント機能に対して一番誠実に対応していた点で全盛期
(SP1):ニコニコ動画全体で投稿されたデイリーコメント数が過去最高である点において全盛期
(夏):運営がコンプライアンス的にまっとうな道を本格的に歩み始めたという点で全盛期
(秋):ある意味一番ニコニコ動画が崩壊し尽くしていたという点で全盛期
(冬):運営が最初から最後までサービス期間やオペレーションを支配できていたという点で全盛期
(ββ):ニコニコ生放送の全盛期
(9):伝説的な動画Bad Appleが無双し、ついに短期黒字化達成し、多様な機能変更により引き起こされるカオス感が凄いという点で全盛期
(原宿):各機能変更、イベント、大会議、超会議が始動し、各年動画投稿数のピーク(2011年)という点で全盛期
Zero:ユーザーが一体となって運営を叩けたという点で全盛期
Q:そのバージョン内で動画プレイヤーがどんどん改善されていった、ニコニコで最も再生マイリスいいねが多い動画が投稿された点で全盛期
GINZA:プレミアム会員数のピーク、真夏の夜の淫夢、クッキー☆、公式アニメ(けものフレンズ)、(く)大炎上、Vtuberブームで全盛期
(く):いままで積もり積もってた不満点を整理し、着実に改善へつなげていったという点で全盛期
(Re):ボカロの年内ミリオン達成本数最多、ニコニコチャンネルの月額有料会員数が頭打ち(全盛期)
(eR):音MADの新規投稿数(体感)で全盛期(かも)
個人の所感:自分の中の広い意味でのニコニコ動画の全盛期は(夏)(2008年7月31日)まで。一番盛り上がっていたバージョンは(β)。「まぁそれでも2014年くらいまで良かったかなぁ」

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