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学生時代には気付けなかったけど「1人」でいる時間の大切さに気づいた話。

皆さんこんばんは。Beeです。

最近、「おひとり様」という言葉をよく耳にしますが、皆さんは1人で行動したり、1人で過ごすのは得意ですか?

私はというと、もともと1人でいるのが苦手でした。学生時代なんて、トイレに行くのさえ友達を誘うタイプで、いわゆる「連れション」が当たり前。
学校や会社といった集団の中で生活していると、1人でいることに不安を感じる場面が多かったです。「1人でいると周りから浮いてしまうんじゃないか」「村八分にされるんじゃないか」と、どこか怯えていたんですよね。

特に学生時代は、そのコミュニティが世界のすべてのように思えて、孤立を恐れて必死に人とつながろうとしていました。振り返れば、そんな努力をしていた自分が少し懐かしくも感じます。


自分らしくいることが難しかった学生時代


少し私の経験をお話しします。
私は小学校時代、周りにハーフや黒人の子がいなかったためか、「他と違う存在」として扱われることが多く、からかわれることもありました。1人でいる時間も多かったけれど、それでも人と関わりたい気持ちが強くて、友達を作ろうといろいろな人に声をかけていました。

中学生になると、「自分をなめられたくない!」という思いから、人気者グループに入ろうと必死に努力しました。いわゆる「スクールカーストの上位」に見られる子たちと一緒に過ごそうと頑張りましたが、正直、全然合わなくて。結局無理がたたって不登校に……。今思えば、無理をして人に合わせるのはやっぱり疲れるんですよね。

その後、美容学校に進学しても、周りに馴染もうと必死になっていました。だけど、どんなに頑張って友達を作ったり場を盛り上げたりしても、自分に合わない環境では疲れるだけ。楽しくないし、息苦しささえ感じていました。

1人の時間がもたらす気づき


そんな私が変わったのは社会人になってから。
平日休みで友達や家族と予定が合わないことが多く、自然と1人で行動する機会が増えました。ショッピングや映画、静かな喫茶店での読書……1人で過ごす時間を楽しむようになり、頭もスッキリ。自分自身と向き合う時間が増えたおかげで、「本当に好きなもの」「嫌いなこと」がはっきり分かるようになりました。

その時、ようやく気づいたんです。
私が嫌だったのは、「1人でいること」じゃなくて、「孤独でいること」だったんだ、と。そして、「独り」ではなく「1人」の時間を大切にすることが、心のバランスを取るカギなんだ、と。

1人の時間がもたらす豊かさ


さらに気づいたのは、1人でいる時間を持つことで、集団の中での自分も豊かになるということです。
1人でいる時間に、自分自身と向き合ったり、自分の好きなことに集中したりすることで、心が満たされる。すると、友達や家族と過ごす時間にも余裕が生まれ、自然と他人に優しくなれるし、楽しい会話や交流が増えるんです。

たとえば、1人で読んだ本の内容を友達と話して盛り上がったり、自分の趣味について話すことで新しい仲間ができたり。1人の時間が充実していると、自分に自信が持てるようになり、集団の中での居心地も良くなるのを感じました。

1人の時間を楽しむという選択


今ではむしろ、1人で過ごす時間が大好きです。全部自分のペースで決められるし、気楽に過ごせる。たまには独り言を言ったり、自分自身と対話したりして、心の中を整理しています。

1人の時間を大切にするようになってから、友達や集団と過ごすときも、自分らしくいられるようになりました。「自分らしさ」を知るには、自分だけの時間が必要なんだと実感しています。

「1人」をポジティブに捉えるために


もし今、「1人でいるのがつらい」と感じている方がいたら、その世界が案外狭いものかもしれない、と伝えたいです。
自分に合う環境や趣味を見つけることで、1人でいることもラクになるはずです。ネットや趣味のコミュニティで新しいつながりを探すのも良い方法です。

1人の時間は、あなたの心を豊かにし、集団での時間もより楽しいものに変えてくれる。そう思えば、1人でいる時間もきっと愛おしいものに感じられるはずです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
あなたにとって、明日が少しでも息をしやすい日になりますように。

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