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「子どもを真ん中に」こども園をつくる仕事をしています。vol.30

この仕事にたずさわるようになって初めて聞いた表現がこの「子どもを真ん中に」という表現。
幼児教育や保育をする中で大事にされている言葉のひとつのようです。

考えてみたら当たり前なんですけど、ついつい先生の事情とか、保護者の事情とか、役所の事情があって、「あれ?真ん中にいるはずの子どものこと考えられてるっけ?」ということがありますね。
結構大事な問いだと思っています。

0〜5歳の幼児期は、発達段階として子ども自身が思いを言語化し切れないことが多いので、何がその子にとって最善かは保護者や先生など、周りの人がケアしないといけない。

基本的に、気持ちよくのびのび遊んで過ごして、遊びの中や友達関係の中で学んでおっきくなってね、ということなんですが、今は子どもたちも、保護者の方も、地域の方も、考え方や行動特性など含めて多様なので、折り合いをつけるのが難しいこともあるようです。

施設整備担当としては、価値の提供相手である子どもたちや保護者について、今の子どもたちはもちろん、10年後20年後、もっと先の子どもたちのことも考えて整備をする必要があります。

言うてこども園もハコモノなので、やみくもに作ると後々の維持管理コストも大変なことに。
少子化して人口減る中でヨシいけ!あちこちにバンバン作れ、なんてことができるわけもなく、それなりの計画を立てないといけない。

今の園舎たちは、建ててからだいたい30〜50年くらい経過してて、水まわりや配管配線だったり、壁とか床とか天井とかもそれなりに老朽化。
できれば早めに綺麗に改修したり新築して気持ちよく過ごしてもらいたい。

でも工事中は、工事車両の出入りとか、音とか振動とか、その園の園児さんだけじゃなく近くの学校に通学する生徒さん含めて心配かけてしまう。
近隣の方ももちろん。
安全確保は大前提だし。

そうこう考えた上でもっかい、子どもを真ん中に…と行ったり来たりして前へ進めております。(^^)

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