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「いわゆる発達障害について」 こども園をつくる仕事をしています。vol.37

公立幼稚園・保育園をこども園にしたり、公立園を法人移管したりするのが私のミッションです。

何年までに何園、という数値目標的なものはないのですが、市の方針があり担当のミッションに落とし込まれてる感じです。
担当として、地域や保護者の方々からある程度のご理解をいただいたら、こども園を整備する、みたいなことをしています。

その中で、保護者の方々や、法人移管する時の法人の審査会でかなり多くのご質問やご要望を受けるのがいわゆる「発達障害」や、特性があって支援が必要なお子さんへの対応についてです。

余談かもしれませんが、個人的には「発達障害」という言葉が気に入らないですね。
いろんなことは「特性」であって、なにかが欠けているというイメージの「障害」という言葉が不適当だと思います。
目が悪いことを「視力障害」と呼ばずに「目が悪い」と言うように、「◯◯するのが結構苦手」とかでいいような気がしています。(いつもモヤモヤする)
行政的にははっきり線を引かないといけないところはあるかもしれないけど、人間の特性はグラデーションなので、パキッとあっち側とこっち側を分けてしまうのは違うんじゃないかな?って思います。

とはいえ、いわゆる発達障害の診断を受けているお子さんや、診断は受けていないけど特性を持ったお子さんがおられて、そのお子さんの保護者の方々が、不安を感じられ、ご質問やご要望をお伺いすることがあります。

ご質問、ご要望にひとつひとつ、できるだけ分かりやすく丁寧にお答えしているつもりですが、制度や仕組みが分かりにくかったり、こちらが勉強不足だったりして期待されているような回答になっていないようなこともあると思います。

当事者の方々がどんなことに困っているか、悩んでいるか、質問している言葉とその言葉の背景にどんな気持ちがあるのかをよーく考えておかないと、検討違いの回答になってしまうことや、質問された方を傷つけることもあると思っています。
(正直しゃべるの怖い)
思ってることを話せない人もおられますしね。

いろいろ本を読んだりネット記事を読んだりもしますが、今のところ当事者の方々の声やご意見を聞いて学んでいるのがvoicyの「発達障害児子育てラジオ 虹色の朝陽」さんのチャンネル。
https://voicy.jp/channel/1313

聞いたからって全部分かるようになるわけでもないけど、ああそんな風に感じることがあるんだ、こういう言葉がけは相手を傷つけることになるんだってことや、園にはこうしてほしいと思ってることなどを学ぶことができます。

市がやる説明会じゃ、周りにお友達もおられるしなかなか聞きにくいこともあるでしょう。
説明会に来られる方はママが多いので、私みたいなパパが分かったような口をきいたらそれだけで腹立たしいと感じる方もおられるでしょう。(ぐふっ…)

とりあえず、学びの機会があることに感謝しつつ、知ったかぶりにならないように、きちんと対話をすることを心がけます。

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