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OpenAIの進化形「o1 Preview」を体感!双方向チャットで創造性を刺激するAIへ


「OpenAI o1 Preview」、皆さんはもう試しましたか?
「どこが進化したのかわからない」という声もちらほら聞こえてきますが、私はGoogle Apps Scriptで試してみたところ、その進化に驚愕しました。

スクリプト生成能力自体は、確かに以前のChatGPTから大きく変わっていない印象です。生成されるコードは正確で、実用レベルに達しています。

しかし、私が本当に感動したのは、ChatGPTが一方通行のコミュニケーションから脱却し、提案型へと進化した点です。

従来のChatGPTは、あくまでユーザーの指示に従って回答を生成するだけの存在でした。しかしo1は違います。例えば、私がGoogle Apps Scriptで特定の機能を実装しようとしたときのこと。o1はコードを生成するだけでなく、「このような機能は必要ありませんか?」「この部分にこんな機能を追加したら、もっと便利になるかもしれません」といった提案をしてくれたのです。

これはまさに、推論能力が格段に向上した証と言えるでしょう。「推論能力が高い」と噂されていましたが、まさにその通りだと実感しました。

一般的な質問に対しては、従来のChatGPTと大きな違いを感じないかもしれません。しかし、少し専門的な分野や複雑なタスクに取り組む際に、o1の提案能力は大きな力を発揮するでしょう。

これは、ChatGPT4と比べても格段の進化です。o1は、単なる情報提供ツールではなく、共に考え、創造するパートナーへと進化を遂げていると言えるでしょう。

まだo1Previewを試していない方は、ぜひ一度その進化を体感してみてください。きっと、AIとのコミュニケーションの新たな可能性に驚くはずです。

最後に、o1を活用する上でのポイントをいくつか紹介します。

  • シンプルなプロンプトが最適: OpenAI o1では、シンプルで直接的なプロンプトが推奨されています。複雑な指示や詳細な説明は避け、簡潔に指示を与えることでモデルの性能を最大限に引き出せます。

  • プロンプトテクニックについて

    • 従来のAIへの指示方法が、o1では効果がない場合がある

      • 今までのAIでは、指示の際に「例」を見せたり、「思考の手順」を細かく書く方法が有効でした。

      • しかし、o1は自分で高度な推論ができるので、これらの方法はむしろ邪魔になることがあります。

  • 区切り記号について

    • 指示を明確にするために、記号を活用しましょう

      • o1に指示を出す際、複数の内容を伝える場合は「"""」やXMLタグのような記号を使って区切ると、o1が理解しやすくなります。

      • 例えば、「"""翻訳してほしい文章"""」や「<要約>要約してほしい文章</要約>」のように使うと、どの部分を翻訳/要約すればいいのかが明確になります。

制限事項について

  • o1はまだ開発中の段階で、使えない機能もあります

    • o1は現在テスト段階であり、画像作成やインターネット閲覧などの機能はまだ使えません。

    • また、指示を送れる回数にも制限があります (o1-previewは週30回、o1-miniは週50回まで)。

o1は、まだまだ進化の途上にあるAIです。しかし、その潜在能力は計り知れません。私たちユーザーが積極的に活用し、フィードバックすることで、o1はさらに進化していくでしょう。

さあ、OpenAI o1と共に、新しい創造の世界を切り開きましょう!

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