別宮四郎
今昔落書きまとめ
こちらのアカウントとは別に作ったアカウントがあるのですが、そちらで作品を最初に投稿することにしました。後々こちらへ転載、そしてtumblr、ブログ、という流れです。ここは基本静かにやっていきますので、よろしくお願いします。
Web小説を横書きでアップするとき、割と気にするところが改行の量。少ないと息が詰まるし、スカスカな空白行だらけだと内容が薄まって感じる。ずっとほどよい分量を模索してるけど、未だつかめず。だから手を加えるのが面白いんだけど。
小説のリライトをしていると至らない部分が見えてくるけど、それに気づくだけの成長をしたのだと思うことでモヤが晴れる。さて、作業作業。
雨が好きなのは私だけだと思っていました。 閉じられた世界で自分だけが湿気を好むのだと思っていました。 夜が好きなのは私だけだと思っていました。 真っ暗な世界で自分だけが光から逃げているのだと思っていました。 自分だけが 自分だけが、そんな、引きこもった精神を抱えたままでいるのだと思っていました。 「……こんばんは」 私は、男性に声をかけます。 「……こんばんは」 私は、彼が死に続けている様を見るまでは、自分だけが不幸なのだと信じ切っていました。
荒木飛呂彦先生の『魔少年ビーティー』にこんな余談が載っているんだけど、これは似てる。「お金は昔、貝殻などで、その貝殻に価値があると思い込ませた始めの人間は詐欺師みたいなもんだよね」って話。価値は生み出すもので、詐欺師でないにせよ、その価値を信じさせたもの勝ちなんだと思う。
実際のところ、絵が上手い人は20枚ぐらい描き溜めて最低でも一括500円ぐらいで売ってもいいと思うし、文章が達者な人なら長さに応じて2000字につき100円+αぐらいでもいいと思う。(ただの一例だけど) 無料で公開することに美学を持つ人とは何人も会ってきたけど、もったいないよなあ。
日本人の「これはすごいものなんだけど、わかる人だけわかってくれたらいいや」気質が、noteの無料公開とミラクルマッチして、「すごいのに無料」という異常事態を生んでる気がする。
リメイクした小説をアップしましたー。課金部分はあとがき・キャラクタ紹介です。本編はそのまま読めますので、ぜひぜひお読みくださいね。
僕は生まれたそばから父親を亡くしている。セントジョーンズ病院の分娩室で彼は絶命した。 僕はと言うと、その右手で貫いた父の胸から噴き出す血なんかには目もくれず泣きわめいていた。誰もがぼくを忌避する目で見ていたと思う。看護師は僕を思わず取り落としたが、僕は怪我ひとつしなかったという。 母、そして双子の弟とはそれから会っていない。記憶にないのだから、会ったこともないのかもしれない。 物覚えがつく頃には、ぼくは自分がスーパーヒーローのアカデミーにいることを知った。 く
来週中に昔書いた小説をリライトして出していきますー。小説の方も頑張るぞー。