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【映画】ビバリウムの話。

どうも。BECKです。

「ビバリウム」という映画をご存じだろうか。
※ネタバレあり

新居を探すトムとジェマという若いカップルが、不気味な不動産屋から、同じ家が立ち並ぶ住宅街『Yonder』を紹介される。
内見をして帰ろうとしたところ、案内をしていた不動産屋が消える。
車を走らせ帰ろうとするも、なんど試しても同じ場所に戻ってきてしまう。
仕方なく、その家に暮らすことにした2人のもとに、知らない赤ん坊がダンボールで届けられ・・・。
という、あらすじのサイコロジカルサスペンスだ。

毎日、砂嵐のような映像が映るテレビをじっと見続け、気に入らないことがあると、奇声を発し続ける子供。
耐え難い生活に段々とすれ違っていくトムとジェマ。

意思疎通の取れない子供を何とか育てようとするジェマ。
家の庭を掘り続けることで、脱出できると信じて、憑りつかれたように庭を掘り続けるトム。

最後はトムとジェマは死んでしまい、大人に成長した子供は、一人で『Yonder』から脱出する。
向かった先は、冒頭の不動産屋。
不動産屋の案内人は死んでおり、その案内人と入れ替わり、新たに不動産屋を経営していく。
また新たな『Yonder』への客を待ち受けるのだ。

「VIVARIUM」とは自然の生態系を模して作られた動植物飼育場という意味だ。

『Yonder』は人間の飼育場なのだ。

97分間の映画なので、サクッと観れる。
だが、ものすごい起承転結の起伏がある感じでもないので、合わない人が見たら97分間でも退屈かもしれない。

ジワジワと不気味な映画をサクッと観たい人にはオススメの作品だ。

どうぞよろしく。


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BECK
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