あきらめたらそこから試合が始まる
あきらめたらそこで試合終了ですよ
『スラムダンク』の、あまりにも有名なセリフだ。
このことばが名セリフたり得るのは、あきらめたいと思うことが日々にはたくさん、たくさんあるからだ。
がんばっても変わらないこと。自分の力が及ばないこと。どうしたって、そういうことはある。
私は意志が軟弱なので、「いや、無理」「意味ない」とすぐに思ってしまう。自分の力や周りを取り囲む現実を見て、この辺までかな、これ以上はさすがに無理だな、と線引きをする。努力は報われないこともある、と思っている。
その上で、考える。あきらめたらそこで試合終了なんだろうか。
バスケのような短期決戦じゃない限り、むしろ、あきらめてからが試合の始まりなんじゃないだろうか。
試されるのは、あきらめた後だ。一度あきらめたあとで、それでもやるのか、やめるのか、のところだと思うのだ。
一度あきらめを挟んで、それでもやっぱり、と立ち上がった人はめちゃめちゃ強い。周りを見ていて、本当にそう思う。
そして、どこかで「こんなことどうせ意味ない」と冷静でありながらも、それでも目の前のことに一生懸命になれる人が好きだなあと思う。私もそうありたい。あきらめたからといって、無駄に達観したり誰かを評論し始めたりはしたくない。
誰もがそんなにがんばり続けられるわけじゃないから、途中でやめて放り投げたっていいと私は思う。一度あきらめを挟んで、どーんと落ち込んで、その後のことはまた考える、でいいと思う。
あきらめたからといって、そこで試合は終わらない。よくも悪くも、そういうものだよなあ、と思っている。おやすみなさい。
あしたもいい日になりますように!