「あたたかな欠片9〜will〜」
いつだったか、私は大人にはなっていた。
20代後半か30歳は過ぎていたのだろうか、、、実家に帰るとたまに押し入れの整理整頓をしていた。
その中で小さな子供の頃の分厚いアルバムが並んでいる棚をみては
重たいのに引っ張り出してきて、一人懐かしい時間を過ごしていた。
その時、ある原稿用紙のノート版のようなものを見つけた。
ずっとここにあったのか全く気づきもしなかったけど、ノートを開いてみた。
父が私たちにあてた手紙のような日記のような文面だった。
自分の生まれた時の話を書いていた。
そこには
私(父)は海を渡って中国の上海で生まれたらしい。と書いてあった。
海を渡って日本に帰ってきたらしい。と。
そこからの話は、日記が1,2ページで終わっていたので結局よくわからなかった。
でも、その時の私は
父は九州で生まれたとばかり思っていたので、
私たち(子供たち)に向けて何か物語でもかこうとしていたのかなと本気で受け取ってはいなかった。
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ある人の人生のキロク。
断片的だけど、少しずつ載せていこう。
かけらをあわせて
パズルを完成させる日はいつになる?
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