私は子どもの頃
大人になれば自動的に
綺麗な文字が書けるようになる
力持ちになる
勉強ができるようになる
食べ物の好き嫌いがなくなる
好きなことでご飯が食べられるようになる
なんでも自由に選択できるようになる
そう思っていました。
でも違いました。
すべて、自分がそう在りたいと思い
その方向へ進む意思を持ち
その環境を作っていかなければ
そうなることはできないのです。
人はみんなそれぞれに持つ個性があり
得意なことを持っています。
そこを生かしている人が幸せに成功している、と。
ただなんとなく生きてきてしまった私は
大人になって気づきました。
文字の読み書きや、簡単な計算が
できるようになっておくことは
一生使えることなので便利ですが
それ以外のsinθ,cosθ,tanθとか
私には全く興味がわかず
これを知らないからといって
自分の生活に支障があるわけでは無い。
逆に、数学や物理が好きで
そっち方面のお仕事で活躍している方が
いらっしゃるのも事実。
それに
今や、グーグルさんで検索すれば
なんでも答えを教えてくれるから
暗記しておく必要はない。
もしかしたら教科書も必要ないんじゃ?
暗記力よりも、調べる力や見極める力の方が
重要になってきているのでは。。。と思います。
何が言いたいのかというと
こんな、得意不得意関係なく
生徒全員に一律同じことを学ばせるのではなく
ある程度の読み書き計算ができるようになったら
得意なこと、好きなことに集中して時間を費やせる
学習環境があったなら
もっと多くのスペシャリストが
誕生しているんじゃないかと思うのです。
私も学校は好きだったけど、勉強は嫌いでした。
好きだった教科は、
美術と理科そして家庭科。
さらに細分化すると
美術は油絵、水彩、アクリル画、そして工作的なこと
まあ、美術全般が好きでした。
(でもデッサンは苦手)
理科は、科学とか物理とか
数式的なことはからっきしダメでしたが
植物や動物の成り立ちや解剖などには興味がありました。
細胞って?
体の中って?
生き物って?
ということに
とっても興味がありました。
家庭科は、家事全般を行う上で役立つことが多ですが
そういうことよりは
料理や裁縫など、創作することが楽しいと思っていました。
あとは英語が好きだったけど
話せるようになるための授業じゃなかったから
そういう点ではつまらなかったかなー。
あっ、音楽も好きでした。
でも、ドイツ語でクラッシックを歌うのは興味なし。
音楽の先生が、たまにピアノで歌謡曲を弾いてくれて
それを歌うのはめっちゃ楽しかった!
そして、それ以外では
文化祭や体育祭をプロデュースする側と演じる側の両方。
寝食忘れて熱中できた想い出の一つです。
私の好きだった科目、ざっとあげてみても
今やっていることにだいたい繋がっています。
私は心とカラダ造りの専門家。
現状と、どうすれば良くなっていく
というカラクリを紐解く専門家です。
仕事としてやっている内容は
学生の頃に興味のあったことが基盤になっていて
そこに、心理学や量子力学なども加えた形が今の私です。
数学や歴史、地理などは全く関係していません(笑)
良い成績が取れなくてもよかったじゃん♪
そんな私もそうでしたが
実際親になると、子どもの成績に
すべての教科が平均より上であることを望みます。
でも、ちょっと考えてみてください。
もしも、掃除、洗濯、料理、育児、仕事に至るまで
すべてにオールAでいてくれって旦那に言われたら
はあ?
んなことできるわけねーだろ!?
じゃあ、オメーもやってみろよ!
って、ムカつきませんか?
(できる方も、もちろんいらっしゃると思います。
その方は素晴らしい!神です!)
子どもたちにとっては、オールAを望まれるのって
これと同じことなんじゃないかって思うんです。
きっと心では
お母さんの成績は実際どうだったの?って思うはず。
小学生の頃、父は私によくこう言ってました。
「すべて良い成績をとる必要はない。
1つでいいから誰にも負けない得意な分野を持て」
ただ残念なことに、その時の私は
この言葉の深い意味が理解できていませんでした。
だから、なんとなく、全体的に、満遍なく、そこそこ頑張る
だから何一つ、良くも悪くもない。
目立つことのないその他大勢、みたいな。。。
そんな自分でしたから
何の取り柄もない自分にコンプレックスを持っていて
私の子ども達が高校生くらいまでは
私みたいになっちゃだめ、っていう思いから
「学歴は大事」みたいなことを言っていました。
でもそんな母親である私に
気づきを与えてくれたのは
子どもたちだったんですね。
そんな子どもたちも、もう28歳と25歳
やはり子どもの思い通りに任せて
正解だったと思っています。
まだまだ日本の学校教育には
大きな変化は望めなさそうだけど
そんな中でも
その子の得意を見つけることができ
社会の仕組みやビジネスが学べる
新しいタイプの高校を
国じゃなくて、企業が設立してくれています。
設立されるってことは
親子でそういう学校を求めている人が増えてるってことですね〜。
それ自体も喜ばしいことだし
こういう学校、これからもっと増えていくでしょうね。
未来が楽しみです。
もし孫ができたら、こういう学校に行かせたいな〜♪
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