シャンパンカラー由来の地。シャンパンだけではないランスの魅力
こんにちは。
カラーリストの鈴木さやかです。
「色」を色名だけ覚えるのではなく、その色が生まれた背景、生まれた土地の魅力も知ることができたら、もっと色の世界が楽しくなるなと思い、
その色のルーツを探る旅をしています。
(社会人になって、色彩検定を受験した際、色名と、色の由来を、ただひたすら暗記することが苦痛であったというのも事実。。。もっと楽しい覚え方はないのかと、その土地の文化と合わせて覚えるようになりました^^;)
今日は、外来色名「シャンパーニュ」。
フランスのシャンパーニュ地方に行ってきました。
シャンパンの色は、
ファッションやインテリアだけでなく、アイシャドウカラーなど化粧品の色としても馴染みがある色です。
【色名】シャンパン
発泡ワインのシャンパンの色。本来はフランスのシャンパーニュ地方産のものしかシャンパンとは呼ばない。
シャンパーニュ地方はフランスの中でも最北のワイン生産地で、パリから北東約140kmの位置にあります。
シャンパーニュ地方へは、
パリからバスで向かいました。
朝7時に出発。
2時間後、GARE DE CHAMAPGNE(シャンパーニュ駅)に到着です。
駅からトラムで、ランス市内に向かいます。
到着後、現地のツアーに参加しました。
さっそくシャンパンの作り方、歴史、地域特性を教えていただきました。
9世紀頃からシャンパーニュ地方のワインの人気が高まり、
特にランスのワインは、王の戴冠式用のワインとして威厳を持っていたそうです。
1728年に瓶詰めワインの輸送許可が出てからは、世界中で愛される存在に。
日本食との相性も良いということで、一気に人気が高まったそう。
シャンパンを楽しんだ後は、ランス市内を観光です。
歴史ある美しい街並みです。
おすすめは、世界遺産ランスのノートルダム大聖堂です。
ランスのノートルダム大聖堂は「ゴシック建築の女王」とも呼ばれているそう。
入口の彫刻です。
中に入ってみます。
もっとも人が集まっていた場所が、シャガールが手がけたステンドグラス。
シャガールの作品を目にした方ならひと目でそれとわかる、
強烈な個性と存在感を放っています。
ブルーの色使いが印象的で、ずっと眺めていたくなるほど、吸い込まれる空間です。
大聖堂を後にし、ランスの老舗菓子店FOSSIERへ。
お店も、お菓子も、ピンクで統一されています。
1775年のルイ16世の戴冠式(王妃はマリー・アントワネット)に献上されたビスケットとして有名になり、2008年にはフランス国から「国の貴重な文化遺産」として認定を受けているそう。
中に入ってみます。
ピンクの世界観一色のかわいい店内でした。
都会的なパリの雰囲気とはまた違った、ゆっくりした時間が流れる穏やかな街でした。
シャンパン好きの方にはぜひおすすめしたい街です!
本日もお読みいただき、ありがとうございます。
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