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ママの歯がなくなるかも事件
「ママの歯がなくなる~!!!」と、ある晩 5歳の娘が泣いた。
なぜかというと、その少し前
私が寝る前に歯磨きをしていると突然歯茎に痛みが走った。神経を触ったような、なんともいえない気持ちの悪さを感じる痛みだった。痛みが走った箇所を確認しながら「なんか、歯茎が下がってきてる気がする・・・。」となんとなく呟いた。
すると横にいた娘が「えぇ!大丈夫!?」と、ぴえん顔で見つめてきた。可愛すぎるお顔にすかざず私も「歯茎がなくなってきてるから歯がポロってなくなっちゃうかもしれない。どうしよう・・。」と言うと、今度は大きなおめめに涙をためて「ママの歯、なくなっちゃうの?」ときいてきた。
「このまま放っとけばなくなるかもしれないよね」と伝えると、冒頭の大泣きへとなった。
「歯がなくなったら、もうご飯も食べられないし、お菓子も食べられなくなる!ママかわいそう!泣 ねぇどうしよう!!歯医者さんに行こう!明日行こう!そしたら歯医者さんが直してくれるよ!!ね!?ママ絶対に明日歯医者さん行ってね!!」
と大きな涙をボロボロ流しながら言ってきた。
(くッ・・かわいすぎる・・!!)
という気持ちを抑えて、確かに行かなきゃ歯が無くなると本当に困るので、早速次の日半年ぶりに歯医者の予約をした。
歯医者当日、歯科衛生士さんに歯周ポケットチャックをしてもらい「特に下がりすぎている歯茎はありません。」と説明を受けた。なんだ、結局自分の思い過ごしか。と安心はしたものの娘に悪いことをしてしまったので、なんの償いか分からないが歯茎専用歯磨き粉とやらを買った。
そして久方ぶりに会った先生から「今度は3か月後にきてね~」と念押しされて帰った。
特に大事には至らなかったが娘のおかげで行けて良かった。
大げさかもしれないが「このままでは歯なくなるかも」という漠然とした不安からも解放され、定期健診の大切さを実感しながら必ず3か月後に行こうと決心した。
帰ってから娘に報告すると「よかったね~!!」と安心した顔をみせてくれた。そしてその日から定期的に歯茎の調子を聞いてくるようになった。
将来は歯科医かもね!
みなさんも痛む前に、定期健診いきましょう!
そして、娘のように誰かの背中を押してあげることも大切ね!