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そぞろ書房とヴィレッジヴァンガード 長居したい本屋
今日は高円寺のそぞろ書房に行ってみた。
そぞろ書房は「鬱の本」の出版社である点滅社と小窓社が合同で営んでいる本屋さんだ。
年末に一度だけ行った事があったが、今回は満を辞して来店する。
そぞろ書房は商店街を少し外れた小さな建物の二階にある。
引戸を開けて中にある階段を上がるとそぞろ書房のドアがあるのだが、この引戸を開けるのに勇気がいる。
なんの変哲もない一般住宅の引戸のようだからだ。
引戸を開けると階段があり、そこにはそぞろ書房への案内が貼ってある。
「こわくないよ」と書いてあるのがなんともかわいい。
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階段をのぼってそぞろ書房のドアをあけると、そこには約15平米ほどの小さな空間が広がっている。
小さいけど長く過ごしたい空間
古本や面白そうなZINEもたくさんありいつまでも長居できそうな空間だ。
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しかし、ここに来て財布を忘れてきたことが発覚。
欲しい本にも手が出せず。
まあ、また来る口実ができたかな。
織田知里さんの個展も開かれており、興味のある方はぜひ足を運んでほしい。
今日は財布がないのでお店を後にする事に。
帰りがけに商店街の中にあるヴィレッジヴァンガードにも立ち寄った。
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ヴィレッジヴァンガードは大好きな本屋さんで、田舎に住んでいた頃はイオンとかに入っているヴィレヴァンに足しげく通っていた。
廃墟建築が好きになったのも、ヴィレヴァンで廃墟の写真集を眺めていた事が影響している。
余談になるが、人生で最初にヴィレヴァンに行ったのは小学6年生だった。
今はなきお台場のヴィーナスフォートにあったヴィレヴァンに行ったのを覚えている。
その頃はヴィレヴァンなんて知らず、なんかエロいマンガとかが普通に売ってる変なお店ってイメージだったが、また行ってみたいと思うお店だった。
高校生くらいの時に家の近くに大きなイオンモールができて、そこにヴィレヴァンが入ったのだがその時「ヴィーナスフォートで行った変なお店はヴィレヴァンだったのか」と確信に変わり、そこからヴィレヴァン通いが始まったのである。
上京してからは、ほとんどの土日は御茶ノ水、神保町界隈で過ごすのがルーティンであったため、ヴィレッジヴァンガード御茶ノ水店に通っていた。
そこは閉店してしまったけど、常に同じ場所に再出店してほしいと願っている。
長い余談だったが、自分にとってヴィレヴァンは知らないマンガや知らない世界を覗ける場所であり、サブカルを知る=ヴィレヴァンであった。
しかし、最近ネットニュースでヴィレヴァンがオワコン化したというニュースを見た。
その理由として「エロ・グロ・アングラ」が少なくなり、サブカルっぽさが薄れたと書いてあった。
確かに渋谷のヴィレヴァンはなんとなく当たり触りのない商品がならび、ドンキっぽくなっているのが否めない。
変な本も少なくなったし、いわゆる「売れそう」な本やグッズや洋服が売ってるお店って感じで、ヴィレヴァン特有のサブカル感が薄くなったような気がする。
しかし、今日行った高円寺のヴィレヴァンは、サブカル感は薄れてはいるものの、多少の「エロ・グロ・アングラ」が残っており「自分の行きたかったヴィレヴァン」が残っていた。
ネオンサインの看板、ドンキとはちょっと違った雑多な空間、レジ横の変な飲み物が入った冷ケース、どうやって遊ぶのかわからないおもちゃなど、どれを取っても楽しそうだし、長居したくなる本屋さんでした。
まだまだヴィレヴァンはオワコンではないなと思った。
財布を忘れて何も買えなかったけど、高円寺にくれば長居したくなる本屋さんが2つもあるという事が大きな収穫になりました。
今度が財布にたくさんの軍資金を入れて高円寺に来ようと思った。