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家電で変わる間取りの歴史

テレビが変わればLDKが2畳小さくなる

家電の進化は、住まいの間取りに大きな影響を与えました。例えば、昔の32インチのブラウン管テレビは奥行き60cmのスペースが必要で、リビングの一角を占有していました。そのため、リビング全体で20畳が必要でした。しかし、薄型の液晶テレビが登場し、壁掛けが可能になったことで、設置スペースがほぼゼロに。これにより、リビングは18畳で十分。2畳分のスペースを他の用途に使えるようになりました。
よく、住宅では坪単価という単位で概算金額を出しますが、2畳=1坪小さくなったら格段に安く建てることができますよね。
いつまでも20畳のリビングにこだわるのは感覚が古いかもしれません。

昔のテレビはとにかくデカかった

こんな予想をされていました

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」(1985年に描く2015年の世界)では、未来の家庭にまだFAXが使われているシーンがありましたが、現代ではほとんど見なくなりました。一方で、映画に登場した3Dホログラムの看板は実現していますが、インターネットの急速な発展は予想外でした。技術の進化は常に予測を超え、住まいも変化しています。もうちょっと先の未来ではTVアンテナなんて存在しなくなるのかもしれませんね。

洗濯機でもこんなに変わる

さらに、乾燥機付き洗濯機で室内干しのスペースが不要になり、家全体の間取りもコンパクトにできるようになりました。タワマンなど、外に衣類を干しにくくなった家も増えたことも一因でしょうか?
外に物干しがある家も都心を中心に減りましたよね?洗剤だって部屋干し用が人気になっているようです。

コンセントが収納内部に必要に

コードレス掃除機の普及で収納内にコンセントを設け、掃除機を収納したまま充電できるようにするなど、細かな設計の工夫も進んでいます。
せっかくのコードレスなのに、無意味な延長コードがあるのは嫌ですよね。
忘れがちですが、収納の中には今時コンセントは必要です。

LEDでこんなに違いが!

LED照明の普及も大きな変化です。とにかく家全体でシーリングライト(吊るすようなイメージのペンダント器具)は減りました。LEDは熱をほとんど発しないため、家具や壁に埋め込む間接照明としても最適で、外構照明としても使いやすいです。さらに、Wi-Fi対応の家電などで、家中どこでも操作でき、リモコンやスイッチが減り、空間もすっきりするようになりました。

家電の進化で設計が大きく違った

家電の進化によって、家の間取りはより柔軟で効率的になりました。技術の進化が予測を超えて私たちの生活を変え続ける中で、住まいもその影響を受けて進化していきます。
お勧めできない家電としては「USBから直接給電できるコンセント」なんてものがあります。
もうすでに、電気供給はUSB -Cなどが主体になってきていますよね。あと10年後にはUSBやUSBCなどが世の中になくなるかもしれません。おそらくなくなりますね!
また、リノベして住み替える場合などには、コンセントが不足しがちなので、そこはきちんと打ち合わせをしていきましょう。

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