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「一生に一度の死」に携わる家業【お寺】


こんにちは!
お寺生まれのカウンセラー、ゆりかです。

”美しく社会貢献する女性を発掘する”
BeautyJapan2024
日本大会挑戦中!!!


今日、夫との何気ない会話から感じたことがあるので、
noteに書きます。

BJに挑戦しているからこそ、くっきりできたこと!


題して、
「一生に一度の死」に携わる家業。お寺生まれを生きる。


◆心理カウンセラーの仕事での気づき


私は、お寺の仕事と
心理カウンセラーの仕事をしています。

(国家資格も持っています)

カウンセラーの仕事をしていての気づきを夫に話しました。

”当たり前だけど、私にとっては1日に何人もお会いするけど、
「死にたい、辛い」「自分を傷つけてしまう」
そうやってなんとか1週間を過ごしてやってくる方には
週に一度、なんとか助けてもらいたくていらっしゃる
貴重な50分間だよなと。


毎度そう思っているつもりでも
忙殺されて目の前のことにだけ必死になってしまうこともある。

でも、

この「週に一度のたった50分」でいかに相手に安心を与えられるか?
「こころのことを扱う質」を高められるか?

それを日々磨いて高めていくことこそ、
立派な「生産的な貢献」じゃないか、と・・・!!!


1回1回、意識高く大事にしようと思った


それを話すと、夫がこんな返事を。


◆お葬式をあげる立場で・・・


夫は、「あ~それはわかるかも。僧侶も同じ」


僧侶として、修行僧時代もあわせたら
何百とご葬儀に携わってきた。

自分としてはいくつも日々あるように感じるけど、

亡くなった方にとって、それは
「一生に一度」のこと。

こなすのではなく、いつでも
まごころは忘れずにやっていきたい、と思っている。



と、話してくれました。




「お葬式」とは。

人生の大切なフィナーレであり。
魂を成仏させるための大事な儀式。


そして、遺族の方が故人を偲び、
悲しみを親族とわかちあって癒される、大切な時間。


「その方のご葬儀」と考えればそれは常に一生に一度のこと。


それを大切にしたい、とは素敵な想いだなと
私も知れてほっこりしました。


それだけでは、この話は終わりません。


◆「寺族」としても、「死」は無縁ではない


お寺を家業とする身として、
檀家さんやご縁のある方が「亡くなったあと」は
決して僧侶にだけ対応を任せているものではありません。


数年前のある日、私が玄関番をしていると・・・・


「先ほど、母が亡くなりまして・・・」


中年の男性が、ほぼ手ぶらでお寺の玄関を訪ねてくださいました。


家の玄関にいて、そのような場面に応対すること、あるでしょうか。ある意味では、これがお寺の日常です。


ミニ解説:
檀家さんは基本的にお寺のご近所にお住まいで、
年に何度もお寺に訪れてくださっているので、
このようないざという時も、「住職に伝える」
ということを心得ておられます。


とはいえ!!!!

私はそういった場面に遭遇したのは初めてで、まず思ったのは

わ、なんてお言葉をかけたらよいのだろう



正直修行不足でお恥ずかしすぎるのですが、
きちんと弔いのお言葉をそのとき伝えることができたのか、
記憶は定かではありません。。。



◆「死」「お別れ」に伴走する立場


このように、僧侶だけが「死」の癒しに
携わっているのではなく、

お寺にいる寺族(じぞく)も、
大切な檀家さんと日々接し、

大事な最期の瞬間を迎えたご家族の方と
接し、お話しさせていただく機会があります。



たとえば、
長年連れ添った最愛の方を亡くされ、
肩を落とされている方と、
お話しすることがあるかもしれない。


もしかしたら、
自死されたお子さんの葬儀をあげなければならない方も
いらっしゃるかもしれない。


言葉がみつからない日もあるかもしれない。

それでも、「お別れ」に心をこめて伴走する。



これも、お寺に生まれて お寺を受け継ぐ者としての、使命。



・・・普段、お寺でイベントを!とか
新しいお寺の在り方を後世に伝えていきたい!!と、
豪語している私ですが、

本来の、

お寺業を受け継ぐ立場としての
こうしたあり方は、
それこそ一生をかけて
磨き続けなければならないな、と思っています。



仏像や文化財を守っているだけではない、お寺の仕事。


この使命を果たしていく姿勢を、これからも磨き続けていきます。




◆「挑戦には意味がある」ビューティージャパン


「死」という、最期の場面に頼られる宗教は強い。

そんな文言を最近目にしました。

安産祈願、お宮参りは神社、神道。
結婚式はキリスト教。
でも、お葬式はやっぱり日本ではまだまだ仏教が強い。


(『寺院消滅』という著作だったと思います!)



上記は、
BeautyJapanを通して、自分の立場を表明したり
考え直したりしているからこそ、
学べたこと。ありがたい。

やっぱりBJへの感謝にいきつきます!!!


BJには「家業に本気で打ち込む」
そう思って挑戦させていただきました!


私にとって自然なことも、
お寺の外にいる方には
初めて知っていただけることかもしれない。


そう気づけたことは、
BJに挑戦して得た大きな気づきでした。


今の生き方や想いを沢山の人に伝えたい!

くすぶっている現状を、自分の内なるパワーを全開にして打開したい!


そう思う方はBeautyJapanに挑戦を!✨✨



自分という人間の存在理由を、くっきりさせる機会になるのでは!


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#挑戦には意味がある






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