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ナプキンは「たかが数百円」? 想像と現実のギャップを伝えるイラストに反響

ナプキンは「たかが数百円」?
想像と現実のギャップを伝えるイラストに反響

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これは良いイラストだ。このお題は私はよく知っているが、『生理の貧困』に詳しくない男性だと、『特売120円!』で売っていて、なあにが『生理の貧困』だ!という人の誤解を解くのに視覚でうったえられる。

ナプキンは「たかが数百円」?

実際に必要なものを描きだしてみると、想像よりもたくさんのアイテムが必要だとわかるのではないでしょうか。

「ナプキン」と一口に言っても、夜用のロングタイプのものや、羽つき、羽なし、オーガニックコットン使用のものなど、様々な種類があります。

そして、人によって生理の症状は異なります。そのため、鎮痛剤やカイロなどが必要な人もおり、その分、出費がかさむのです。

ツイートされたイラストでは、関心を持たないと知る機会のない内容が描かれていたのです。生理に関してなぜ発信しようと思ったのでしょうか

BuzzFeedは20代のKYCOさんを取材しました。

KYCOさんが投稿したきっかけは、朝日新聞が記事で紹介した生理用品に対する一般男性の感想をTwitterで目にしたからでした。

記事の文章には「生理用品はそんなに高いものではないのに、貧困で買えないとは理解できない。買えないのではなく、買わないのではないのか」「生理への考えの貧困だと思う」などと記されていました。

Twitter上で、これまでも似たような意見を目にしたといい、その都度、憤りを感じたといいます。

イラストの「左側のナプキンは、過去に生理の貧困に関するツイートで『(ナプキンなんて)100円程度で売ってるだろ』というのを目にしたことがありました。実際に、特価で店先の目に付く所に置かれているナプキンも、同じくらいの値段だったことから『そういった認識なのかな』と」

そして、「生理の貧困に関して、金銭面の話で『たかが数百円』と思ってる人と実際に必要なものとでだいぶギャップがあるなぁ」とイラストを添えて投稿したのでした。

生理にかかるお金、一生でいくらになる?
計算してみたら(アメリカの場合)

一回の生理の平均的な日数は3〜7日間。また年齢は13歳〜51歳だという。これを元に計算すると、女性は平均38年間、456回の生理があることになる。合計すると一生のうち2280日間(6年3カ月)、生理を経験している。

男性には思いも及ばないこと。必要な品は、特価120円!のナプキンだけじゃないこと。

■ ナプキン
■ タンポン
■ 生理用ショーツ
■ 生理痛の薬
■ PMS(月経前症候群)が原因で食べたくなる、チョコレートなどの甘いもの
■ ニキビの薬
■ ピル(経口避妊薬)
■ 保温グッズ

私の調べた記事のまとめは、こっちにリンクしておいた。

生理用品の記事 ー 小説の手前、調べ始めたらかなり記事が多くなってしまった・・・

さて、新製品。

ピーチ・ジョン×お笑い芸人 バービー、ブランド初の吸水ショーツなどを発売

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コレクションでは、ブラジャー2型とショーツ3型のほか、1日約12時間、約15〜20mlの経血を吸水することができ、ニオイを防ぐ制菌加工が施されたピーチ・ジョン初となる繰り返し使用できる吸収サニタリーショーツを展開。縫い目のないヘム生地で仕立てた「ユースフルヘム吸収サニタリーショーツ」(2728円)とショーツを2枚重ねたような構造の「ユースフルレース吸収サニタリーショーツ」(2728円/いずれも税込)の2型を用意する。

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吸水量は多少少ないけど、値段とデザイン的にいいんじゃないですかね?

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生理用吸水ショーツ ー 吸水量と価格比較

フランク・ロイドのエッセイ集


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