13人のスタートアップが総力戦のダイレクトリクルーティングで営業関連職を採用しまくった話
こんにちは!Beatrust でカスタマーサクセスをしている Nodoka です。
前職で採用サービスを提供していたことや個人的な興味関心もあり、採用に全力コミットしてきました。ほぼ全職種を絶賛募集中ですが、まずは営業関連職での採用に成果が出始めたため、弊社の取り組みを整理しご紹介するとともに、HR領域にご興味をお持ちの方を中心に少しでも弊社について知っていただくきっかけになればと思いこの記事を書くことにしました!
サマリ
Beatrust は2020年3月に3名で創業し、2022年で26名になります。(予定)
今回ご紹介する営業関連職は「新規開拓営業」( BDR: Business Development Representative )、「営業」( AM: Account Manager )、「カスタマーサクセス」( CS: Customer Success) から成り、創業者を除き9名。そのうち、5名がダイレクトリクルーティング(以降:DR)での採用です。
利用媒体は自社サイトの他に、スカウト・メディアサービス(ビズリーチ、Green、LinkedIn、他)、各社エージェントです。
※現時点で採用実績があるサービス名称のみを記載させていただいています。
DRのいいところと結論
ミッション・ビジョンや事業に共感してもらえる、経験豊富な人材を(結果的に)効率的に採用できる
リファラル(社員紹介)よりも多様性のある人材と出会える
つまり、、、創業間もないスタートアップだとリファラルでの採用比率が高くなりがちですが、熱い思いを持っていて、そして一緒に手を動かして頑張れる仲間or時間が取れるのであれば、ダイレクトリクルーティングをすべき!!と思います。
8月18日現在、続々と新たなメンバーが入社してくれている中、多種多様なこれまでの経験・バックグラウンドを活かした新たな風を組織にもたらしてくれており、とても心強く、これまで以上にワクワクした気持ちになっています。
ここからは、どのように社員が増えてきたかや取り組みの変遷、行なったことの一部をご紹介します。
DR成功のためにやったこと
1:採用対象者の言語化・採用に関わるメンバーの目線合わせ
弊社は Beatrust 社員だけでなく採用支援会社や業務委託の皆さんにも候補者リストの作成や日程調整などの一部業務をお願いしています。
この体制でうまく回すために、採用したい方のスキルや経験・その方が興味のありそうなポイントを明確に言語化していきました。それを踏まえて候補者になりうる方のリスト作成を採用支援会社や業務委託の皆さんに行なってもらい、 Beatrust 社員の担当者が確認、そしてリスト内でコメントを残しながらスカウト送付を行うことで連携の精度を上げていきました。
2:スカウト文面改善
スカウト文には共同創業者の久米による、創業の背景(課題感やその解決策としてのBeatrust)、これまでのプロダクトとは何が違うか、これからどんなことを目指しているのか、という熱い(暑苦しい?)内容を利用しています。
実際、この内容で「自分が持っていた課題感とその解決策としてのプロダクトとしてドンピシャだった」「(元々HR業界にいたが)レッドオーシャン化している市場の中で他社とは異なって面白そうと思った」「事業の面白さはもちろん、久米の思いの強さに惹かれた」という理由で選考に進んだメンバーが入社してくれています。
一方で、採用に苦戦していたCSポジションに関しては上記に加え、CSとしてどんなことをやっているのか、どんな人と一緒に働きたいか、(これまでの経験などから)なぜあなたなのかといった内容を、ほぼラブレターなのではないかという熱量で追加しました(笑)
この改善の成果か、その後に送ったスカウトによって3名の方が入社の意思決定をしてくれました。特にLinkedInで出会った方はその傾向が顕著なのですが、スカウトを受け取った時点では転職を積極的には考えていなかったメンバーも含まれています。
実際に弊社共同創業者の久米から送付したスカウト文のうち事業紹介の箇所を抜粋すると、やや長いのですが以下のような創業の背景を語っています。
また、私からのメッセージとしては一人一人の方に向けたメッセージの最後には以下のような内容を記載しています。
DRだけでなく採用成功のためにやったこと
上記はDRに特化して行ったことですが、それ以外のポイントでも改善したことはいくつかあります。
1:対応スピードアップ
今年の3月頃まではこれまでの慣習通り共同創業者によって営業関連職の候補者全ての初回面談やスカウト送付を行っていました。しかし、他業務もあるため確認やお返事が遅れてしまうことも……。そこで営業関連職の中でもCSに関しては担当者を私に変更することで、社内外のメンバーへのお返事を高速化し、面談実施件数も増やせるようにしました。
担当者を分担し現場のメンバーにすることは、迅速に対応していくためにもよかったですが、何よりもCSとして現場で働く生の声を候補者の方やリクルーターの方に伝えるといった意味でも正解だったと思います。
2:採用関連情報の充実化
まだ創業間もない弊社なので、少しでも事業や働き方について理解していただきやすくするため、以下資料を新たに作成しました。
これらを面談・面接前に共有し読んでいただくことにより、自己紹介や会社の基本情報の紹介の時間を短縮し、より具体的なお話を面談・面接内で行えるようにしました。
実際、「紹介記事読みました!」と言ってくださる候補者の方は多く、初めましてのタイミングから打ち解けた空気感の中でお話しできるという実感もあります。
3:社内の雰囲気づくり
まだ13人の会社ということもあり、全員で採用活動をしていこう!という雰囲気と取り組みは元々ありました。それでも、ありがたいことに顧客数が増え、営業関連職の中でも採用が急務であったCSポジションに関しては、どんな人物像の方を求めているか、どんなことを一緒にやっていきたいか、といった内容を社内メンバーに共有しました。
社員からの紹介(リファラル)を増やしてほしいという意図もありましたが、結果として面接の日程調整の際には協力を得やすくなったと感じていますし、共有をする際に自ら言葉にし社内メンバーから質疑応答を受けることで採用対象者の言語化という観点でも助かりました。
そして候補者の方から内定承諾していただいた際には全員で喜べるというメリットもあります :) この取り組みは今でも別職種の採用においても実施するようにしています。
などなど……
もちろん、うまくいかないことも多々ありましたし、もっと改善しなければいけない点もたくさんあります。
しかし、日本発の創業間もないスタートアップではありますが英語を使う機会も多いという点で要件が高く、「タレントコラボレーション」という新しい市場を開拓していく挑戦の過程であり、組織もこれから創っていかなければならない、そんな状況を一緒に乗り越えられるメンバーを集めるには、自分達の思いを直接伝えられるDRが適しているとこの1年弱の取り組みを振り返って、改めて思いました。
もし、この記事をきっかけに弊社に興味を持っていただいた方はカジュアル面談でも結構ですのでぜひお話しさせてください!