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教材ロボット:Edison V3レポート (1)

わたしの教室やイベントでずっと使ってきたEdisonロボットですが、このたびV3にバージョンアップとなりました。メーカーのMicrobric社に確認したところ、すでにV2は入手できないということでしたので、以後はこのV3のみと言うことになるのでしょう。

早速入手してテストしましたので、これから何回かにわけてV3のレポートをしていこうと思います。


●V3はバッテリー内蔵に

今回一番の変更点が、充電式バッテリーに変更されたことです。これまでは単4電池4本が別売りだったのですが、内蔵バッテリーに変更されました。ところが、1台価格はUS$59と、据え置きです。ここは大変良心的なメーカーだと思います。(何にも変更点が無いのに、為替変動に関係なく毎年定期イベントのように値上げされる某 L 社のロボットに比べて、感動的ですらあります…w)ただ、昨今の円安によって、入手価格が上がってしまっているところは痛いところですが…

EdisonV3:表面の見た目はほとんど変わりません。V3.0という表記の他、ロボットのキャラクターの絵が4か所に追加されています。
裏面は、USBケーブルが格納されています。以前の電源スイッチは省略され、表面の▲と■ボタンで電源のON/OFFを行うようになりました。

試してみたところ、出荷時にはバッテリーはほぼフル充電の状態で出荷されているみたいです。パッケージから取り出してすぐの状態で、オリジナルコースのライントレースで連続走行させたところ1時間50分くらい走行しましたので、きちんとフル充電すれば、だいたい2時間くらいは連続走行できるようです。

USBケーブルがちょっと短いので、iPhoneの充電器だとこうなります(^^)

ちなみに、よくあるiPhoneの充電器を使って充電したところ、バッテリーの完全放電状態からフルまで、4時間半くらいかかりました。(パッケージには5時間と書いてありましたが…)今回下記の別売りの5台まで同時充電できる専用USBチャージャーも発売されていますが、これを使っても充電時間はほぼ同じくらいでした。


●細かいけど気の利いたおまけ

もうひとつ感心したのが、パッケージに予備のパーツが2つくっついていたことなんです。下の写真のオレンジ色の丸っこいパーツですが、これはEdisonV3の先の部分についている、足のパーツなのですね。

基本的な使い方は全部パッケージにノンバーバルで印刷されています。
エコ的にも大変配慮されたパッケージだと思います。

この足のパーツ、EdisonV2では透明だったものですが、ちょっとした衝撃で外れてしまうことが多く、イベントなどでよくなくしてしまう子が出ていたのですね。こちらは予備を手配して対応していましたが、今後はそういうことをしなくても良さそうです。また、V2のときから嵌合部の設計が見直されたようで、以前より外れにくくなっているような印象です。

最後に、パッケージ内に6種類のバーコードが印刷されていた紙が1枚入っていました。これは、Edisonの内蔵プログラムを呼び出すものです。V2のときにはなかったもので、とりあえずこれだけで開封後すぐに動作させられるようにもなっていました。

見た目はあまり変わっていないようなのですが、こういう細かいところで気の利いたバージョンアップがされていて、相変わらず好感の持てる教材ロボットなのです。

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EdisonV2については、こちらの過去記事をご覧ください。