STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGINの紹介
概要
「STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN」(PC版、DLC購入済み)をプレイしているので、その内容について。とりあえず名前が長すぎるので「FFオリジン」で。仁王を作っているコーエーテクモHDのTeam Ninjaが開発を担当していて、内容はFFの皮をかぶった仁王なので、仁王3とよんでも良い作品。
このゲームはFinal Fnantasy(以下FF)1の世界をベースにしたハクスラアクションゲーム。そう、暇つぶしにぴったりのゲームジャンル「ハクスラ」。敵キャラクターを倒しながら、ひたすら色々な効果が付与された装備などを入手し、その組み合わせで強くなっていく系のゲーム。各種組み合わせのパターンが膨大なので、とにかく時間が解けるタイプのゲーム。
特にこのゲームのハクスラ要素は仁王2をさらに拡張したような内容になるので、本当の最適解の装備の組み合わせをそろえるのに膨大な時間がかかる。自分の残りの人生を投入しても無理かもしれない。(割と本当に)
この投稿は自分のこのゲームへの理解度を残す目的もある。ゲームをやったことが無い人は少し難しいかも。
※キャプチャの装備はまだ作りかけのものなので、強いビルドではありません。参考にしないでください。
※はじめからすべて要素が開放されているわけではありません。DLC3の途中まで進むことで、全ての要素が開放されます。
アクション部分
よくある3Dアクションゲーム。フロム・ソフトウェアのダークソウル系などと比較すると、重厚さが薄くキビキビ動く。どちらが優れているという話ではないが、個人的にはこのくらいキビキビしている方がいいかも。ただ、覚える要素が多いのでこの手のゲームに慣れていない人はじめ大変かも。仁王の動きが好きな人は問題なくプレイできると思います。
このゲームは基本主人公+2名の仲間というパーティーで進む。このパーティー制がどうにもうまく行っていない気がする。このゲームのイライラの6割はここ。複数人数の戦闘なので、仁王が持っていた死にゲー感が薄い+仲間という変数で敵の挙動が読めなくなる、などの問題あり。仲間が全員死んだあとの方が死にゲー感があって楽しいと思ってしまった。ボスは総じて戦っていて楽しかった。
仲間のAIが中々ひどい。一番のストレスは攻撃するときとしない時の差が激しいところ。敵の体力がほぼ0で自分が敵キャラを引き付けている時に「後ろから殴ってくれ」と思ってもボッ立ちしていることがよくある。仲間に技を使うように指示することもできるが、これも安定しない。この事もあって、一人モードがほしいと思ってしまった。
ストーリー・キャラクター部分
ストーリーは以外に面白かった。FF1のストーリーにそうつなげるのかという感じ。いくつか不満点もあり。
仲間との関係性をもう少し深ぼっても良かった。ストーリーがサクサク進むのは良いのだが、仲間との関係が最後ポイントになるのに、その部分の深堀り描写があまりない。故になんか感動できず。
仲間からのおべんちゃらがひどい。いや、本当に。「ジャック(主人公)がいたから勝てたようなものね」、「さすがジャック」、「ジャックがいなかったら危なかった」的なことを戦闘終わりに延々と言われる。美味しんぼの富井副部長を思い出してひたすら気持ち悪かった。最後の方はキャラクターボイス切ってプレイしていた。キャラクター自体は悪くないのも合わさって残念部分。
主人公のイキリおじさん感。ラーメン屋の店主と言われているデザインは百歩譲っていいとして(アシンメトリーシャツはきついが)、いい年したおじさんが、敵を倒す時に「くたばれ!」、「じゃあな!」とか言う。プレイヤーの年齢も上がっていると思うし、スクウェア・エニックスは「格好いい」を再定義したほうが良いのではないかなあ。メインターゲットの若い人に刺さっているのならばいいと思うが・・・今の若い人、こんなイキリおじさん嫌いそうな気がするが。まあ、中学生くらいならなくもないか?
キャラクターカスタマイズ要素(ハクスラ要素含む)
膨大なキャラクターカスタマイズ要素を少し紹介。
ジョブ
剣士、賢者、忍者等、FFおなじみのジョブシステムがある。ジョブを変更することで、ステータス、使うことのできる技、装備できる武器・防具等を変更することができる。ジョブの数はDLCを含めると30以上。(派生を含めるとその倍以上)主人公は2つまでジョブを設定することができ、切り替えながら戦う。ジョブは敵を倒す、特定のアイテムを使うことでレベルを上げることができる。
装備
ここから、装備関連。基本的に紹介している要素は、敵を倒したときにドロップした装備にランダムで付与される。(敵のレベルが高いほど、良い値のものが落ちやすい)
装備:レベル
装備にはレベルの概念が存在し、500レベルが最高。レベルは後々鍛冶屋で入手している最高レベル装備のレベルまで上昇させることができる。
装備:Job Affinity
一定のレア度以上の装備には、Job Affinityという要素がつく。装備は武器、頭、胴体、腰、手、足、盾、アクセサリ事に存在し、Job Affinityはアクセサリ以外の部位の装備に付付与される。(レリックと呼ばれる最高レア度の装備には2つ付与される)また、それぞれのJob Affinityにはパーセンテージが設定されていて、この数値の合計値で、各ジョブのボーナス要素」(ステータス向上、特殊効果の付与)の恩恵を受けることができる。
このパーセンテージは1部位につき、190%(ドロップ時)+60%(鍛冶屋でのパワーアップ)=250%が最高の値となる。(数値は武器、複数部位防具など一部例外あり)
もちろんパーセンテージは高いほうが、様々なメリットを受けることができる。
ポイントは、鍛冶屋で上がる数値は最高60%と決まっていること。そのため、ドロップ時の基礎値190%は運で引き当てなければならない。ジョブの種類は鍛冶屋で後からでも変更可能なので、「レア度:レリック」かつ「190%」の数値を引くことが重要となる。
また、Job Affinityには「終局」と「幻想」というパラメータがつくことがある。
この数値の合計値によって、後ほど紹介する装備特性の開放度が決まる。
装備:Equipment Effects(装備特性)
次に装備特性。装備特性は各種装備にランダムで付与される特性のこと。代表的なものは下記。
使える技
特定の技の効果上昇、使用MP減少
敵に与えるダメージ、特殊効果などの増加
敵から受けるダメージ、特殊効果などの減少
基礎ステータス上昇
装備特性には名称の左にローマ数字がついているものがあり、Job Affinityと連動し、終局・幻想が特定のパーセンテージ以上でないとその効果を発揮しない。ローマ数字が高いモノのほうが効果は高いが、その分多くの終局・幻想のパーセンテージが必要となる。おそらく、終局・幻想どちらかに絞ってパーセンテージを上げ、高いローマ数字のついた装備特性を持ったもので装備を固めるのが強いと思う。なお、このローマ数字はⅩ(10)まで存在するらしい。なお、この装備特性は鍛冶屋の合成で別の装備から移し替えることができる。加え、装備特性はそのローマ数字のレベルに合わせた特性の最大値に成長させることができる。(何故かアクセサリは除く)
装備:Eidolons Blessing(幻獣の加護)
次の装備の要素、「幻獣の加護」はシンプル。レア度レリックのもの各部位につく要素。全12種類で種類ごとにキャラクターの基礎ステータス上昇と特殊効果が付与される(Ex.ラムウだったら知性系のステータス中心に上がり、MPの回復にボーナスが付く等)
最大値はおそらく999%。これも合計で数値を上げられる。土台となる装備以上の同じ幻獣の加護数値を持つ装備を合成した場合、その数値まで。土台になる装備以下の数値の場合は、1%のみ上昇する。(Ex.800%の加護を持つ装備に799%の装備を合成しても801%にしかならない。)
今は敵がドロップする装備が自分が持っている以上の幻獣の加護を持っているので楽だが、自分の持つ数値以上が出なくなったときがやばい。同じ種類かつ同じ幻獣の加護を持つ装備をコツコツと合成していかなくてはならない。ある意味ハクスラ好きにはご褒美かもしれないが。
なお、鍛冶屋で数値を上げることはできるが、幻獣の加護の種類を変更することはできない。
基本的にはジョブに必要なステータスが上がる幻獣の加護をつけるのが良いと思われる。
装備は上記に加えて、もっと進めると下記の要素が出てくるらしい。
ジョブアクセサリ
ジョブごとの特殊能力が付加されたアクセサリ。Job Affinityを上げたときに入手できるジョブスキルをアクセサリに付与したものが入手できる。
幻獣アクセサリ
本来幻獣の加護でしか得られない特性が付与されたアクセサリ。これにより幻獣の加護とともに2つの幻獣の特性を得ることが可能。
ちなみに自分はなんとかDLC2をクリア、DLC3に入ったところで、敵のレベルを上げて装備を厳選しようとしたところ、ゴブリンに20000ダメージを貰って轟沈したので、コツコツと装備を収集中。(その時の自分のHPは1000程度)
装備厳選の流れ
自分は下記のような流れでやっています。
①前提知識の取得
前提知識として、鍛冶屋で調整できるものとできないものを理解する。
例えば、Job Affinityの数値(基礎値)は後から上げることができないので、成長させる装備を選択する時には最高値のものを利用したほうが良い。
②自分が構築したいビルドのあたりをつける
おそらく1つのみだけではなく、複数選択した方が良い。狙った装備がピンポイントで落ちることはまずないので、並行してビルドを作りドロップした装備を使えそうなビルドに当てはめながらコツコツ成長さていったほうが精神的にも良さそう。なお、仲間の装備、ジョブも変更できるので、仲間のビルドに関しても検討しておいたほうが良い。
③構築したいビルドの基本となる装備を入手する
条件は下記。
レリック装備
自分のビルドにあった幻獣の加護が設定されている
Job Affinityの基礎値が最高のもの(頭防具だったら190%等)
④装備の厳選を行いながら3で入手した装備を鍛冶屋などで鍛えていく
ビルドに必要なJob Affinityを鍛冶屋で合成する。また、「ジョブ適性の強化」でJob Affinityの数値を上昇させる。これは「終局」と「幻想」の数値も加味しながら行う。
各部位の幻獣の加護を999%にする
ビルドに応じて必要な装備特性を鍛冶屋で合成する。(なるべくローマ数字が大きいものを厳選する。なお、Job Affinityで設定した「終局」・「幻想」に合わせたものを厳選しなければならない)
アクセサリの厳選を行う。アクセサリは装備特性を鍛冶屋で上げることができないため、良い数値のものを引くことが重要。(特性の移植は可能)また、ジョブアクセサリ、幻獣アクセサリの要素もあるのでそのあたりも含めて厳選、鍛冶屋による調整が必要。
こんな感じで厳選するものが非常に多いため、暇つぶしにはもってこいのゲームだと思います。一つのビルドを完成させるのも十分な時間がかかりますし、それこそ30以上の全てのジョブのビルド作るのは相当時間がかかると思います。
エンドコンテンツである次元の迷宮は噂では99,999階まであるとかないとか。youtubeでは1,300階到達動画は見たのですが・・・最深部まで行った人は存在するのかどうか。
セールなどでDLC含め4,000円前後で売っていたりするので、興味があれば遊んでみてください。
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