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農ファッション農ライフ no fashion no life vol.21
農ファッション農ライフは、農業系ファッションと農的生活の面白さを伝えたくて始めた記事である。
農に向かう色々な人の話を聞くうちに、「農」はつまりは「自然」というものに向かい合うということなのかな?と思うようになった。
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植物・水・空気・土・山・川・海・動物、、、?
ナチュラリストという言葉があるけどそこはかとない胡散臭さを感じているし、ましてや自分自然派っす!なんて間違っても声高らかには言えない。
が!
実際はそこはかとないエセナチュラリストであることは確か!w
自分が自然というものに対して折り合いがつく部分や賛同したい部分はキープしたいと思っているのだ。
ガッチガチにやってみていた時代があったのだけど、生活そのものが苦しくなってしまい、自分の真面目さに勝手にしがらんだ。
無理無理無理無理。私には向いてない。
私は私のペースで、キープ出来る部分を生活に取り入れるのが良いというところに今は落ち着いている。
ただ、そこに対して本気の奴らが好きだ。
エセじゃない、マジの奴ら。
この記事の取材を通して本気の奴らの話を聞き、農や自然というものを教えてもらい当初力を入れるつもりだったファッションの部分よりもライフの部分の方が断然面白くなってしまっている。
なので始めた頃にピックアップさせてもらった方々のことはなんだか伝えきれてないモヤモヤが残っていてそこを自分的に召還したい!と思っていた。
vol.21となる今回は言葉は少ないが行動で見せてくる奴、雪之丞氏に再度ズームインして、農ライフの部分もっと掘り下げてみました!
・澤登 健太 a.k.a 雪之丞/kenta sawanobori a.k.a yukinojyo
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・手拭い 不明
・パーカー go hemp(others)
・パンツ go hemp (others)
・靴 adidas (others)
・2022年は手前米
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雪之丞氏は2022春現在、畑を7箇所。
田んぼを1箇所手掛けている。
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昨年度は複数名でやっていた共同の田んぼだったが、今年は1人でやるそうだ。
いわゆる手前米。
「てまえ」じゃなくて「てめぇ」って読んでほしい「てめぇまい」だ。
1人で田んぼって大変なんじゃ?
と思ったが、「畑より楽」という人もいる田んぼ仕事。
雪之丞氏が、1年食べるくらいの米の量は採れる見込みだそうだ。
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静岡県といえば言わずと知れたさくらももこ様率いるちびまる子ちゃんの舞台、清水がある駿河の国。
キャラ立ちする登場人物と静岡独自の温暖な空気の波の中にあるゆるやかな日常。
雪之丞氏はあの漫画に登場しても全く違和感がない。
いや、覚えは無いが多分出ていたんだと思う。
ゆるやかな時間に包まれた自然系にしてどこか不思議ちゃん的な多くは語らない男、雪之丞氏。
自然系不思議ちゃんと書いておいてなんだが、キモイかんじは全く無いのでご安心ください!ございません!ご安心ください!!
私が彼を「不思議」と感じるのは言葉の数が少ないからであって、言葉より行動に考えが出るタイプに感ずる「え?どうしてこうなったの?不思議!」と思うことが多々あるからなのだ。
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静岡県だとGW頃が田植えのシーズンとなる。
田植えの為に水を張った田んぼを見ると、キラッキラしていてなんだかウズウズする。
昨日まで土だった場所一面に水が張られ、空の青を映した水がそこら中で、さーこれから一仕事やるでー!と活力を放出している。
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子供のころに父のトラクターで何度も田んぼに行った、おぼろげにしか覚えていない思い出を重ねて嬉しくなる。
・生活の中の農
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自宅は庭付き一戸建て。
家庭菜園的なことをやっているというので行ってみたところ、部屋にはこのようなどデカい草がいくつもオブジェと化していて、これは?、、、と一瞬よく分からなくなった。
「藪の躍動」などとタイトルがつき、美術館にあれば経年変化も楽しめる作品となるであろう。
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観葉植物やエアプランツとかじゃなくてまさかのカヤ!!!
で、「これは何故?」と聞くと「・・・・なんか・・・いいかなって・・・。」
これは不思議な生き物感あった。
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家庭菜園への勝手なイメージからか、小さめの菜園を想像していたのだが、ボリュームのある畑と化していた裏庭には、葉物野菜やハーブがわさわさとしていた。
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家の庭から食べられるものを台所に持ってくる、というのに憧れる。
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・ナイショの秘密基地
雪之丞氏の仕事材料置き場のことを秘密基地と呼ぶ。
「秘密基地」って聞くだけで何故だか心がワクワクするそこのあなた!
私もあなたと一緒の気持ちですよ~。
仕事で使うトラックやハシゴ、コンクリの材料などなどと共にスピーカーやターンテーブルがある、音好きな大人の夢の秘密基地。
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写真で見てもいいかんじでしょ?
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あくまで秘密の場所なので、書くのはここまでにしておく。
・鎌一本からの畑
畑を7カ所手掛けていると聞いて、まあ驚いた。
1カ所やるのだってそれなりに大変だろうに7て、、。
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写真の伊豆国市の畑を始め、雪之丞氏が手掛ける農は自然農が基本。
畑の広さによっては機械は使わず鎌一本スタイル。
その環境に根付いた草や山の落ち葉、栗のイガイガの部分や藁に精米したときに出るぬか。
虫、微生物、菌のミクロな活動に想像を巡らせ、あとはお天気にお任せ。
これらは捨てられることなく畑の土に還っていく。
特に買わなくとも自然と周りにあるものの循環の中に畑があり、野菜が育つ流れを作り込んでいる。
見よう見真似ではこんな風に出来ないもんだな、というのが畑を3年やってみて思うことだ。
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外で野菜を買うことはほとんど無いそうで、買うのはアボガドとか、、、?という答えだった。
納得。
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・今後の農展開
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畑、田んぼ、秘密基地、自宅もかなり手をかけているなぁ、、、と思っていたが今後新しい展開として、自らが作った野菜を加工する加工場を作り始めているなう。
場所は静岡県伊豆国市にあるGuesthouse + cafe waの横にある納屋をガラッとエクスチェンジしちゃう計画進行中!
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2022年5月現在はまだ準備中のこの場所。
土壁から漆喰を塗ったり、古い建物を保健所が通るレベルまで整えている最中なので、楽しい展開はこの後。
やる男は違うねー。
聞いてみないと何を考えていてどうやるかが分からないところがある雪之丞氏の農ライフだけど、いつの間にか色々進んでいるので今後がとても楽しみ‼
cafe waに行ったとき、「は?」ってくらい高い木の上にボールが引っかかっちゃって誰しもが「これは無理だ。」と思ったとき、するするとその木に登り無事にボールを取り返した写真と共にこのvol.21を終わらせていただきます。
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雪之丞氏はどーこだ?
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