キャンプに行こう!日本製でいこう!
キャンプに行くようになった。近所の3家族で行くようになったのがはじまりだったが、最近はひとりでも行くようになった。
3家族のうち私以外のお父さん2人はキャンプに詳しく、ツールもたくさん持っていたので、いっしょに行く時は、多くのツールを共用させてもらっていた。
しかし、ソロキャンプとなると、借りる人がいないので、すべてのツールを自前で持っていく必要がある。そのため、最近は少しずつ自分で買い揃えている。
世の中を見渡しても空前のキャンプブームのようだ。アニメやマンガ、YouTubeもキャンプネタが多い。本屋にもキャンプ本コーナーがあり、ホームセンターにもテントが張られている。そして、大きなアウトドアショップに行くと、たくさんのツールが展示されていて、多くのお客さんで賑わっている。
キャンプ用品を買うのは難しい。小さく、軽いことが求められることが多いと思うが、最近は快適性にも配慮されているグッズや、気の利いた便利グッズも多い。これは何に使うのだろうと思うようなものも含め、いろいろ見て回るといろいろ欲しくなってしまう。
しかし、いざ買おうと思うと困ったことが起こる。日本製のアイテムが少ない。中国、ベトナム、バングラディッシュなどの海外製がほとんどである。日本ブランドの商品でも、生産国は海外であることが多い。
私は日本製を買うように心がけている。理由は、地球環境と日本の雇用のためである。
地球環境のためというのは、運ぶ距離を短くしたいという想いである。運ぶ距離が長くなるとそのぶん使う化石燃料が増える。日本で作れないものであれば仕方ないが、低賃金、低価格のために海外で作って、日本まで二酸化炭素を出して運ぶというのは嫌である。もうひとつは、製造工場の環境配慮への不安である。日本ではあまり聞くことはないのだが、海外の工場では、有害な廃液や煙を適切な処理をしないまま放出しているというようなニュースを見かける。そのような工場で作られたものではないかもしれないが、日本製のほうがそのようなことをしている可能性は低いと思うからである。
雇用とは、日本の雇用を守りたいという想いからである。日本製を買うことで、それだけ国内の工場に仕事が増え、国内の雇用が生まれると思う。私一人が心がけても、効果は小さいがものごとは積み重ねである。自分ができることはやりたいと思う。
こういった思いから、日本製を買おうと思ってお店に行くのだが、私の感覚では8割ぐらいは海外製である。金属加工の製品は新潟方面の技術のおかげか日本製の占める割合はもう少し大きい。しかし、縫製ものは日本製のモノを探すのは至難の技である。そんなことで私のキャンプ用品はなかなか揃わない。
そして、日本製のものを運良く見つけたとしても、その横には日本製のモノに酷似している海外製のモノが安く売られている。半分以下の値段であることもざらにある。しかし、安い海外製が横にあっっても痩せ我慢をして、日本製を買う。
そんな想いで買い物をすると、結局、スノーピークやユニフレームにたどり着くことが多い。
ソロキャンのために、最近、揃えたツールは以下の通りです。
焚き火台とトング
マグとシエラカップ
アルミクッカー(これは生産国の表記が見つからなかったので、オンラインショップに問い合わせして確認しました。)
キャンプは日本の美しい自然があってのことである。自然を楽しむ者としては、自然を、人を、日本を守る買い物をしたい。そして、自然に負担をかけないキャンプをしていきたい。
買い物は投票である。
日本のモノづくりを支持しながら、日本の自然を楽しみたい。