beat155

モノは大切に永く使う。 流行りに惑わされない。 直感を信じる。 静かに落ち着いたたたずまいでいたい。 本、クルマ、レコード、コーヒー、映画なんかで日々を過ごしています。 企画編集/50代男性

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マガジン

  • 失われた時を求めて

    我々の生活が変化する時、時間の使い方にも変化が生まれる。これまで時間を使っていたことをやらなくなった時、その時間は余ってくるはず。しかし、余ったことを実感することはない。どこに行ったのだろうか?

  • 新潮文庫マニア

    新潮文庫が好きなので、新潮文庫にまつわることを書いていきます。

  • 日本製でいこう!

    海外でしか作れないものは仕方ないが、日本で作れるものは日本製を買いたい!

  • 世の中の不思議

    世の中の気になったことを思いつくままに書いています。

  • キャンプに行こう!

    ファミリーキャンプからソロキャンプへ移行中。ひとりの時間の過ごし方を模索中。

最近の記事

我が家の夏、アイロンの夏

夏のシャツ登場本格的に暑い。 半袖のTシャツで過ごしていたが、そろそろ半袖のシャツを着て出かけようと思い、シャツにアイロンをかけた。 アイロンをかける前に、着られなくなった麻の半袖シャツ3枚をつれあいにあげた。気に入っていたシャツを3色、色違いで持っていたのだ。 太ったために着られなくなったのだが、つれあいが着てもほんの少し大きいだけということは、あながち自分が太ったばかりで原因ではなく、シャツが縮んで着られなくなったのかもしれない。 残った現役の半袖のシャツは5枚。

    • 自分でシャツのアイロンをかける

      最近は、カジュアルなシャツやTシャツで会社に行くことも多く、アイロンが必要なシャツを着る機会は減った。 アイロンかけたてのシャツシャツを着る、洗う、干す、取り込む。そして最後にアイロンをかける。シャツがシャツとして再生する瞬間である。シャツはアイロンかけたてで、ハンガーにかかっている姿が一番好きだった。 自分でアイロンがけする理由アイロンがけをするようになったきっかけは、クリーニング店の糊付けが嫌いな自分に気づいたことである。クリーニング屋さんにお願いすると、アイロン効果

      • 失われた時を求めて ー靴磨きの時間ー

        靴のホコリに気づく今朝は黒のスタンスミスで家を出た。 駅に向かう途中、スタンスミスが埃だらけで白くなっていることに気づく。一昨日、風が強い河川敷を歩いて帰ったためだろう。 昔は靴に埃がかぶっていることに気づかないなどということはなかった。 なぜなら、昔は革靴を履いていたから。履いた革靴はその日のうちに磨いていたから。そして、靴にもっと気を遣っていたから。 靴との付き合いは長い高校時代に買ったサドルシューズに始まり、30年ぐらいは革靴中心の生活だった。 いろいろな形、色、

        • 新潮文庫 スピンがいつの間にか短くなる問題とその解釈

          新潮文庫といえばスピン「新潮文庫のスピン」で触れたが、新潮文庫にはスピンがついている。 スピンとは紐のしおりである。スピンは上部に固定されているので、紙のしおりのように落下することはない。安心して使える。 新潮文庫にこだわる大きな要素である。 スピンは短くなるこのたいへん重要なスピンであるが、使っていると短くなってくる。 スピンはページを開くときに引っ張られ、閉じるページに移るときに引っ張られ、先端は過酷な状況である。その先端がモモけてきて、少しずつどこかに消えていく。3

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        • 失われた時を求めて
          3本
        • 新潮文庫マニア
          9本
        • 日本製でいこう!
          1本
        • 世の中の不思議
          2本
        • キャンプに行こう!
          1本

        記事

          中島敦「山月記」 自尊心とか羞恥心とか

          数年ぶりに山月記を読んだ。 出会いは私が小学生の頃。同じ町出身で、京都大学を出て、大阪の大きな会社に勤めている、当時30歳ぐらいの人が、ウチに遊びにきた。遊びに来たと言っても、私の父と2人、居酒屋で飲んで、大虎となってウチに来たのである。(今思うと実に山月記である。)その京大卒が、酔っ払いながら、日本語ではないような、でも中国語でもなさそうな言葉で、詩のようなものを私に向かって暗唱し始めた。何を暗唱してるのかきいたところ、「中島敦の山月記を知らんのか!」と怒られた。当時、私

          中島敦「山月記」 自尊心とか羞恥心とか

          「ポーツマスの旗」で歴史を学ぶ。未来を変える。

          歴史を学んで、未来を想像する。歴史を学ぶのは、正しく未来を想像するための行動だと思う。これからどうなるかを考えるときに、「現在」という1点からスタートすると360度全方向に展開できてしまう。しかし、「過去」と「現在」の2点で線が引けたとすると、「未来」はその延長線上の近くとおおよその見込みが立つ。 個別の事象においても、歴史の中に、政策Aをやったら結果Bだった、制度Xを無くしたら結果Yだったという事実が歴史の中には山ほどある。 ポーツマスの旗 日露戦争後の外交日本が世界大

          「ポーツマスの旗」で歴史を学ぶ。未来を変える。

          送料無料について考える

          個人ドライバーの労働組合大手通販会社の配達をしている個人ドライバーたちが組合をつくるというニュースを聞いた。彼らの厳しい労働環境を改善するために立ち上がったのだ。 ニュースによると、彼らは大手通販会社から仕事を受けているわけではなく、運送業務を委託されている運送会社から仕事を受けているようだ。仕事を受ける際の契約内容は運んだ個数ではなく、配送時間の長さによって給料が支払われるというものらしい。当然のことながら、運送会社は契約している時間内にできるだけ多くの荷物の配送を依頼し

          送料無料について考える

          キュンタうちわ ー新潮文庫の100冊のおまけー

          どの本を買った時にもらったのかわからないが、プラスチック製のうちわ型しおりが、この夏の間、手元にあった。「新潮文庫の100冊」のキャンペーンとして配っていたものらしい。 正確には「キュンタうちわ しおり」というらしい。幅8cmぐらいの小さなうちわである。うちわとして使えるギリギリの厚み(硬さ)があり、実際に使える。もちろん少しの風ではあるが、夏の暑い時期には涼を求めて、煽ぎながら本を読んでいた。 もともと新潮文庫にはスピンが付いていて、しおりは不要といえば不要である。しか

          キュンタうちわ ー新潮文庫の100冊のおまけー

          文庫本はカバーをはずして読む

          新潮文庫が好きでも書いたが、本のカバーは外して読む。新潮文庫の本体のデザインが好きだから、それが見える状態で読みたい、持ち歩きたい、並べたいと思う。 しかし、最近は新潮文庫に限らず、あらゆる本のカバーを外して読んでいる。単行本でも文庫本でも。文春文庫でも講談社文庫でも。もちろんカバーだけでなく、帯も外す。 新潮文庫のデザインが好きでカバーを外しはじめたのだが、本体だけでの読書はなにかと快適である。 手触りがいい文庫本のカバーは全面印刷が施され、クリア(コート)処理されて

          文庫本はカバーをはずして読む

          キャンプに行こう!日本製でいこう!

          キャンプに行くようになった。近所の3家族で行くようになったのがはじまりだったが、最近はひとりでも行くようになった。 3家族のうち私以外のお父さん2人はキャンプに詳しく、ツールもたくさん持っていたので、いっしょに行く時は、多くのツールを共用させてもらっていた。 しかし、ソロキャンプとなると、借りる人がいないので、すべてのツールを自前で持っていく必要がある。そのため、最近は少しずつ自分で買い揃えている。 世の中を見渡しても空前のキャンプブームのようだ。アニメやマンガ、You

          キャンプに行こう!日本製でいこう!

          新潮文庫とHelinoxをリュックに入れて。

          ここ数年、キャンプに行くようになった。イスやテント、カセットコンロ、シエラカップ、寝袋等々、どんどんアイテムが増えていく。 いずれもアウトドアグッズと言われるモノで普段は使わない。唯一、シエラカップは軽くて、丈夫で、持ちやすく家の中でも重宝している。 そんなアウトドアグッズの中で最近仲間入りしたのが、Helinox社のチェアワンというイスである。とにかくコンパクトに収納できて軽い。そして、座り心地が良い。少し後傾になって、少し包まれるようにすっぽり収まる座り方が楽である。

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          「第三者委員会」は魔法の会議

           世の中に不祥事が起こると立ち上がるのが「第三者委員会」。いじめがあったら第三者委員会、会社に不正があったら第三者委員会、個人情報の漏洩があったら第三者委員会。世の中、第三者委員会だらけである。タイムリーなところでは、LINEのサーバーに中国からアクセスできた件についても早速第三者委員会が立ち上がるそうである。  この第三者委員会というもの、不祥事の当事者や関係者ではない第三者が検証しますという会議だと思うのですが、当事者である企業や政府あるいは省庁はどうやって第三者を選ん

          「第三者委員会」は魔法の会議

          歴史を読むということ

          子どもが読む伝記物を除くと、最初に読んだ歴史モノは司馬遼太郎の「龍馬がゆく」だったと思う。そこから、司馬遼太郎にはまり日本の歴史小説をよく読んでいた。その後、「ローマ人の物語」など国の歴史、「銃・病原菌・鉄」など人類の歴史、最近は、「量子革命」や「フェルマーの最終定理」など特定のテーマに関する歴史といった具合に、ずっと歴史を読み続けているような気がする。 人がどのように考え、どのような行動をし、結果どうなったかを知ることは楽しい。また、現在の我々の生活にいたる経過を理解し、

          歴史を読むということ

          糸井さんの偽ウォークマンのエピソード

          糸井重里さんが書かれた「ほぼ日刊イトイ新聞の本」という文庫本がいつも机の上にある。ご本人が主宰されていたWEB新聞「ほぼ日刊イトイ新聞(以下「ほぼ日」)」の立ち上げに関する本である。 2001年に糸井さんの「インターネット的」という本に読んで、糸井さんの考え方って新鮮だなと共感し、ほぼ日読者になり、糸井さんに関する情報を必死に読んでいた。そんな中で「ほぼ日刊イトイ新聞の本」に出会った。 この本にはどうしても忘れられないエピソードがある。忘れられないというか、その後の私の考

          糸井さんの偽ウォークマンのエピソード

          古い新潮文庫の楽しみ。

           新潮文庫が好き。なことは、以前に書いたが、新潮文庫の古本を買うときには密かな楽しみがある。  それは、表紙の印刷である。  ここでいう表紙というのは、書店で平積みされているカラー印刷されたカバーの表紙ではなく、カバーを外したときのベージュの表紙のことである。  最近の新潮文庫の表紙は、黒の一色刷りである。枠線、社名、タイトル、ブドウのイラストなどすべてが黒で印刷されている。良くも悪くもすっきりしている。 <1色刷り> すべて黒である。  しかし、古本屋で新潮文庫を

          古い新潮文庫の楽しみ。

          新潮文庫のスピン

          「新潮文庫が好き」でそこに至った経緯を書いた。その新潮文庫にはよく見ると気づく特徴がいくつかある。  最大の特徴、他の文庫本との違いは、トップの画像にあるスピンの存在である。スピンとは聴き慣れない言葉で、私も出版社の人に聞いて知ったが、俗に言う「しおり紐」である。 下に出ているのがスピン  現在、スピンがついている文庫本シリーズは新潮文庫だけではないだろうか?単行本にはついていることが多いが、コスト重視の文庫本では割愛されている気がする。  しかし、このスピンは非常に

          新潮文庫のスピン