特定技能はまだまだ時間がかかる!?
2020年1月27日(月)、法務省より特定技能人材の受け入れについての最新情報が発表されました。
それぞれの国ごとで、特定技能人材の受け入れにどのような手続きが必要かを記載されています。(ページ下部貼り付け)
今、特定技能候補人材がいる場合は、対象国でどのような手続きが求められているかを早急に確認するべきでしょう。特にフィリピン現地からの受け入れの流れはかなり煩雑ですので、一部条件をまとめます。
①フィリピンからの人材の受け入れは、現地の送り出し機関を介さなければならない(元実習生も同様)
②フィリピン人材の受け入れを希望する機関(企業)は、フィリピン政府が認定する機関から書類審査を受けなければならない。(全て英語書式)
③審査終了後、受け入れ企業は東京のフィリピン政府機関にて、英語で面接を受けなければならない。居住地の如何を問わず、東京で面接を受ける必要があり、行政書士や登録支援機関が代理で受けることも認められない。必要に応じて受け入れ機関の実地調査も行う。
こちらは取り決めの一部ですが、一人外国人を採用するのにこれほどまでに労力がかかるとなれば、特定技能人材が増えるまでにはまだ時間がかかりそうです...。
また、なぜ今頃になってこんな情報が出てくるのか...。いかに日本政府が他国との調整を進める前に先走ってしまっていたかが伺えます。
それぞれの国ごとに手続きの内容も異なりますが、総じて下記の事実が浮かび上がってきます。
①特定技能制度はまだ未整備な部分が多い
②海外からの特定技能人材の受け入れは特に難易度が高い
https://dot.asahi.com/wa/2019112200011.html?page=1
安易に、人材紹介会社に特定技能人材の紹介を依頼して、100%返金してもらえなかったという例もあります。今一度、特定技能については慎重になって様子を見る必要がありそうです。
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri05_00021.html