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子どもたちと踊れることが幸せ
下川でのリアルな暮らしぶりを町内の方にお話ししていただくコーナー。
今月は養護教諭を務めながら町内でダンスチームを立ち上げ、活動する佐々木浩美さんです。
室蘭市生まれで18歳まで暮らしていました。
海の近くで育ったから、今でも海の風景が好きなんです。音楽を聞いたら体が勝手に動くくらい、躍ることが好きで、大学生のころにも少しダンスを習っていたことがあります。
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30代の頃はよさこいがブームになったのをきっかけに、よさこいのチームに入って、13年間、よさこいに夢中でした。
所属していたチームが、全道のよさこいチーム350組中、11位に入賞したこともあるんです! 道内のいろいろなイベントや地域のお祭りに呼ばれて、よさこいを踊っていましたが、下川町のお客さんは雨が降ろうが雷が鳴ろうが、すごく楽しそうに踊りを見てくれるんです。
あの時の楽しそうな雰囲気が、ずっと忘れられなくて。小中学校の養護教諭として、道内各地を転々としていましたが、その頃から「下川、いいな」って思って通っていました。踊り以外でも、町内の五味温泉がお気に入りで入りに行ったり、飲食店にごはんを食べに来たり。月に1回開催されている映画上映会「すまっこシネマ」にも、よく参加しています。
常に新しい動きがある町だなと思って、転勤する前から下川が大好きでした。下川は初めて異動の希望が叶った場所で、今年で働き始めて4年目になります。
下川の子ども達は本当に素直。初めて会う人に対しても人懐っこく話しかけてくれ、転入生も馴染むのがすごく早いです。
授業で森に入ることも多いし、校舎に木がふんだんに使われているのも、森に囲まれた地域ならではだなと感じます。
他にも、学校のクラブ活動では先生ではなく地域の方々が講師になって、釣りや虫のことを教えてくれたり、スポーツや手芸を一緒に楽しんだりして、子どもたちと地域の大人の距離が近いんです。小学校と中学校が一校ずつしかないからかもしれませんが、どんな子も自分たちの地域の子だという意識が強いのかなと思います。
夢中になっていたよさこいは46歳の時に引退したんですが、同じ時期に息子の影響でヒップホップを始めました。
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お隣の名寄(なよろ)市と美深(びふか)町にヒップホップチームがあり、今でもそこに所属しています。
ただ、知り合った下川の方に「町にはダンスを習える場所がなくて、名寄や美深に通うのがむずかしい子ども達がいるから、ダンスを教えてくれないか」という話をいただいて。
教えられるほどの技術があるか自信はなかったけど、一緒に踊ってくれる人がいたらもっと楽しいだろうなと思って「Fun Fun もりもり Dance」というチームを立ち上げました。
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現在は20人くらいが所属して、下川町のお祭りやイベントの際はダンスを披露しています。この前は「フレペアートフェス」という町内の音楽イベントで、マイケル・ジャクソンやBTSを踊りました。
参加者は子どもたちが多いですが、大人も大歓迎です! 私は70歳まで現役で踊り続ける予定なので、一緒にダンスを楽しみたい方は、大人も子どもも、ぜひ声をかけてほしいですね。
Interview:立花 実咲