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【1週目】SMOUT編集部小川くんのしもかわ暮らしレポート

この度レポーターに就任させていただきました、慶應義塾大学4年の小川功毅(おがわこうき)と申します。

下川町の魅力を発信するためにも、まずは私が下川町にどっぷり浸かりたいなと意気込んでいます!

食べることが好きで、山菜やお野菜、手延べ麺やジビエなど、とっても楽しみです。また、歩くことも好きで、豊かな森林や渓流なども味わいたいです。

まちの皆様、ぜひオススメあれば教えてください!

下川のこと、移住のこと、暮らしのこと、お仕事のこと、ぜひともお気軽にお話しさせていただきたいですし、お手伝いでもなんでもやらせてください!よろしくお願いします!

滞在を通じて、私のアナザースカイ、第二の故郷にさせていただきたいです(笑)

この"しもかわ暮らし"のきっかけはこちらにまとめています!

5月11日(水)

羽田から旭川空港へ飛び、さらに名寄まで電車で1時間強。そこで担当者の方に車で迎えていただき、下川町に到着しました。

まずは滞在させていただくお部屋に案内していただき、その立地の利便性に驚き。ほぼ中心部のまんなかです。そもそも、下川町はコンパクトなまちなので、ちょっとした用事であれば歩いて移動できちゃいます。

そして、車に乗って下川町を案内していただきました。森があり、川があり、万里の長城があり、チェンソーアートがあり、公園もたくさんあり、キャンプ場があり、温泉があり…。

頭がパンクしそうになるほど、下川町には見所がありました(笑)
3週間の滞在期間の中で、できるだけたくさんの魅力を体感させていただき、レポートさせていただきたいと思います!

案内をしていただくなかで、「下川BASE宝来沢キャンプサイト」を訪れ、薪割りを体験させていただきました。

おそらく人生初の薪割りでした。へっぴりごしでダサい😓

ちょうどこの場所のオーナーであるダイゾーさんがいらっしゃり、少しお話しさせていただきました。
気さくでホスピタリティに溢れるダイゾーさんによる手作りのキャンプサイトは、とっても素敵な空間です!

夜には、You'slu亭(ゆうずるてい)というお店で、タウンプロモーション推進部の皆様とお食事をさせていただきました。地元の食材にこだわって、丁寧に調理されたお料理はどれも美味しかったです。歓迎していただき、ありがとうございます。

自家製のお豆腐。絶品です。

さてさて、明日以降も引き続き下川を食らいます(笑)

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5月12日(木)

今日は、まちの取り組みを説明していただいたのち、車で移動し一の橋地区を紹介していただきました。

まず、下川町は持続可能な地域づくりに約20年間取り組んできた地域であり、「経済・社会・環境の3側面の価値創造、統合的解決」をコンセプトにまちづくりを進めています。

特に、町の面積の88%を占める豊かな森林資源を活かした、林業・林産業の持続的な発展と、低炭素化を目指した木質バイオマスによるエネルギー自給の取り組みに目を惹かれます。

下川町には、「一の橋」という集落があります。
一の橋は、かつて林業で栄えた集落ですが、2000人を超えていた人口も100人以下にまで落ち込み、2010年より集落再生に着手しました。

集落再生にあたり、この地区をエネルギー自給型の高齢化モデル地区とする「一の橋バイオビレッジ構想」として将来像を描き取組みを進めています。

前述した「木質バイオマスによるエネルギー自給」をまさに実践しており、中心にある熱供給施設からこのエリアの一部へと熱を送っています。

熱を作っている「木質チップボイラー」を見学させていただいたのですが、柔らかな木の香りに包まれた暖かい空間で、少しほっこりしました(笑)木のぬくもりで温められていると思うと、なんだか優しい気持ちになれそうです。

2機のボイラーでこのエリアの一部を温めています。

さらに、バイオビレッジでは地域おこし協力隊制度を活用して、新しい人の流れを創出しながら地域づくりを進めており、この点も活性化の大きな要因の一つといえるでしょう。

お昼に立ち寄った「駅カフェ イチノハシ」も、地域おこし協力隊の方が運営されているそうです。下川の木でつくった熱を使った施設で食べる、地域おこし協力隊の方がつくったご飯はとっても美味しく、感動しました

タイ風焼き鳥のガイ・ヤーン、絶品です!

一の橋から部屋へ戻り、初めてスーパーに行きました。中心部のまんなかに2店舗スーパーがあり、大抵の日用品であればここで購入することができそうです。

また、スーパーからまっすぐ数十メートル歩くと、「あべ養鶏場」のたまごの直売所があります。飼料にこだわり、下川で生産されるこの卵は、全国的にも人気だそうです。ちょうど今ご飯を炊いているので、卵かけご飯にします!楽しみです!

しもりんと下川グリーンが目印。自販機形式です!

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5月13日(金)

午前中、ぶらっと「万里の長城」をお散歩しました。
この公園、かなり気に入りました!
林の葉の色のグラデーションがとても綺麗で、ところどころ桜も咲いていたり、すぐそばには小川が流れていたり、地面の起伏もなんだか心地よい。
人もほとんどおらず、万里の長城を独り占めできました(笑)スキップしてみたり、歌ってみたり、走ってみたり、ちょっと踊ってみたり、とっても気持ちよかったです。

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近くに良い公園と散歩コースがあるだけでQOLが上がります!

お昼には、「ケータのケータリング」のお弁当をいただきました。
特に、ふわふわのポテサラとトロトロの白身魚、がっつりジューシーな唐揚げがお気に入りです。
近所にあったらつい通ってしまいますね!

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いろんな種類のお惣菜がてんこ盛りのお弁当

店主のケータさんとも色々お話しさせていただき、起業の背景やご活動から、下川町への愛を感じました。
実はこのお店の2階は「Grate Inc」という古着屋さんになっており、お邪魔させていただきました。2階へと続く階段からすでにこだわりに満ちており、店内も最高にオシャレでした。

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素敵な古着とレコードの音色、居心地最高です

服の機能や価格だけでなく、生産背景や作り手のこだわりにまで思いを馳せることで、よりよいお買い物ができるということを思い出させていただきました。
そして、夕方には「タノシモカフェ」という町民の交流会に参加させていただきました。
お酒を片手にワイワイ楽しくお話しさせていただき、とっても楽しかったです。
移住しても、こうした会があるからこそすんなり馴染めるんだなぁと感激しました。古くからお住まいの方も、移住したての方も、下川町長の谷さんまでたくさんの方と出会うことができました!
そのあと、2次会として「ロマン」というスナックに行きました。20席ほどの店内も満席でビックリ。とにかくにぎやかで、めちゃくちゃ楽しかったです。深夜までおしゃべりしすぎて、若干声が枯れました(笑)
この3日間を振り返ると、人口3000人と言いつつ、東京にいるときの数十倍もの人とお話ししている気がします。人の少なさを一切感じさせないというか、むしろ多いんじゃないかとすら感じます。3日目にして下川町のトリコになりつつあります、楽しい。
下川町は、わざわざこの地を選び、「暮らす意味のある場所」です。

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5月14日(土)

昨晩飲みすぎてお酒の残る朝、寝起きは悪いです(笑)
「下川に住んでいる」ということが、しっかりとした共通項になっていると感じます。この町にいるというだけで、ある種の親しみ/仲間意識/身内感のようなものが共有されている気がするのです。

それは、ただ住んでいる“人”がフレンドリーだとか、優しいとか、属人的なものではなく、“町”として醸す空気が温かい。

もちろん、優しい方も、魅力的な方も、面白い方もたくさんいらっしゃいますが、私は“町”の醸すこの雰囲気にこそ、下川の魅力を感じています。
というわけで、今日は「サンルダム」に案内していただき、その後サウナのお話を聞かせていただきました。

昨日の「タノシモカフェ」でお話しさせていただいたトラックサウナを画策中のかなりあついさんという方が、建築士の資格を持つダイゾーさんに相談するとのことで、私も暇だったので同行させていただきました(笑)
と、そのまえに、ダイゾーさんに「サンルダム」に連れて行ってもらいました。

山あいの綺麗な景色に囲まれたダムで、少し天気は悪かったのですが爽やかな風を感じて気持ちよかったです。
このダムから水道水を取っているようで、お水が美味しいのにも何だか納得しました。

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そして、トラックサウナのご相談について行きました。私は設計や図面のことなど全く知らないので「ほえ〜」と思いながら聞いていたのですが、様々な制約のなかでも、自分なりのこだわりを詰め込もうとする“アツい”お話はとても面白かったです。

また、熊肉があるということで、後日振舞っていただけることになりました!めちゃくちゃ楽しみです!

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5月15日(日)

おはようございます!今日はとてもいい天気です。
と思いきや、外に出るとめちゃくちゃ風が強くて、髪を切りたくなりました。

さて今日は、「菜園クラブ」に参加しました。
毎週日曜日に約10名ほどで畑に集まって活動されているそうです。

広い青空のもと、気持ち良かったです

ニンニクやインゲン、きゅうりやオクラなどなど、様々な野菜を栽培しており、成長が楽しみです。
ぐんぐん大きくなるそうで、朝に「まだかなぁ」と思っていたきゅうりも、夕方になるとびっくりするほと大きくなっていたことがあったとか。

私は全然働いていないのに、おすそ分けのサニーレタスをいただいちゃいました!
ドレッシングを買って、サラダにして食べました。ごちそうさまでした。

とても立派でブーケみたい。これで1個です。

また、この日記とは別に、もう少し俯瞰的な視座からの滞在レポートを書きました。

初回なので、レポートというよりも意気込みに近いです。
下川町でやりたいことを語ってみたので、ご興味ある方は是非お読みいただけると幸いです。

「1. 私はなぜ下川町に来たのか。」

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5月16日(月)

下川、今日も天気が良いです。

そろそろ洗濯物が溜まってきたので、「結いの森」というホテルのコインランドリーを使わせていただき、洗濯をしました。
とても綺麗で、ふらっと来ても泊まりやすそうだなぁと感じました。

その帰り道にスーパーに寄って、「しもかわしいたけ」を買いました。

来た当初、実際に栽培しているところを見ていたので、再会したような気分です(笑)

ペペロンチーノをつくりました

夕方には、町のアイドル、道産子のハナちゃんと町を駆けました。
私は自転車で、小峰さんはハナちゃんに乗って公道を走ります。

途中、小学生が寄ってきて、たんぽぽ・すぎなといった雑草をあげていて、とても人気者のアイドルみたいでした!

また、引き馬や乗馬を体験させていただきました。
馬を引いて歩くというだけでも、馬との意思疎通が図れていないと、歩いてくれません。

私は、動物であれ、人間であっても、言葉を使わないコミュニケーションが壊滅的に苦手なので、とても難しかったです。スイスイ歩く飼い主の小峰さんをなおさら尊敬しました。

ハナちゃんと小峰さん

小峰さんは、自然の豊かさ、森での自給自足をテーマに暮らされている方で、その暮らしや価値観についてお話させていただきました。

まさに持続可能ということを実践されており、衝撃的でした。
近いうちにレポートにまとめようと思うので、是非そちらをお読みいただけますと幸いです。

貴重なお話をありがとうございました!

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5月17日(火)

今日は早朝から沢登りに行きました!

先週の「タノシモカフェ」でお話しさせていただいた「Saike」のべぇやんさんのガイドで、下川町を流れるサンル川で沢登りをしました。

水圧や川の流れ、石の凹凸や沈み込み、苔の滑りなどなど、触覚を多分に刺激され。
鳥のさえずりや水の弾ける音で聴覚を刺激され。
川底のカラフルな石や、森のグラデーション、キラキラ輝く水面に視覚を刺激され。
行者ニンニクや川の水で沸かした紅茶に味覚を刺激され。
水や森、山菜の匂いに嗅覚を刺激され。

五感を余すことなくバシバシと刺激してくれる川は、とても楽しかったです。

特に、40分ほど川の中を歩いた先に滝があったのですが、その滝の中に入りました!
外から眺めていても迫力があるのですが、中に入って感じる滝の勢いは凄まじかったです!

滝に入るなんて初体験です!

川で採らせていただいた行者ニンニクを油で炒めたのですが、めちゃくちゃ美味しくて驚きました。旨みが詰まっています。

後から聞いた話では、行者ニンニクの食べ方は醤油漬け派とジンギスカン派がいるようです笑

その後、自室に戻って5時間ほど大学の授業を受けたあと、夜ご飯をお誘いいただきました。

とっても料理上手な谷山さんが焼いてくださったシカ肉は絶品で、感動しました。また、山菜の天ぷらもどれも美味しく、山の幸を堪能させてもらいました。

こんなにいろんな種類の山菜が…!

下川町に来てから、出会いが出会いを呼び、途切れることなく続いていき、不思議な人のつながりの引力(?)を感じます。あったけぇ…。

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この暮らしの続きはこちら

この"しもかわ暮らし"のきっかけはこちらにまとめています!


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