残したストーブを活かした暮らしや、広い庭で畑をしたい|空き家ファイル
こんにちは!ベアラボ事務局の菅原です。
2022年4月より空き家の総合相談窓口をしています。下川町の不動産事情について初心者ながらシリーズでお伝えさせていただきます。
まず、みなさまはどんな家をお探しでしょうか。
北海道の自然を感じながら、のんびりと暮らしたい。
ご自身の趣味のスペースを持ちたい。
子どもが騒いでも近隣を気にしない環境がほしい。
お家のニーズも物件も、様々なケースがあり、これから事例をあげてご紹介していきます。
空き家の行く末は解体か、改修か
下川町で空き家となる物件は、ほとんどの場合が持ち主の高齢化によるもの。すなわち持ち主の方が若いころに建てたお家のため、少し古めの物件になります。
ただ、マメな気質の下川町民の住まい。多くの空き家はそこそこの生活感とそこそこの綺麗さではあります。
よく言えば味があって、ぬくもりを感じる。田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家。昭和レトロなものに囲まれ、窓枠の模様ガラスがかわいい。
ということで、下川の空き家は全体的に築年数はそこそこ。解体するまではもったいないけれど、改修して住めるのか、買い手がつくのか。
「空き家ファイル」シリーズでは、そんな空き家の物件や購入事例を紹介します。
空き家用語の紹介:束石(つかいし)とは
突然ですが、「束石(つかいし)」という言葉は聞いたことがありますか?
昭和40年代までの建物に多く見られる家の土台のひとつで、木造建築の床下に一定の間隔で大きな石の上に柱が直接乗っかっているだけの構造のことを指します。
寺社などによく用いられていて、建物の重量を効果的に分散させ、湿度から守る役割があります。
今回は、そんな束石の物件をご紹介します。
今月の空き家ファイル(売約済み)
こちらの物件。畑と物置き小屋もついて、価格はなんと土地代込みで70万円!なかの間取りはこんな感じ。
持ち主の方は林業関係に従事していたそうで、薪のストーブと灯油ストーブのハイブリッド暖房。森に囲まれた下川町では薪の調達もしやすいです。
ストーブの熱でお湯を沸かしたり、調理に使ったり。薪ストーブは北海道の冬を楽しく暮らすツールとして重要なアイテム。
なんだか懐かしいような、心まで暖まります。リデュース、リユース、リサイクル。古いものを大事にしながら活かしていけたら環境にも優しいですよね。
次の持ち主となる方は、こちらで畑をやりたいそうです。
みなさんの期待するイメージと少し違ったかも知れませんが、それぞれのご要望に沿うお家を一緒に探していきましょうね。
それではまた!
text:Mutsumi Sugawara
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