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自然と対峙しながら一歩ずつ着実に / 澁谷麻斗さん

下川でのリアルな暮らしぶりを町内の方にお話ししていただくコーナー。
今月は2023年2月に地域おこし協力隊に着任し、鳥獣対策支援員として活動する澁谷麻斗さんです。

出身は、人口4,000人くらいの高知県の集落です。川があり山に囲まれトマトが名産の地域で、いま思えば下川町とよく似た環境で育ちました。

高校生のころから途上国や環境問題に興味を持ち、大学でも再生可能エネルギーについて卒論を書きました。

狩猟に興味を持ったのは、自分が食べているものがどこからどうやって食卓に並ぶのか知らないことに気づいたのがきっかけです。

ずっと北海道に住みたいと思っていたこともあり、大学卒業と同時に道内の士別市にある羊農場で働かせてもらうことになりました。

ただたまたま、下川町で開催されていた町民有志の映画上映会「すまっこシネマ」を見つけて、そのあと初めて下川町に来ました。

町内の方が、食の問題や環境をテーマにした映画上映会を主催していることや、その場にいた町民の方々の雰囲気がすごくいいなと思って。

そのあと下川への移住希望者を対象にした「くらしごとツアー」にも参加して、2023年2月に引っ越して来ました。

鳥獣対策支援員としてヒグマやアライグマ、エゾシカ、カラスによる被害の対応や調査を中心に行っています。

他にも猟友会や消防団に所属したり、町内で音楽好きな方々とバンドを組んだりキャンプをしたり……何かと忙しく楽しく過ごしています。

一年かけていろんなことを勉強させてもらったので、次は自分が学んだことをいろんな人に知っていただけるような活動もしていきたいです。

下川に来て出会った方々は、何かを極めている人たちが多いので、触発されて僕も打楽器を始めたり絵を描く勉強をしてみたり新しいことに挑戦してみています。

「まずは何でもやってみよう」という性格だから、いろんな方が寛容に受け入れて教えてくださる今の環境が、とても楽しいです。

Interview:立花 実咲


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