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何歳になっても新しいことに挑戦できる。そう思わせてくれる町 |しもかわ人名鑑
下川でのリアルな暮らしぶりを町内の方にお話ししていただくコーナー。今月はフルーツトマトで新規就農を目指す鬼頭めぐみさんです。
下川町のことを知ったのは、実は7年前です。都内の大規模な移住フォーラムに参加したのがきっかけでした。
当時は二拠点移住を考えていましたが新型コロナウイルスの影響で、仕事や暮らしのスピード感がガラッと変わりました。
夫婦で「ゼロからイチを作る仕事をした方が、もっとおもしろいのでは」と話し合い、本格的に移住先を検討し始めて下川町のことを思い出したんです。
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農業ができる場所としていろいろ検討しましたが、下川町の特産品の一つ・フルーツトマトの新規就農に関しては研修制度や設備が整っていると感じて、2022年に埼玉から引っ越しました。
小中学生の子どもたちもいますが、移住前から学校の見学をさせてもらったり制服のサイズまで確認してくれたりして不安はあまりなく、ありがたかったですね。
子育てに関しては、都会に比べたら塾や習い事の選択肢は少なくなりますが、お店や消費的な娯楽も少ない分、自分で楽しみを見つける力やコミュニケーション能力がつくのかなと感じます。
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移住して意外だったのは、自己紹介をする機会が増えたことです。今までは自分の思いや生い立ちを誰かに話すことはあまりなかったのですが、いろいろな世代や職種の方々と関わる中で自分が何者なのかを説明する場面が多くて。
最近やっと、どういう言葉や表現だと伝わるのか、なんとなくつかめてきたところです。来年度は研修期間が終わり農家として独立するので、持続可能な農業を目指して情報収集中です。
下川町はゼロカーボン宣言をした地域。これから先、農業をするなら、いかに持続可能な農業ができるかを考えなければと思います。ただ、新しいことだけでなく地域の歴史にも敬意を払いたい。
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だから、町内の不用品を売買できる「ばくりっこ」の店番ボランティアをし、さまざまな年代の方からお話を伺うようにしています。
何歳になっても新しいことにチャレンジできることが嬉しいです。つながってくれる下川町の方々に、すごく感謝しています。
Interview:立花 実咲