見出し画像

友人から紹介してもらった下川は、居心地のいい距離感と感覚が合う人に出会える町でした|しもかわ人名鑑【ベアラボ】

 今回は下川でのリアルな暮らしぶりを町内の方にお話ししていただく、しもかわ人名鑑。下川でのリアルな暮らしぶりを町内の方にお話ししてい ただくコーナー。今月は多くの経験を経て下川に移住して半年、自然を感じる暮らしを楽しむ岡眞知子さんです。(2021年12月)


直感で下川への移住を決めた

画像1

 コロナ禍でなかったら、森や自然が町の中にたくさんある南フランスに移住しようと思っていたの。大阪に住み続けるのは違和感があって。そんな時に友人から「ぴったりなところを紹介するね」と下川町を教えてもらいました。

 旭川の旭岳には時々遊びに行っていたので、下川まで足を伸ばしました。初めて下川に来たとき、私の五感にも、六感にもビビッときました。まだまだ未開拓だけど、これからの当たり前を作るような「未来都市」になりそうな雰囲気というかね。

画像3
岡さんが下川で見つけた虹

 山が低いからか空も近く見えて、自然に包まれるような感じもすぐに気に入りました。庭が広くて緑が近くにあるところや、天気、農家さんが多いイメージも南フランスと近いかなあ。

 でも、こんなに景色に愛着を持ったのは初めてかもしれないですね。

ずっと走り続けてきた人生

下川でできた友人の庭で撮った写真

 これまでずっと走り続けてきた人生で。

 子育てしながらカフェの経営を行っていた時に、新聞で「"第1期生"エスティシャン募集」の広告を見つけてね。子どもを両親にお願いして単身でフランスへ行きました。

 帰国後はエステの店舗立ち上げやエステティシャンの育成も行いました。北海道の温泉に泊まり込んでエステティシャンの養成講座していたこともあったのよ。

 他にも女優など、たくさん挑戦してきたけど、どれも深い理由はなくて「やりたい」という想いだけ。ちょっとでも迷ったらしないようにしているの。

 移住も同じかもね。瀬戸内海や九州などいろんな地域を見て、私には日本の田舎は合わないって思っていたのに、下川には一目惚れしたというか、ビビッときたの。住んでいても、感性が拓かれるような、磨かれるような町だと感じています。

 下川に住んでみてわかったけど、がんばって活動している若い人が多いでしょ。今度は私ができる形で彼らを応援したいと思っています。

気持ちのいい散歩ができる

画像4

 朝日が出る直前の空気が好きで、ふるさと通りをよく散歩をしていますが、登ってくる朝日がとても近く感じることにびっくりしました。道がまっすぐだから、太陽の日差しも真っ直ぐ受けられて、歩くだけで気持ちがいいんです。

フレペ_はな
季節に合わせて、いろんな種類の花が咲くフレペ

 他には、季節によって咲く花が変わるプレぺの裏もお気に入りです。春や夏にはハーブ類や紫陽花、ひまわりが咲くんです。人があんまり来ないのでゆっくりと落ち着けるけど、もっとたくさんの人に知ってもらいたいとも思っています。本当にとっても素敵なの。

 下川は夜も安心して歩けるでしょ。ハピネスでやってる認知症予防の教室にときどき通っていますが、帰りも緊張せずに歩けます。昔住んでいたフランスでは危ない目にたくさんあってるので、安心安全に暮らせるのもいいわよね。

下川で出会う人は魅力的な人が多い

 下川に来てから、80〜90歳くらいの方とも話す機会が増えました。今まで年下の人たちと過ごしてきたら、お話を聞くのもおもしろいのよ。人生経験も豊かな方が本当に多くて。

 町内にある五味温泉は南フランスと同じ天然炭酸泉で気に入っています。平日の五味温泉行きのバスはそれくらいの年齢の方が多いんですよね。

 そして実はここのおばあちゃん達、お風呂では共通点があるの。もともと下川に住んでいた人も、10年くらいの移住者も、最近移住してきた方も年齢に関わらずキュッとお尻が上がって、スラーっと足が綺麗に長くて、骨盤がしっかりしているの。すごいの。外国人っぽい体型で、スタイルがいいわけよ。

岡さんと友人の方。

 これは年齢関係なくなんだけど、お話ししてみると思いや意志が強いのも共通してる。開拓者精神みたいなのがあるのかな。しかも、下川で意地悪な人に会ったことがないの。人間的魅力がある方ばかりに感じます。

 それからここに住む人は、距離感が居心地いいです。ベタベタしていなくて遠くから見守ってくれて、何かあったときにはみんな集まってくれる感じ。移住者もお年寄りも、下川で出会う人とは話や感覚が合うので好きですね。

interview:めぐ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?