【本紹介】「小鳥とリムジン」小川 糸
「食堂かたつむり」「ライオンのおやつ」に継ぐ小川糸さんが描く「生」の物語。今回の作品は、現代社会の問題をかなり織り交ぜたものだなぁ…と言うのが1番です。食堂かたつむりもライオンのおやつも「物語」としてとても楽しみましたが、「小鳥とリムジン」はとても身近な事のように感じました。実際、自分がその対象であった訳でも経験した事でも無いのですが「物語」として楽しむ…という感じではなく今、こうして生きて生活出来ている事に当たり前では無いのだな、と今まで過ごして来た日々を思い返しました。
タイトルにあるリムジンは、リムジン弁当を営んでいる理夢人さんです。理夢人さんも余り恵まれた環境で生きて来れなかった人でしたが、お弁当屋さんを営んでいたオジバに育てられ、そして小鳥と出会い成長していくことが出来たのです。
皆さん、2人の行く末を見守って上げてください。
食堂かたつむりとライオンのおやつも、随分前に読んでいたのですが、まだnoteに上げられてません…。なるべく早めに…と思っていますので、よろしければそちらも見ていただけると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。