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北アルプスツーリング 7

さわらびの里へ

 さて遅い昼食は食べた。当初の予定では平湯で温泉に浸かったり安房トンネルの旧道、安房峠を探索したりして投宿する予定だったが後ろから迫っているだろう雨雲とバイクの燃料が気掛かりだった。

 (今日は日曜日だし家族連れなどで温泉も混んでるだろう。だったら明日ゆっくり巡ろうか・・・)

 確か宿には温泉もついていたはず。温泉に入りました、雨雲に追いかけられてずぶ濡れです!よりは、と再び安房トンネルを下りながら帰りは旧道でも良かったんじゃね?と思い出したり。


30年ぶりのライダースハウス

 安房トンネルを抜け上高地の入り口を越えてしばらく道を下るとさわらび温泉に到着した。温泉地であるみたいだけど温泉というより上高地を目指すためのベースキャンプ的な色合いが強い。自家用車を停めバスで上高地を目指す、そんな大きな駐車場がこの辺りでは何箇所かある。

 今回前日に予約したのは、温泉山小屋ともしびさん。相部屋雑魚寝のライダースハウスと普通の部屋があり、予約した前日では残念ながら個室の空きは空いてなくてドミトリーを予約していた。
 私は寝る時にCPAPという睡眠時無呼吸症候群用の機械を装着して寝ている。これは外部から空気を送りこみ気道を確保する機械で空気漏れとか起こすと結構五月蝿いらしい。寝ている本人は全く気づかないんだけど。
 そんなわけでもし当日部屋が空いていれば個室に変更したいと思っていて、ダメもとでチェックインの時に聞いてみたら運よく個室に変更出来た。

宿の前は上高地を目指す旅行者の駐車場


今回の個室。四畳半エアコン無し


各部屋に繋がる渡り廊下は昭和の香り


 チェックインを済ませ併設された温泉に足を運んだ。汗ビッチョリの服を脱いで汗を流したい。これは立ち寄った日帰り温泉ではまた脱いだ服を着なきゃいけない事考えなきゃいけない事と比べれば大アドバンテージ。

 宿泊客でなくてもここは500円で入浴可能。湯温は加温しているものの温め。暑いからその点は良いんだけど洗い湯が水量不足で正直あまり体を洗う気にならなかった。

 風呂上がりの一杯、ノンアルって普段ほとんど飲まないんだけど、アルコール入れると体温が上がってしまうのが嫌でノンアル。
 あと、コーラなどの自販機や店内の冷蔵庫は壊れてて温かったのもある。

夕食は6時から。夕飯はテラス席(?)のお店の外で着々と支度がされている。昼食から3時間ほどしか経過していないのだけど食べられるかなぁ?

 夕飯にはオプションのすき焼きをお願いした。豚肉のすき焼きは初めて。

これで馬、牛、鶏、豚と本日4種目制覇。

 お風呂に入り、夕飯も済ませた頃、昼過ぎに利賀村で遭遇した雨雲が流れて来たのか遠雷と夕立の様な雨が降って来た。途中平湯で湯に浸かっていたらずぶ濡れだったに違いない。

 風もなく蒸し暑く感じる宿屋の中、他のホテルもエアコンを持たない所が多数な事を考えるとこの場所も昔はエアコン要らない場所だったんだろうと思う。今では北海道でさえエアコン必須になりつつあるので温暖化はしてるんだろうな。

窓開けていても風入らない、暑い、寝られるのか?と思いきや明け方頃は気温も下がり寝られたみたいだった。

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