夜中に思い出す誰かのこと
今年5月末に、友人が亡くなった。末期癌だった。本人の意向で家族以外誰も病気のことを知らなかった。コロナ禍もあって去年の秋から会っていなかった。そのとき、すごく痩せたなと思ったけれど、まさかもうそのときにステージ4だったなんて知らなかった。無邪気に「あれ~?痩せました~??」なんて言ってた。でもそれくらいのほうが本人はよかったんだろうなと思う。
仕事が終わらなくて宿題をしていた。久しぶりにnoteアップしよ、と思って、ヘッダーにいい写真はないかとpictureフォルダを開いたら、2011年に亡くなった友人のお別れ会の写真が出てきた。彼女もまた癌だった。
亡くなった友人のことは、今でもたまに思い出す。思い出したときに彼とも話す。(共通の友人なのです)
人は二度死ぬと思う。一度目は肉体的に亡くなったとき。二度目はその人のことを誰も思い出さなくなったとき。でも誰かが思い出して話をしているうちは死んでいないと思っている。
だから、思い出したらいつでもその人のことを考えるし、話し相手がいるときは絶対に話題に出す。でも今はなんだか泣けてきちゃうな。すごく寂しい。
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