感覚を取り戻しつつあることを実感する旅
今仕事をかなりゆるめて、
日常と非日常のあいだをさまよっている。
その間、今月から続けている習慣がいくつかある。
●あたたかい飲み物(今月は薬膳茶とシナモンティー)を朝一番と眠る前に飲む
●足指マッサージのと5本指ソックスの重ねばき
●直感でこれしたいがあったらその気持ちを大切にする
●朝セサミオイルでうがいをする
●呼吸法をする(4秒吸って、7秒空気を体の中全体に広げるイメージで息を止める、8秒で吐く)
●外に出て植物に触れる
などなど。
直感を大切にしていた中で、
箱根のポーラ美術館に行きたい気持ちがむくむくと出てきたので、
仕事終わりに近くに宿泊し、朝一番でポーラ美術館へ。
当初の目的はロニ.ホーンの日本初の展示だった。
それもとても素晴らしかったので、別の機会にまとめておきたい。
遊歩道にあるロニ.ホーンの展示を観に行こうと、
一通り館内を巡ったあとに遊歩道を歩いていた。
どこからか、フルートの音色。
散歩を楽しめるように音楽をかけているのかと思ったのだが、
これも展示の一つ。
スーザン.フィリップスの<wind wood>という作品で
ラヴェルの魔法の笛という作品からフルートパートのみを抽出、解体し
森の各所に配置されたスピーカーから流れている。
鳥たちのさえずりとハーモニーを奏でているのが心地よく、
ベンチでひなたぼっこしながら、ゆっくりと聴き入っていた。
その後にロニ.ホーンの展示物を観に行こうとして、
遊歩道の木の道から展示物に向かったとき、直接土を踏んだ。
それが衝撃だった。
あまりにもふかふかとやわらかかったのだ。
うわー、きもちいい!!!
心地良すぎて、思わず何度かふみかえした。
展示をのぞいた後も遊歩道に戻るまでの間、ふかふかを
足全体で楽しんでいた。
何かが、ぽろっととれた?
その後、食事も、味覚と嗅覚におどろいて、
夢中にならざるをえなかった。
今まで何を食べていたんだろう?
今まで“ながら食事“をしていたのだが、
感覚の情報量が多すぎて、そしてそれを感じたいので
目を閉じて食べる、食べざるをえない。
そんな感覚がよみがえってきたのかはじめてなのかわからないが
とにかく食べることに夢中になっていた。
感覚は取り戻す/育て直すことができる。
それを一気に実感する旅だった。
逆に?、語彙がなくなったというか
オトマノペの方が先に出るので、何だかこどもに戻ったような感覚なのだ。
そして自分が世界に対して感じたことへの反応も、とても素直になってきている。
おなかからするっとことばがでていくのが、ここちよい。
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