![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92318051/rectangle_large_type_2_2c399b92afadc35aa8eb499164e4ecc9.png?width=1200)
Photo by
hondashizumaru
燕のものづくりを体験して
新潟県の県央地域にある燕(つばめ)市。
ものづくりが盛んな市。特に金属産業。
その燕には、1枚の銅の板を叩いて起こして、
模様を入れて、やかんや花瓶などにする
鎚起銅器(ついきどうき)という技術がある。
その鎚起銅器を作る過程で、
今日体験したのが、鎚目(つちめ)入れ。
かなづちの真ん中で、トントンと
表面を叩いて模様を入れることのことを指す。
![](https://assets.st-note.com/img/1669817852396-yY7LjPBVLA.jpg?width=1200)
なぜ鎚目を入れるんだろう?
それは金属の中でも柔らかい性質がある銅を
加工すると固くなって変形を防ぐためなんだって。
みんな模様は様々で、いろんなパターンで
叩きながら描いていける。
![](https://assets.st-note.com/img/1669818249995-FWa7DlM1PL.jpg?width=1200)
1つ注意点として、
飲み口に近い上側はあまり鎚目を入れないでおくのがポイント。お酒飲んだときの口当たりをよくする狙いが。
実際に叩いて打つとき。
利き腕でタンブラーを支え、手首のスナップをきかせてやるのがコツ。
手首のスナップで叩いていく中の疲れも最小限に抑える。
打ち進めて、銅器の内側に出る凹凸が表れてくる。
その凹凸は、例えばビールを入れたとき、
クリーミーに仕上がるかどうかを左右する。
![](https://assets.st-note.com/img/1669818090126-dvZdJ4fgS1.jpg?width=1200)
銅器の中に敷いてあるのは金属の錫(すず)で、
飲み物の雑味を取ったり、お酒をまろやかにするとのこと。
そんなこんなで進めていくと完成!
![](https://assets.st-note.com/img/1669818340109-VxwQNWGsMv.jpg?width=1200)
どんな形になっても味があるし、
自分が作ったからこそ愛着も湧く。
自分だけのMy鎚起銅器。
なんだか職人さんみたいになれた気分で、
その地域ならではの産業を体感しながら、
充実した時間になりました。
今回はタンブラーの鎚起銅器ですが、
他にもいろんなものづくり体験が、
燕市にある産業史料館にはあるのでぜひ!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
1スキ、1コメントが書いてみるチカラになります!