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キャリアコンサルタントとしての求人って実際どうなのですか?

私はキャリアコンサルタントの資格を取得して以後、本業とは別の副業として活動をしています。

2018年現在でのおもな内容は「これからキャリアコンサルタントになりたい人」へのサポートなどです。
たとえば…国家試験を受けるにあたって、「面接実技」の練習をしておきたい方々への支援などです。
オブザーバーとして、ロールプレイの様子を観察してアドバイスを伝えたり、時には直接クライアント役となり相談をしてみて、終わってから感想をフィードバックしています。

で、そんな活動をしているといろいろ質問を受けるのですが…
その中でもよくされる質問として…
「キャリアコンサルタントとしての求人って実際どうなのですか?」というものがあります。
一番よく訊かれる質問かもしれません。

大学のキャリアセンターとかの募集もほとんど無いみたいです

「求人サイトを検索してみたのですが、あまり仕事が無い様に思います」
「大学のキャリアセンターとかの募集もほとんど無いみたいです」
「経験者でないと難しいですよね」
「人事の経験者が有利だと聞きました」
「実際、資格を取られた方々はどうされてるのですか?」
…といった感じで、みなさんとても気になるようです。

そういった質問に対する私の応え方は、だいたいいつも同じでして…
今回はそれの一例を示してみようと思いました。

キャリアコンサルタントだって他の資格と同じです

仕事について心配する気持ち…わかります。
同時に、よくいただく質問でもありますね。
みなさん気になるところのようです。

さて、結論から言いますと…
キャリアコンサルタントという仕事の求人はたしかに多くありません。
資格を取ったから → 仕事に就ける…ということにはなりません。

しかしそれは…
別の資格でも同じではないでしょうか?
医師免許、弁護士、社労士、教員免許、保育士…
どれも、資格を取ったら終わりではなく、そこからまた仕事にする努力は出てくると思います。

キャリアコンサルタントも同じです。
求人は多くないですが…
私の知り合いには、大学のキャリアセンターで働いている人も、大学で非常勤講師として講義をしている人も、ハローワークで働いている人もいます。

リクルートなどに代表される人材会社からの、下請け的な仕事をしている人もいますし…いま勤めている会社で資格を活かしている人もいます。
フリーランスで活動している人もいますね。
起業した人もいました。

もちろん…
キャリアコンサルタントの仕事に就きたくて、いっぱい採用を受けても…なかなか思うようにいかない…という人もいます。

経験は問われることが多いです。
キャリアコンサルタントとしてはもちろん、人事の経験が採用条件になっているところもあるようです。

私が卒業したスクールの同期生では…希望者全員ではありませんが…
キャリアコンサルタント職をゲットした人もいますよ。

あきらめずに、何回でも挑戦する気持ちは必要かもしれません。
そして、最初になぜこの資格を取ろうと思ったのか、初心を思い出してみることも有益だと思います。

私だけでなく…ほかのキャリアコンサルタントの資格所持者の方々にも、こうした話を聞いてみると良いでしょう。

キャリアコンサルタントの勉強会や交流会はよく開催されているので…
そうした機会に色んなキャリアコンサルタントと触れ合う事で、考えが整理されてきて…自分なりの道が自然と浮かび上がってくるかもしれません。

私は、いろんな人たちに出会って良かったですよ。

最初になぜこの資格を取ろうと思ったのか

とまぁ…こんな感じで質問にお答えすることが多いです。
ちょっと偉そうですかね?

しかし、主にお伝えしたいことは…
見出しにもしましたが「最初になぜこの資格を取ろうと思ったのか」ということです。

単純に、「転職したい」とか「給料をあげたい」とかであれば…
もっと他にも選択肢はあるわけです。
国家資格とはいえ、キャリアコンサルタントの地位や有効度合いは、それほど高くありません。(と、私は思っています)
名称独占という機能はあるものの…業務が独占できてるわけではありませんから。
つまるところ…転職や仕事などの相談業務というのは、いつ誰がどのようにしても自由なのです。

しかし、それでもなお。

それでもなお、この資格を取ってみたい!
この勉強をしてみたい! …という気持ちがあったはずなのです。
(勤め先の人事部の研修として受講されている方などは別ですよ)

それを思い出してください。
もし「資格をとれば安泰」という状態が理想なのであれば、迷わず他の資格や勉強をおすすめします。

「資格」に惑わされないでください。それは形です。
大切なことは…あなたの内側にある。
「なにがやりたいか」もしくは「なにが嫌なのか」
そこに核心があると思うのです。

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