エンプラ所属の匿名アカウントが2年間の活動を経て商業出版をするまで #DevReljp
ジャーニーマン ( @beajourneyman ) です。エンタープライズ向けビジネスが主軸のシステムインテグレータで現場の仕事をやっています。
このエントリーは DevRel Advent Calendar 2019 の25日目に参加しています。
トップ画像はひと月ほど前にインプレス社から出版され自著「開発者向けマーケティング DevRel Q&A Apple、Slack、GitHub、Twitterが成長した裏にある秘密」の公式紹介ページです。エバンジェリスト、コミュニティなどのキーワードに関心のある方はお手にとってみてください。
2年前から考えると想像もつかない結果です。きっかけから3つのステップを経て、本が出るまでの足跡をお伝えします。
かくして一歩を踏み出す
丁度2年前の個人としては初となるQiitaエントリーを書きました。個人というのは、ブログエントリーは公式でライターをしていたためです。アドベントカレンダーは良いきっかけでした。
1本目は「開発者向けマーケティングのコミュニティ #DevReljp 」のアドベントカレンダーです。エントリーを書くコトを誰かに応援しもらえるのはとても心強いです。
気持ちのブレーキを掛けさせない仕掛けとして、締め切り間際に一気に3本書くコトにしました。忘年会シーズンで月も後半、とてもキツく、やり切れたコトに安堵しました。
何故、個人でも始めたのか？ それはコンテンツマーケティングがミッションだったため、いくつかのプラットフォームで実際に打席にたって体感するコトに価値を感じたからです。ほどなく Medium も始めています。
そして初の本を書く
自身初の本を書いて読者に届けたのは、上記のスタートラインから10ヶ月後のコトです。こちらも前述のコミュニティ #DevReljp の仲間と一緒に取り組みました。その時のストーリーは以下のエントリーで語っていますので、ご覧ください。
企画力も実行力もあるメンバーとビジネスを抜きで共創する体験は、厳しいながらも心地よく、手応えを感じるコトができました。以来、3度の執筆で5冊の本を出すコトになります。掲題の"匿名アカウント"とは、執筆のペンネーム「ジャーニーマン」のコトです。歴史は古く学生時代から使っているHN的なモノですw
上記や本エントリーも含め #アウトプット にまつわるストーリーをまとめていますので、「何か書きたい」と思っている方のお役に立てば幸いです。
なんと出版社からお声掛けいただく
2018年09月の #DevReljp Japanカンファレンス と #技術書典 に向けて、これまでの3,4倍の分量の書籍を出すコトにしました。執筆陣は自分も含め5名。ロールアウトから逆算して半年ほど前のコトでした。
本はQ&A集です。出自も現職も違うメンバーが現場で積み上げた経験を元に80近い質問に数名で回答する形式です。予定調和なしでそれぞれが自分に向き合った結果、200程の回答が集まりました。
出会いは、2019/09/07(土)の「DevRel/Japanカンファレンス」でした。ハードな締め切りを乗り越え、物理本が初ローンチした日です。そこに別のコミュニティで知り合った編集者の方にご参加いただき、カンファレンスの懇親会が終わる頃には商用出版の方向性が決まっていました。
これまで、インディーズで4冊、その4冊目がメジャーデビューに繋がった形です。実名でもなく、会社の看板でもなく、ただひとりの執筆者として。
繋がった道を振り返る
豪華執筆陣の肩に乗って遠くに行けたラッキーマンです。そこに繋がる道は何か？と問われれば、確信をもってたったひとつだけお伝えできるコトがあります。それは…
続けるコト
ブログを書き始めた頃はマーケターでしたが、本を出す時には全く関係のない現場の仕事で、本業の成果に一切繋がらないDevRelコミュニティへのコントリビュート、何故？ 良く皆さんに聞かれます。
本質的に価値があるコトにコミットする
コミュニティにコントリビュートするコトも、ブログや本を執筆するコトも、SNSで伝え続けるコトも、手段のひとつでしかありません。そして、DevRelというカルチャーの可能性を確信しています。そう、シンプルに、自分の評価や評判の前に、目指したい世界に1ミリでも近付くために、常に打席に立ち続けよう、そう思っています。
その道の途中に、出版という出来事がありました。お声掛けいただきありがとうございます。広報・マーケ経験者なので、PR TIMES さんに自分のペンネームが載っている のは素直に嬉しかったです。
最後に…
皆さんに目指したい世界はありますか？ そのために今年できるコトはなんですか？ そのために今月できるコトはなんですか？ そう今日できるコトをコツコツ続けましょう。それは誰かに評価してもらうためでなく、ありたい姿に続く道でありますように。
きっと、この旅に終わりはありません。だから弛まず続けられる。ライフワーク、そんなコトバをイメージするとしっくりくるかもしれません。最後にもう一度…。
今日できるコトをコツコツ続けましょう。
改めて #DevReljp アドベントカレンダーをご紹介します。エバンジェリスト、デベロッパーアドボケイト、コミュニティマネージャ、エンジニアのエクスペリエンスに関わる方、皆さんに読んでいただきたいエントリーが多数参加しています。是非、じっくりご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。良かったらTwitterでご感想いただけると嬉しいです。
#MerryXmas : D
