Bé-Aと私たち|Vol.4 助産師
100人いれば100通りの生理がある
「Bé-A〈ベア〉と私たち」
一人ひとりの体やライフスタイルが違うように、「生理」も人それぞれ。
「Bé-A〈ベア〉と私たち」では、社会で活躍する女性たちに、生理との向き合い方をインタビューします。
これまで見えなかった、自分以外の生理への理解が深まることは、互いに思いやる優しい社会への一歩につながるでしょう。
自分の生理と向き合うヒントにもなるはず。
100人いれば100通りの生理を知って、
誰もが自由や望みを失わず、思いやりをもって豊かに生きていくために。
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「Bé-A〈ベア〉と私たち」第四回目は、助産師として勤務されている太田瞳さんにBe-A Japan代表 髙橋がインタビュアーとなってお話を伺いました。
太田さんは、高校1年生と中学1年生のお子様を育てながら助産師として勤務されています。
長男出産後、助産師の道へ。
ピルの服用をやめてから、経血量が多くて大変でした
髙橋:この度はインタビューをお受けくださりありがとうございます!
早速ですが、太田さんのことを教えていただけますか?
太田:私は高校1年生と中学1年生の男子の母です。大学を卒業後、一般企業に勤めた後に長男を出産。その時の出産がとても楽しくて! その後看護学校へ通い、現在助産師をしております。
髙橋:お子さんが誕生されてから勉強されたんですか!?
太田:助産師になるには、まず看護師にならなくてはならないので一度は助産師になることを諦めました。でも長男が1歳になった時に、高校の後輩が看護学校に入学することになり、彼女がその時やっていた、病院の看護部長の事務の仕事を私が引き継ぐご縁をいただいたんです。
働くうちに、当時の上司に「看護学校行ってみたら?」と言われて。思い切って看護学校を受験したら合格しました!入学式の時は次男を妊娠中でお腹が大きかったので、先生たちは驚いていました!そして看護学校を卒業後に、助産師学校に入学しました。
髙橋:すごい!素晴らしいですね! でも、お子さまお二人を育てながら学ぶというのはとても大変でしたね。
太田:高橋さんもそうだと思いますが、自分がやりたいとなるといくら大変でもできるんですよね。
髙橋:確かに!大変だけどできるという気持ちは良くわかります! 太田さんは、これまで生理で困ったことはありましたか?
太田:元々量がとても多くて。吸水量がかなり高いタンポンを入れた上で、ナプキンをあてて…それでも3時間ほどで交換していました。
タンポンを使い始めたのは大学生ぐらい。交換のタイミングがつかめず、スカートについていたということもありました。後ろから漏れることもありましたし、ナプキンでかぶれるということも。
髙橋:それは大変でしたね。量が多いということで、産婦人科に行かれたことはありますか?
太田:病院へ行くということを考えたことがなくて。助産師学校へ入学した時にピルの存在や便利さを知って驚きました。「卵巣がんのリスクも減らせる」「経血量も減る」「規則的になる」と、私にとってメリットばかりでした。30歳くらいから飲み始めるようになって、とても楽に。ただ、ピルは35歳くらいから血栓のリスクが高くなるので、飲むのをやめたところ、経血量は増えました。後ろ漏れもするし、ぐっすり眠れないように…。
髙橋:毎月ご苦労が多かったのですね。朝起きた時に後ろ漏れを発見すると、本当に悲しい気持ちになりますよね。
助産師という職業だからこそ。
お産が始まったら、トイレに行けない
髙橋:助産師だからこそ生理に困ったことはありますか?
太田:私たちの仕事って、本当にトイレに行けないんです。朝、仕事の前に行って、お昼休憩に行って、勤務終わった後に行って、仕事中に3回行ければいいぐらい。助産師は、お産のサポートがメインで始まったら付きっきり。気づいたら全然ナプキン変えられず、白衣にシミがついているということも。
髙橋:お産は時間のタイミングが読めないですものね。
太田:シフト勤務なので24時間1人でつきっきりではないんですが、自分が仕事(お産のサポート)をしてる昼休憩以外は産婦さんの横にずっといます。トイレはお昼休憩時にササっと済ませる感じですね。
髙橋:出産は平均的にあるものですか?日によってないこともあったり?
太田:私が今いる病院では患者様1人ひとりにマンツーマンで付き添うので、分娩進行者が3人いれば、分娩担当を3人つけるようになっています。前の病院では1人で4人のお産をサポートする、ということがありました!
髙橋:4人同時進行!どうやってお産をサポートするんでしょうか?太田さんが生理でない状態でも大変ですね。
太田:それでも生理の時の方が大変なんですよ。
お腹も痛いし、体もだるい。
普段通りの動きができていないかも、と感じます。
髙橋:赤ちゃんが産まれるその時をサポートするって大変なお仕事ですよね。
太田:大変なことは多いですが、生まれたての赤ちゃんの顔が見れると思うと、とても贅沢だと思います!
Bé-A〈ベア〉の吸水ショーツに感動!
使った方がQOLは上がるかなと思います。
髙橋:Bé-A〈ベア〉を知ったきっかけを教えてください。
太田:クラウドファンディングをされていた2年半前は、ちょうど月経カップが流行り始めていた時期で。タンポンとナプキンでカバーしても、白衣が汚れてしまうことが本当に嫌で、いろんなプロダクトを調べていたんです。そこで、海外では吸水ショーツがあるということ知りました。その時41歳だったので、この、ナプキンでかぶれたりする不便な生活はもうそんなに長くはないだろうと感じていました。でも、やっぱり気になって…ちょっと高いけど使ってみようと決意。私と同じように量の多い妹に声をかけて、3枚セットを妹と分けました。心から感動しました!
髙橋:多い日はどのようにお使いになられていますか?
太田:多い日は吸水ショーツの上にナプキンをしてます。
髙橋:なるほど。どれくらいの頻度で交換してますか?
太田:交換するタイミングがなかなかないので、朝に昼用をつけて、仕事が始まる時に夜用をつけて、また休憩の時に夜用をつける、ということが多いです。
髙橋:Bé-Aを初めて使用した時の感想をお願いします。
太田:本当に漏れないんだと感動しました!洗濯している時、これほどの量を受け止めてくれていたんだ、と驚きました。
髙橋:助産師さんのユニフォームは決まった色がありますか?必ず白じゃないといけないとか…。
太田:最初の勤務先ではズボンは白でした。けれど分娩係の場合は、全身ピンクの制服。おそらく血がついた時にすぐ洗えるようにだと思います。
次に勤務した時は、支給されたズボンは白でしたが、自分で好きな色を着ても構わないと言われたので私は濃いめの紺色にしていました。
今勤務している所は、最初はバーガンディー色でした!白じゃないと、本当にありがたいです。一般的に助産師の制服は白が多い印象ですね。
助産師あるあるなのかもしれませんが、分娩係が生理だとお産が多くなったり、忙しくなるんです。だからできるだけ、自分が生理ということがわからないようにしているんです。不思議ですよね。
髙橋:最後に吸水ショーツをまだ試したことのない方へ、何か一言お願いします。
太田:使った方が多分QOLは上がるかなって思います! なかなかトイレに行くことができない方かぶれやすい方はぜひ吸水ショーツを選んで欲しいですね。
髙橋:お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
助産師の皆さまの献身的なサポートによって多くの尊い命が誕生していることに心から感謝いたします。また、私自身も2度の出産を経験しましたが、不安や緊張の中、温かくサポートしてくださる皆さまにどれだけ助けられたかと、今でも鮮明に思い出せます。
助産師の皆さまのサニタリー期間のサポートアイテムとして、Bé-A〈ベア〉をお役立ていただけましたら大変嬉しいです。
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