タロットの起源である、トランプカードの来歴
〜2月5日 20:00
「タロットで、見てほしい」
という依頼を、ごくたまにうけることがある。
占い手法を指定しているわけだ。一般的にはクライアントにとって、手法よりも結果が気になるところだろうが、タロットへの思いが強い人もいるのだろう。たしかにこのカードがもつ妖しさは独特のものがある。
ただし歴史は意外にあたらしく、15世紀ごろにキングゲーム用のカードとして開発されたといわれている。ルネサンス期が始まろうとする時代で、場所はイタリア、貴族たちの遊びとして考案されたようだ。
ただし元をたどっていくと、タロットの前身といわれるのは数札のトランプ。小アジアや中近東からヨーロッパにもちこまれ、その後、ヨーロッパでは神秘主義が流行し、タロットの誕生とともにその絵柄に神秘主義的な図柄が加えられた。18世紀後半にはオカルトや占いにつかわれるようになり、独特な発展をとげた。
タロットをつかったゲームもあるが、いまではタロットといえば占いというイメージが強い。トランプカードをつかった占いはあるが、こちらはむしろゲームの印象が強い。僕自身、トランプを使って占ったことはない。
しかし、なじみという意味ではトランプカードはこどものころから接してきた人も多く、その意味も想像しやすいだろう。数札に絵柄がないため、物語性を感じにくいが、その意味を知ればこれを使った占いもできる。むしろタロットよりもストレートで理解しやすい気もする。
ということもあって、今回はトランプカードについてすこしお話を...…
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1月6日 20:00 〜 2月5日 20:00
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