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インドネシア発祥 発酵食品テンペが好き過ぎた結果

こんにちは。

最近の寒暖差で風邪を引いてしまいましたが、みなさまはお変わりありませんか。

さて、湘南で発酵教室を不定期開催している中で、一番人気なお教室は「テンペ作り教室」。

今回はその人気「テンペ」について熱く語っていきたいと思います.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪

多くの方が魅了されるテンペですが、私もその1人で、好き過ぎた結果、自分で作ってしまい、お教室を開いちゃったというお話です。

テンペとはインドネシア発祥の伝統食品で、400年以上も前から食べられている「国民食」と言われています。

昨今では、マクロビやベジタリアン生活を送る世界中の方が、植物性タンパクとして注目するスーパーフードとも言われています。
お教室にご興味ある方の多くは、veganの方やお食事に気をつけている方が多く、ご自分で作って日常に摂り入れたいという方が多く見受けられます。


テンペについて

まずテンペについてもう少しご案内しますね。
テンペは大豆に「テンペ菌」という菌を混ぜ、発酵させたもので、食感はもちふわっ(私個人の感想)としています。
味ですが、テンペは照り焼きなどの味付けをされるため、そのお料理法により変わってきます。

そして、このテンペ、栄養価や消化性が評価され、今では世界中に知られるようになり、スーパーでもお豆腐コーナーなどで頻繁に見かける食材のひとつでもあります。

なので、身体を大切に思われる方は興味がわくし、食べてみたい食材となりますよね.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪

こちらがテンペです


前述した「テンペ菌」はハイビスカスの葉などにつく、【クモノスカビ】というカビの一種で、大豆に付着させ、繁殖させます。
テンペ菌が繁殖すると、菌糸が伸び全体が白っぽくなり、さらに大豆同士がくっつき、白いヌガーのような固まりになるのです。

余談ですが、菌糸が伸び、真っ白な粉雪のようなもふもふを見る度、私は顔を埋めたくなる衝動に駆られています……
また、このテンペの断面は世界にひとつしかなく、この断面を見る度、萌えーーとなる私です。


テンペの栄養価

テンペは栄養価や消化性が優れていると前述していますが、生の大豆を食べるよりもテンペとして摂取する方が、体への吸収が良いと明らかになっているようです。
そしてテンペの栄養価ですが、100gあたり:200kcal(タンパク質 20g、炭水化物10g、食物繊維、抗酸化物、ビタミンB)などが含まれています。

テンペとの出会い

私がテンペと出会ったのは、インドネシア バリ旅行でした。
食べた瞬間、「なんだこれ、美味しぃ」と、この美味しいものが何か聞いたところ、それが、テンペだったのでした。

私自身、栄養面などより、まずその食感と美味しさに打ちのめされたという感じです。


テンペを作り出したきっかけ

バリから帰国後、日本でテンペを探し始めたのですが、当時(2018年ころ)は大型スーパーで購入することができ、もうそれはそれは嬉しくって、買いだめしたものの、なんか違う……
あの味はどこへ?…… ととてもガッカリしたことを今でも覚えています。

食い意地張ってる私は、これは作るしかないーとテンペの作り方を調べ、メーカーさんが販売されているテンペ作りキットも購入し、いざ作りはじめましたのでした。

テンペを作ってみたものの

実際作りはじめたものの、すっごく気になる事が……

それは「大豆の皮を剥く」こと。

テンペ菌を繁殖させるには、大豆の皮をむいた状態の方がよいとのことですが、茹でた熱々の大豆の皮を剥くのはかなりの労力が必要です。

まず乾燥大豆を茹で、この作業に対して、かなりの意気込みが必要であり、かつフードロスを出すのがどうも私は気に入らない。

またメーカーさんのキットは、専用の脱脂加工大豆を使用、かつ細かい制約が多く、私には窮屈過ぎて無理でした……

こうなったら、納得するテンペを作るしかないー.‪‪‪.ᐟ‪‪‪キー.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪ということで、独自に作りはじめたのです。

まずはじめたのは、大豆をまるまる使ってのテンペ作り。
皮を剥くのは、テンペ菌を繁殖しやすくするため。とのことでしたが、まずはそのままやってみよ。とやってみたら、心配することはなく、テンペ菌はきちんと繁殖し、菌糸が伸び、もふもふしていました。

できたてのテンペ。粉雪のようなもふもふが愛おしい。


要は温度管理や熱の伝わり方が重要であることを認識したのです。

テンペ菌を大豆に付着してから13時間ほどで菌の活動が目に見え、キノコのような香りがふんわりしてくると、ワクワクが止まらなくもう言葉には言い表せないほどの感動がやってきます。

それからどんな道具を使うかなど、1年程試行錯誤を繰り返し、手軽に、美味しく、満足できるテンペを作ることができたのです。

その1年は、常に大豆を食べていたので、見るのも嫌なくらい。

しかし、この試行錯誤があったからこそ、今では、大豆以外に、いろいろな食材を使ってテンペ作りを楽しむようになりました。

以下、私のテンペコレクションをお楽しみください.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪(自己満足の世界です)

大豆とひじきのテンペ。
大豆、ヒヨコ豆、丸麦などのテンペ
おからテンペ
おから、ひじき、丸麦テンペ
小豆、さつまいもテンペ


ということで、テンペが好き過ぎた結果、大豆以外のテンペを作り、テンペ作りの楽しさや美味しさを改めて感じ、テンペ教室を開いてしまいました。

テンペの作り方についても、noteへ展開したいと思うので、ご興味ある方は気長にお待ちくださいっ。

そして何よりも発酵の過程がとても楽しく、その背景には微生物の活動が伴い、結果、私たちは微生物の命をいただき、健やかな体を維持できるということも忘れてはいけないなと毎回感じています。

ということで、テンペにご興味持った方はぜひ、♡ポチっとお願いします。





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