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【英語】留学先で日本人と一緒にいること

こんにちは!バンクーバー留学生のsasaです!
今回は滞在期間の折り返し地点を迎えた私が最近考えている
「日本人と一緒にいること」
について自分なりの気持ちを書いていこうと思います。
このトピックは、私がカレッジを卒業してから長い期間、真剣にずっと考えていたことで、今回はより多くの方にぜひ聞いて頂きたいなと思う話題でもあります。少し長くなるかもしれませんが、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、いきます。

英語環境を作るのに必死だった日々

渡航後すぐの頃、最初はたくさん英語に浸ることを目標にしていたので、同じテーブルに座っていた子と、とにかくたくさん英語を話すようにしていました。コロナになってから現在までは、特に日本人留学生が多くて、街を歩いていて日本語を耳にしない日はありません。私の学校は1クラス30人規模の学校で、日本人はほぼ半分ほどでした。他はメキシコや南米が多く、結構多国籍だけど、やっぱり日本人が多い...というのが最初の感想でした。(学校やコースによっては、日本人と韓国人しかいないクラスもあるようで、私の学校はまだ多国籍な方なのかな、と思っています。)
私は「日本人と喋らない!」というより、「他の国の子と関わりたい」という気持ちが強かったので、学校に行ったらあえてテーブルを選ぶようにしていたのと、先生に当てられそうな場所をわざと探して、卒業まで先生の目の前の席に座って授業を受けていました(今考えると、自分が真面目すぎて、よくあそこに座っていたなぁと思います。笑)

色んな国の人と話すのが、楽しくて仕方ない。

カレッジが終わる週末には、学校終わりにみんなで飲みに行くのが恒例でした。他にも、
・ハウスパーティ
・お酒
・遊び
そんなものを通して、英語を勉強して色んな国のカルチャーを知り、色んな価値観に触れて、毎日英語を話すだけで、勉強してる感がすごいあって、周りから「たくさん刺激を受けているな~」と感じながら充実したカレッジ生活を過ごしていました。

でも、限界が来るときがある

振り返ってみると、色んな人と英語を話し、たくさん刺激を得ることで、自分がどんどん変わっていくのを毎日感じていた半年間でした。もっと思い切って行動するようになったり、いい意味で"テキトー"になる機会があったり、自分が日本にいたときよりも、良い意味で刺激を受けるときもあれば、外的環境からの刺激をすべて受けようと頑張りすぎてしまっていて、違う国に来て、別にそのままでも良かった「自分」を変えることに必死になっていました。

でも、そんなクラスメイトとの交流を楽しみ、「充実してる!」という感情に、突然限界が来る瞬間があるんです。毎週のように飲みに行って、ビール代を払うことで、友達との交流の機会を逃さないようにしていた私ですが、ナイトクラブに行こうとか、全然知らない人が肌を露出して踊っているような場所に行ったとき、その空間にどうしても馴染み切れない自分がいて、ふと「疲れてしまった」瞬間があったんです。もちろん、そういう日本にはあまり馴染みないものこそが刺激になるし、そんな文化を持った人と共に時間を過ごしてるわけだから、そんな場所もあって当たり前なんですが、私がこの社会で見る「新しい」ものすべてについていけばついていこうとするほど、どんどん自分が「無理してる」気もして「これっていい刺激なのか?」と疑問を持つようになりました。

ここでよく耳にする「多文化交流」という言葉の奥深さを知ります。相手の文化を理解するということは、ただ「知る」ということではなく、思っているよりもっと複雑で、簡単なことでは決してない。

そんなコミュニティに自分が馴染めなくて、私の居場所じゃないなぁと思ったとき、身体的にも精神的も疲れてしまい、「私はやっぱり日本人なのかも」と、ふとそのアイデンティティに帰る瞬間が増えました。

”日本人”に戻りたいとき

私の場合、”自分”に戻りたいとき、一番近くで話を聞いてほしいと思ったり一緒にいてほしいと思うのは、やっぱり同じような環境で育った、同じ言語で育った日本人のクラスメイトでした。たくさん他の国の友達もいるし、みんなのことが本当に大好きなんだけど、自分の心地よい快適な場所(comfort zone)を求めようとすればするほど、結局のところ日本人のコミュニティにぶちあたるんですよね。
でも、今の私は決してそれが悪いことだというようには認識していなくて、むしろ大切なことなんじゃないかなと感じています。言語習得だけを私がこの留学で求めていたものではなかったからこそ、そう思うのかもしれませんが、そんな異文化に洗練されまくって「少し疲れたな」と思ったときに、原点に戻れるような心のゆとりを作ってあげることは、実は自分を守るためにも、絶対に必要な時間だと思うようになりました。刺激を受けたり、挑戦できる環境に身を置くことも、それはそれでたくさんの学びがあるけれど、自分を解放してあげるために、話を聞いてほしいと思う日本人の友達を持つことは、決しておかしなことではないし、全然悪いことじゃない。

「学びたい」と思う人と、一緒にいるべし。

これは完全に私の個人的な見解と、私が通ったカレッジなども関係するかもしれませんが、やっぱり留学を決断して一人で渡航してきている人たちだからこそ、それなりにみんな自分を持っているんですよね。私は田舎で生まれ育った人なので、東京みたいな、全然自分とは違う景色を見て育ってきた人、帰国したら起業したい!と自分の夢を語ってくれる人、日本での仕事を「辞める」という大きな決断をしてカナダに来た人。それぞれに色々なストーリーがあって、私は他の人のそういう話を聞くことが大好きなので、日本人といても、何でも「学び」になると思っています。彼らから学べることがたとえ英語という「言語」でなくても、自分がこれから日本に帰った後に生きていくヒントだったり、自分にはない価値観だったり。

でも、現実的に考えて、その中でも全ての日本人からそんなお話を聞くことはもちろんできないし、やっぱり英語学習が全くおろそかになってしまうのも嫌なので「常に自分が成長できるな」と思う日本人と一緒にいることを心がけています。

最後に

もしも、これを読んでくださっているあなたが、言語習得のためだけに留学を考えいるのであれば、「日本人と話さないようにする」ことは素晴らしいルールだし、必要なメンタルかもしれません。でも、オンライン英会話で絶対に得ることができない機会ってまさにこういう所で、異なる環境に身を置くことは、決して周りの文化を知ることで視野を広げることだけではなく、「自分のことをもっと深く、見つめなおす」きっかけにもなるということを、私はぜひこの記事を通して伝えたいです。

今回は以上です!
実は今日Coop先が決定したので、そのことについても近々記事を更新できたらと思っております😊


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ここまでご拝読頂き、ありがとうございます!

わたくしSasaのnoteでは、現在カナダ留学を経験している身として

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