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全部、生理のせいだ

「生理は病気じゃない」
「みんな耐えてるんだから」
「薬飲めばいい話でしょ」
「言い訳にしないで」

全部言われてきました。
今読んでいるあなたも、言われた経験があるかもしれません。


生理痛やPMSがあっても、その苦しさを隠して、薬を飲んでただ耐える。
そしてピルを飲んでも、心無い事を言われる現実。
日本にはそんな風潮がまだまだあります。
私もなかなか生理やPMSの辛さを言えませんでした。
生理をもっとオープンに話せればいいのに。
でも、言いたくないという気持ちもある。


ずっと葛藤していた時に、
小山健さんの描く『生理ちゃん』12の中で、
素敵な言葉に出会いました。

「恥ずかしい気持ちは当然あるものだし
生理をオープンにしようってことじゃないの」
「当然にあることをないことにされるのがヤバイんだよ」
「もっと普通にあるものとしてわかってほしいんだ」


ああ、これだ。
言わないから、ないものにされる。
そりゃそうだ。現実は変わらない。


生理の諸々の問題の解決策はこれです、
と一言で言えるものじゃない。
「男性はどうせわかってくれない」
と言いがちだけど、


でも、
もし私達が思っている以上に
周りが優しい社会だったら、
そして作っていけるのだとしたら、
あなたはどういう行動をとりたいですか?


痛みを我慢し続けますか?



はじめまして。やこといいます。
1月に、文学座研修科という所を卒業しました。 舞台の世界が大好きです。
けれど今、生理とPMSに悩む人向けのWebの制作を目指して準備しています。
なぜ今生理のことをやるのか?
自分の頭を整理する為にも、ここに至るまでの私の生理への思いを書きます。
生理痛がある人、ない人、そして多くの男性にも読んでほしいです。
そんな願いをこめて。


読む前に

生理痛やPMSには個人差があります。
生理を経験する人の中には、痛みが無い人もいれば、とても痛い人もいて、痛む場所も、痛み方も様々です。私は痛い方の人間だと思いますが
「生理・PMSは辛い」というのを書いて終わらせたいのでは全くありません。そう思われたら本末転倒で悲しいので先に記しておきます。
「生理やPMSはこんな症状になる人もいる」と知ってもらうのは第一目的です。ですが、最終的に知った上で性別問わず個々人が、
どういう行動をとるのかと考えてもらうのが大事だと思っています。
でも、まず伝えなきゃいけない。
と思うので、私の症状も一例として書いていきます。

はじめての生理

それは突然やってきました。小6のある寒い時期。その前日の図工の時間、やたらと気持ちが悪くて、扱っていた粘土の匂いのせいかな?と思ったのを覚えています。保健室に行き、休ませてもらっても熱があるわけではない。
家に帰っても気持ちが悪く、よくわからない不調の原因がこれかなとわかったのはその次の日。
朝起きてトイレにいったら、下着に茶色のシミ。
「え、もらした」と焦った後、理解しました。


「これは生理だ」


母に伝えたらとにかくすごく喜んでくれて拍手されました。
赤飯が出たとかは覚えていません。
でも兄が荷物もとうか、などと普段言わないような事を言ってくれたり、
家族がやたらとお祝いムードだったので「生理になる事はおめでたい事なんだ」と恥ずかしくも嬉しかったのを覚えています。


が、お祝いムードから一転、
噂の「2日目」がやってきました。
まず血がいきなりドバッと出てくる感覚がどうも気持ち悪い。
予告なく出てくるわけで、その瞬間に「ゔっ」てなってフリーズする。
けっこうな量に漏れたかもしれないと思って、かに歩きみたいな感じでトイレに向かう。
一日目は茶色みたいな色だったのに、次に見たのは赤い血。
私は血の赤色が苦手なので、当時は血をみないように上をみながらナプキンを巻きました。ナプキンをずっと巻いてたら、手巻き寿司が上手に出来るかもしれない、などとバカな事を考えながらも、慣れない作業を行なっていたのを覚えています。


そして、学校からの帰り道、痛みがはじまりました。鈍い痛み。
今まで経験したことのない痛みにじっと耐えました。


「痛い痛い痛い痛い」


家に帰って不安を吐露したかった。
でも誰もいませんでした。


「なんで生理なんてくるの」


一人号泣しました。
自分の体の変化についてけなかったんだと思います。

「痛がるのは大袈裟」 子宮をなぐった学生時代

「少しずつ慣れていくから。」という母の言葉に気を落ち着かせつつ、最初のうちは不定期に訪れるそれに向き合っていく日々。
中学生になると、一回の生理がほぼ2週間になり、痛みはどんどん悪化していくので、その頃には私の中では「生理=辛い」の方程式が出来上がっていました。


当時の私の主な生理の症状は、貧血・激痛・嘔吐でした。
私の生理痛は主に3種類です。形容は難しいのですがこんな感じです。


①子宮内を全力で殴られる
②痛みがにじみ出てくるベルト装着
③子宮を全力でぎゅーっと絞られる


下手なりに図解してみました。

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①〜③は月毎にカスタマイズされて来ました。


痛みは耐えられるのか?
私の場合は、薬を飲んで耐えられる時とそうでない時がありました。
薬が効いたとしても体調は悪いです。そしてやはり思考能力が鈍ります。
痛み・吐き気・貧血・冷や汗の合わせ技。


私は特にこの③が嫌い。薬が効かない。
絞られる勢いが早いと、吐きました。



人の痛みはわからないけど、私にとって生理は痛いものでした。
私は痛い時に痛いって言っていました。


痛み方について議論になったりしますよね。
「本当に痛い時は痛いって言えないよ〜」とか。
確かに痛くて何も言えない時もある。でも痛すぎて痛いっていう時もある。

どっちが痛いの?


愚問。どっちも痛い。
どっちのほうが痛いなんて、比べてなんになるんだろう。その人が楽になるなら好きなように痛ませてあげればいい。今でこそそう思うけど、中学の時にはそう思えませんでした。

ある日の学校で、生理痛の時にたぶん痛い痛い言ってたんだと思う。
そしたら友達に「大袈裟だよ」と言われました。

ショックでした。でも、「私って大袈裟なのかな」って単純に思いました。
私は女子校出身で、クラスで生理の話題はオープンに話していたと思います。私みたいに痛がる子もいれば、じっと耐える子、そしてまったく支障のない子。同じ女子だからって理解されるわけじゃない。
その子の痛みはわからない。でも自分が痛いと言ったのを大袈裟という言葉で片付けられて、悲しかったのを覚えています。

それ以降、痛いって言うのが怖くなりました。
理由は、「みんな耐えてるから」。
言ったってどうにもならないかもしれないけど、                                             口に出して気を紛らわせたかった。
私が体調悪くなり唸っていると、多くの友達が心配してくれました。
でもそれが毎回になると、心配してもらうのも申し訳なくなってきました。


そして悲しくも記憶に残ってしまうのは友達に何気なく言われた言葉。その表情。


「また?」「いつもお腹痛いよね」


その言葉以上の意味はなかったのかもしれません。でも、回数が増えていくにつれ、そう言われないように、隠したいと思うようになりました。


私は甘いのか。
みんな痛いのを我慢しているのに、痛いと言う私は弱いのか。
がんばりたいのにがんばれない。


動かなきゃ。薬を飲もう。
薬が効かない。痛い。なんで。


本来労わるべき子宮をげんこつで殴った。


「お前(子宮)なんていらない」
「なんで痛くない人がいるのに私は痛いの」
「なんで私は女に生まれたの」


毎月女である事を本気で憎んでいました。


PMSに苦しむ

高校を卒業して、私はアメリカの大学に行きました。生理の事を一番懸念していましたが、アメリカではなんと生理痛がほぼなかったのです。この理由についてはよくわかりません。ストレスがなかったのでは?と言われましたが、そんな事はないと断言出来ます。ただ、生理痛の代わりにPMSがかなり酷くなりました。


PMSは、簡潔にいうと生理前に起こる心やからだの不調の事です。(オムロン式美人)

私の症状は、イライラ・ネガティブ・言葉が出にくくなる、異常な眠気・過食です。


例によって、下手絵で紹介。(これは私のPMSの症状です。)

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文字で書くと簡潔ですが、これらをコントロールするのはとても難しいです。
生理痛も辛いけど、大学からはPMSに悩むようになりました。
PMSを理解するまで、私は自分の感情をコントロール出来ないやばいやつだと思っていました。感情の起伏が激し過ぎて、こんな自分を外では見せたくないと思っていたので、家ではその反動でイライラが収まらなくなり、喧嘩になり、その自分に嫌気がさし毎晩泣くというルーティーンになっていました。


いや、お前の性格の問題だろと思った人もいるかもしれません。

私もそう思いました。でもこの症状は生理がはじまってしばらくすると嘘みたいに無くなるのです。この前まで気になっていた事が全く気にならない。むしろ超ポジティブ。異常な眠気もなくなるし、食欲も普通どころか減退する。
数ヶ月しっかり生理日アプリで自分の感情の揺れの記録をとりました。
私のパターンは、排卵〜生理日3日目位までの約2週間だけにおこることでした。
調べたらそれはPMSの症状とあてはまっていました。


そういうものがあるんだ。


そう知れた事で、これはPMSの症状の一種だと思えるのでストレスが減りました。
でも、わかっていてもコントロールをするのが非常に難しい。
それが私にとってのPMSでした。


辛さを言えないという辛さ


私は、高校までは婦人科に行きませんでした。
当時に戻れるなら勇気を持って今すぐ行けと言います。
でもその時は「20歳までは安定しないもの」という根拠のない事を信じていたし、ピルの知識も全然なかったし、何よりも当時は学生で「婦人科」に行くというハードルが高かったのです。


しかし大学卒業後、このままじゃ私は爆発してしまうと思ったので、PMS軽減にも良いというピルを知り、生理痛改善の期待も込めて初めて婦人科に行き、ピルを処方してもらいました。
劇団の養成所に入る事になっていたので、体調管理をする上でも良いと思ったのです。

ピルを飲み始めてから、確かに生理日は管理できるし、生理痛も薬の量がかなり減ったので、かなり生活を助けてくれたのは事実です。ですが飲んで数ヶ月経った時に謎の不正出血があり、そこで一度やめてしまいました。(現在は服用しています)


ピルを止めた後の生理痛は軽いもので、比較的過ごしやすかったです。
が、月日が経つとまた生理痛が酷くなっていき、また薬に頼るようになっていきました。


稽古している間は、集中しているせいか症状はまし。でも頑張れば頑張るほど今度はPMSが酷くなっていく。


周りのみんなも忙しい中がんばってる。
薬飲んで頑張ればいい。
生理を、PMSを言い訳にしたくない。
頑張れ自分、頑張るんだ。


けど、もう自分の中で心と体が限界寸前だったんだと思います。
ある日の夜生理がはじまり、あれよあれよと激痛になり、薬が効くまでの間に書いたツイート。の保存。

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この時の痛みは相当なものでした。
支離滅裂な文章ではありますが、今まで言われてきた言葉達を思い出して、悔しくて、それでも言えばいいのに言えない自分もまた悔しくて、
色んな感情を抱えて書きました。


でも結局これは投稿できませんでした。
数ヶ月保存したままでした。
自分のメモとしてとっておこうとスクショした後、下書きを消しました。
次の日も稽古があって、結局薬を飲んで朝になればこんな痛みも無かった事になる。
痛みが静まった時、こんな事書いて何になる、と思ってボタンを押せませんでした。


とは言っても、それまでにも何人かには生理が辛いという話もしていたし、私のいた環境は理解ある人が多く、言っても無理はするなと言ってくれるような場所でした。


じゃあ、どうして出来なかったんだろう。


結局
「誰かが我慢できているのに休もうとしているのは甘えだ」
という考えを、「私が」していたから。
「痛くても頑張らなきゃいけない」と「私が」まだ思っていたから。


辛いなら休んでいい。


そうだよね。


でも、そんな自分を許せなかった。
だって、みんな頑張れているのに。
どうして私は頑張れないんだって。


世間は言います。
生理を言い訳にするなって。


でも、言い訳にしたくないのは私だって同じなんです。生理で辛くても、PMSで辛くても、甘えといわれてしまうのが怖くて、それを隠してみせないようにしました。
自己管理出来ない自分がいけないんだって、
どんどん自分を責めるようになりました。


そしたら、辛いの一言が言えなくなっていきました。
私は、それが一番辛かった。

子宮内膜症


ある時から膀胱に違和感を感じるようになりました。とにかく頻尿で、トイレにいっても全然出ないのに残尿感だけ残るのです。
膀胱炎の初期症状だと思いました。
私には心当たりがあって、トイレを我慢する癖があったのできっと膀胱炎になりかけてるんだろうな、と思いました。
しかし病院に行く余裕がなくて、市販の膀胱炎の薬を飲んだりしながらも、半年くらい経ってから泌尿器科にいったら予想外の事を言われました。


「卵巣に腫瘍みたいなものがうつっています」


エコー写真でみせられたのはよくわからなかったけど、医者の説明によると
「膀胱炎ではなくて、このうつってる腫瘍みたいなものが膀胱を圧迫してるからずっとトイレに行きたくなるんです」と。


急いでレディースクリニックの予約をとりました。
結果は子宮内膜症。


子宮内膜症とは、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖、剥離(はくり)を繰り返す病気です。(持田製薬)

先生がモニターをみながら
「これは痛かったでしょう」と言いました。

帰り道、一人泣いた。
その時に出てきた言葉はごめんなさいだった。
自分の体に対して、ひたすらごめんなさいってずっと言っていた。


女性である事が嫌で、生理が大嫌いで、
生理なんてなくなればいいって思ってたはずなのに、いざ自分の腫れている卵巣をエコー写真でみた時に「どうしてこういう風にしてしまったんだろう」ってはじめて思いました。
なんでもっと大切にしなかったんだろう。

世間では、自分の体を大事にしましょう。
ご自愛ください。なんて言うのに。
私も友達に、ちゃんと休んでね。無理しないでね。なんて言うのに。
自分に対してそう思ったことはなかった。


もっと頑張らなきゃダメだよ。
甘いよ。弱いよ。


世間が私に言うんじゃない。
いつからか私が私にずっと言ってきたんです。

先生に痛かったでしょうと言われたときに、
何故か安心した自分がいました。


私、大袈裟じゃなかったんだ。
痛いって思って良かったんだ。って


それっておかしいことなんです。
だって、痛みは人と比べるものじゃない。
SOSがあるなら、自分で気がつかなきゃいけないはずなんです。
どうして私の身体からのSOSを、
ずっと無視しつづけてたんだろう。


ごめんなさい。ごめんなさい。
ずっと殴っていた子宮を丁寧にさすりました。
恥ずかしながら、初めて自分の体を大切にしようと思った25歳の秋でした。


じぶんをたいせつにできるのか


子宮内膜症には色んな種類がありますが、私の腫れている部分は確か数cmくらいで今すぐオペ!なんて事ではなく、また経過観察しようという話でした。


漢方ももらいましたが、先生に、自分の生活を見直しなさいと言われました。調べたらストレスも大きく影響しているとのこと。


何が出来るんだろう?


それから私がやったこと。


メンタル面では
・PMS時に自分を責めない
・イライラしていいって思うようにした
・信頼してる男友達にも、辛い時には素直に生理のことを言うようにした


生活面では
・無理をしない
・体を温めると気分が和らぐので温めるようにした
・眠くて寝れるときは寝まくる
・生理痛を悪化させると言われている食べ物は極力減らす
・でも基本その時食べたいものを食べるようにした(NG項目増やすと私の場合それがストレスになっていくから)
・適度な運動 


私は自分を責めがちだし、どっちかというと無理しがちな人間です。なので、とにかく責めるという事をやめるように心がけました。


そして三ヶ月後。
その腫瘍みたいなものは消えていました。


何で消えたのかはわからないけど、いなくなっていました。
メンタル変えたから治った!とかそういうこといいたいのじゃありません。相変わらず生理痛はあるし、今でも子宮内膜症ぎみな所はあります。今もピルを飲んでいます。


でも、明らかに生きやすくなったのです。


PMSの自分をずっと恥だと思ってきました。
こんな自分受け入れてもらえるわけないと思って、隠そうとしていました。
でもPMSの自分も、私なんです。
この自分を自分と認めないで生き続けるのって、苦しかった。相手に分かってほしいという前に、私がこの自分を認めなきゃはじまらない。そこからどうしたいのか、どういう反応があったら私は楽なのか考えよう。
他人の理解が云々の前に、まず私がPMSの自分を抱きしめようと思いました。

アメリカにいた時に、大好きな友達がよく言ってくれていました。
"Embrace yourself” って。


自分にムダな我慢をさせ続けてきた。
それをさせたのは私の責任だけど、
それを責めようとはもう思いませんでした。
生きるために必死だったんです。


でもこれからは、不必要な我慢はやめると決めました。


本当に辛い時は辛いという勇気を持つ。
自分を責めるくらいなら生理とPMSのせいにしてもいいと思うようにする。
でも、その生理痛とPMSをそのままにしておかないこと。
それは体に何かを伝えているのかもしれない。それは無視してはいけない。
ちゃんと痛みと向き合って、何が出来るかを考えて、行動する。


憎かった生理とPMSがきっかけで、自分をちゃんと見つめ直す事が出来た機会でした。


世間の生理への考え方


この辺りから、
ツイッターでも生理エピソードを綴ったものが目につくようになりました。


生理の事を話したら下品と言われた。
生理は病気じゃないから水泳の授業するべき
生理用アプリいれてるから非処女確定…
などなど


そしてそのコメント欄をみてなんとも言えない気持ちになりました。
なんでこんなに理解されないものなんだ、と。


ずっと気になっていました。
生理を経験している他の方々は、生理に対してどんな思いを持っているんだろう。そして経験していない人は、どんな印象があるのか。


気になったので、個人的に男女合計500人に                                             「生理・PMS・性欲・生理休暇」について、アンケートをとってみました。


結果を読みながら苦しくなりました。


生理を恥ずかしいものと思っている。
周りに迷惑を掛けられないから薬で耐えている。
辛いけど、男性上司に伝えられない。
辛いと言ったら女性の先輩に薬で耐えろと言われた。
もっとひどい人がいるので、私は耐えるべきだと思った。
甘えだと言われた。

など、様々な声がありました。
多くの人が、私と同じように痛みを我慢していると知りました。

そして、圧倒的に言えていない。


ただ、男性側の意見を読んで驚きました。
「生理休暇をとる女性についてどう思うか」との問いに対し、
「休んでいいと思う」などと好意的な回答をした人が9割でした。
ただし、体調管理をする努力はするべきとの意見や
生理へのイメージが汚いものだから話して欲しくないという声もいくつかありました。
また、困っている人に打ち明けられても、
どんな対応をすれば良いかわからなくて困った。
今更聞けないわからないことが多すぎる。
などの回答も多かったです。


本当に様々でした。
そしてPMSの認知度はとにかく低かった。


そりゃ、そうだ。
私だってPMSの事習わなかった。


100%相互理解は出来ないと思う。
でも、このギャップを少しでも埋めたい。
埋めるきっかけを作りたい。
そう思いました。


わたしがやりたいこと


そのギャップを少しでも埋められるために私に出来る事はないのか。
そこで思ったのがウェブサイトでした。

性別問わず生理とPMSについて関心を持ってもらえて、
必要な人が必要な時に正しい情報を得られるサイトを作りたい。(医師監修は必須)


既に自分の問題を「言える」側の人からしたら「なんで言えないの?」と思う人もいると思います。でも「言えない」側だった私からすると、話すのはやはり勇気がいるし、そしてそのきっかけがあると良いなとずっと思っていました。
だから、そのサイトが知る・話すきっかけになれるのなら、と思いました。
そして、自分の事を大切にするきっかけにもしてほしいのです。


まだまだ中身は考え中ですが、
アンケートにあった数々のご意見を反映させたいと思います。
(こんなの知りたい・こういうのが欲しいとかご意見待ってます!!!!)


今生理痛・PMSがつらい人へ

つらいですよね。
無理しすぎていませんか?本当に辛い時は辛いって言ってほしい。
医者をためらってる人は行ってください。
怖くないです。あなたを守ってくれる場所のはずです。
休めるなら休んでください。
痛みで休む事に対して自分を責めないでください。
あなたは十分頑張っているんです。
休みがすぐにとれなくても、あなたをリラックスさせるものは周りにありますか?
一人で全部抱え込んでませんか?
何も出来なくて自分を責めるくらいなら生理やPMSのせいにしてもいいと私は思います。
でも、いつまでもその生理痛を放置させては心と体に悪いです。
生理を憎んだ後に、自分の体と向き合ってほしいのです。
どうすればその生理痛やPMSは少しでもよくなるのだろう。
自分も周りも過ごしやすくするために、今から変えられる事はなんだろう。
出来ることはなんだろう。自分の身体も大切にしよう。
一緒に考えたいです。

近くに生理痛やPMSで苦しんでいる人がいるあなたへ

「力になりたい」と思ってくれる人がいると知るだけで、嬉しかったりします。でも生理やPMSって本当に個人差があって、声をかけて欲しい人もいれば、放っておいて欲しい人もいる。
だから、一言にこうすれば良いって言えないんです。
だからこそ、コミュニケーションはとりつづけなきゃいけない。
「力になりたい」そう思ってくれる限り、その人の力になれると思う。
だからあなたの大切な人にとって、何が出来るのか、一緒に考え続けて欲しいです。


なんだかよくわからないあなたへ


読んでくれてありがとうございました。
少しでも関心を持ってくれたなら嬉しいです。
もしいつかあなたの前に悩みを打ち明けた人がいたら、考えてほしいです。その人がどんな思いでそれをあなたに伝えているのか。経験できないからわからない。ではなくて、一緒に歩み寄ってほしいです。


最後に


ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございました。
私は今かなりオープンに生理やPMSについて書きましたが、
生理をオープンにするって、あけっぴろげに全部を話す、ってことでは本来ないはず。オープンにする事によって、不快な思いをする人がいる事も認識しているので、すごく悩みました。


ただ私は、
感じている痛みや、「PMSの自分」をないものとして扱い続けて欲しくない。
我慢し続けて欲しくない。
手遅れになる前に、声をあげてほしい。
病院に行って欲しい。
ピルがきちんと伝わってほしい。
辛い時に休みやすい環境を作れる手助けがしたい。
自分を大切にしてほしい。
理解が広がってほしい。
そう思っています。


そのために、男性を巻き込んでオープンにする必要があると思いました。

これは私の個人的な意見ですが、他人の理解を求める前に、自分に対する理解がないと、私は説明できなかった。から、自分との対話、これからも続けていきたいです。

わたしになにができるんだろう。
今悩んでいる人に、そして辛かった過去の自分が少しでも笑顔になれるような、何かを提供できるように、がんばります。

なんで、やったことないWebとかアプリ作りたいんでしょうか。


くっそー        全部 生理のせいだ!!!!!!! 

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