「そのままでいい」と言ってもらうよりも。
この記事を見ようと開いてくれたことに感謝します☘
「ありのままでいい」「そのままでいい」という言葉。
みなさんにとってはどれくらい馴染みがあるでしょうか?
ヨガや内観に興味のある私の身の回りではよく聞こえてきます。
「そのままでいい」ってどういうことなのか?
私なりにみえてきたことについて書いてみようと思います。
そのままでいいという”言葉”
あるとき、「あなたはそのままでいい」と声を掛けてもらいました。
私は「ありがとうございます」と返しました。
その方は私を思いやって言ってくれたのだと感じたから。
自分の感性を”そのままでいい”と言われるのはありがたいことだから。
心からそう思ってはいたものの、すっきりしない気持ちもあって…言葉通りに受け取れない自分がいました。
いま思い返すと、自分が自分に対してそのままでいいとは思えなかったから、そのままでいいという感覚がよくわからなかったからだと気付きました。
そのままでいいという”感覚”
以前記事にしたのですが、私はありのままの自分をちゃんと感じていたいと思っています。どんな感情も否定せず、取り繕わず、そのままでいいと思いたい。
しかし、なかなか難しいです。「どうして恵まれた環境で働いているのに、そんなに辛いの?」とか思っていたし、そのままでいいと思えていないことの方が多い気がします。
それでもやっと最近、部分的にではあれど「自分はそのままでいい」と思えるようになったんです。
それは「内観体質」であることに対してです。人と話しても本を読んでもヨガをしても文章を書いても風景を見ても、いま何を感じているかに自然と注意が向く性質。たとえ自分を見失ってよくわからなくなっていても、そのことに違和感を感じていることにはずっと気付いているような。
内観は今の自分が大切にしたいことでもあるけれど、幼いころから自分の中に存在する性質でもあるのだと気付きました。
「内観体質」が行き過ぎて悪い方に作用していると感じて気をつけなくては…と思うこともあります。でも全く内観しないようにはできない。だって内観しちゃうから。
ただそこに在る性質。自然体で、変えようがない部分。
「あ、これが”そのままでいい”ってやつだな」とストンと腑に落ちました。
「そのままでいい」って自分に対して思うとき、もっとあたたかい、ぎゅ~っと抱きしめるような感覚なんだろうと想像していたんだけど…全然違いました。「こりゃどうしようもない!」みたいな諦めに似た気持ち…!
そんな温度感の「自分はそのままでいい」でしたが、それを感じた瞬間とても楽に、自由な気持ちになりました。
”感覚”は”言葉”よりもパワフル
誰かに掛けてもらう言葉に救われることはもちろんあります。
「そのままでいい」と言葉で伝えることで誰かの救いになるかもしれない。
一方で、自分の中で体験する「そのままでいい」という感覚は、他者からの言葉以上にパワフルだと私は感じます。より自立、自信、安定感、力強さみたいなものに繋がる気がしています。
私自身、言葉に頼ることが多く、言葉にならない感覚を新鮮に感じているのかもしれません。言葉こそ自分を知るための大切なツールだと捉えていましたが、この頃は言葉にならないような感覚が教えてくれることはインパクトがあるなとも感じています。
次回も言葉と感覚をテーマに思うことを書いてみたいと思います。
またお会いできたら嬉しいです。最後までありがとうございました。