25.気づいたこと。親にだけは、素直に怒れること。
私は、昨今やっと認識されてきたHSP(Highly Sensitive Person)であるとともに、Myers-Briggsの人格テストでは、一番人口の少なく繊細で変わり者とされているタイプのINFJである。INFJは、時と場合と気分によって、結果が変わるのと、挙げられている特徴に全て共感できる訳ではないので、あまり共感はしてはいないが、何が言いたいかというと、つまりはスーパーセンシティブな人間なのである。
友人からは傷つきやすいよね、繊細だよね、と言われるし、HSPの特徴でもある体感の敏感さ、五感の中でも特に聴覚と嗅覚が他の人よりも敏感なのか、物音や臭いが一回気になると、その原因がなくなるまで落ち着くことができないほど。
INFJの特徴も、「理想家」だったり「繊細だったり」。それに加えて、INFJは人口の1%のみしか占められていないと言われており、つまりはそれだけ「変わっている」が故に「理解がされにくい」人間であるのであります。
それは、時には苦しみや悲しみとなって、人生のいろんな時に押し寄せてきたのですが、それと同時にたくさんの喜びや幸せをもたらしたので、今は折り合いをつけて、自分を受け入れられているのですが、一個だけどうしても繊細すぎるため、自分の感情に蓋をすることでなんとかやり過ごしていた癖がついてしまったのです。
INFJの特徴としてよく知られているのが、Door slammingと言われる行動なのだが、昨日まですごい仲良くしているように見えても、もし何回も何回も同じ嫌なことをされたり、自分の中でふつふつとした物が溜まってしまうと、もういっぱいいっぱいになって、ドアが閉まるのであります。
それは、私の場合は、自分の感情に対して鈍感になっているからこそ、ストレスが溜まっていることに気づけなかったり、怒っていることに気づけなかったりして、気づいた時には爆発寸前にまできてしまっているからなのです。最近は健康的ではないので、気づいた時に感情的ではなく、理論的に相手に伝えて、吐き出すことをして、落ち着いてはいます。←おすすめです。
でもそれでも、吐き出す形の一つである「怒り」を表すこと、怒ることがどうしても苦手で、できないのです。もちろん人間なので、イライラすることはあります。ただ、どうしても爆発的に、「だからなんで!」とか「嫌だって言っているじゃない!」とか言えないのです。日本文化では、それが良しとされているのかもしれませんが、私にとっては喧嘩をしてでも、もし相手が自分にとって大事な人であるのなら、長い関係を構築していくためには吐き出していくことが必要なのではないかと考えています。もちろん吐き出す時の言い方などもありますが、、、
そんな怒れない私が、唯一怒れる相手が家族であり、特に親なのです。私は弟が一人いますが、この弟ができた人間なので、もし私が怒り噴騰でも簡単にあしらわれてしまうから、というのもあるのかもしれませんが、やはり親だからこそ、甘えられるからこそ、素の自分で怒れることができ、わがままをいい、全部吐き出すことができるのです。
もちろん、いった後に後悔することも多々なので、あまり怒らないように、イライラしないようには気をつけていますが。
そして、HSPでINFJな厄介で理解困難な私を一番理解してくれて、受け入れてくれているのもまた両親なのです。
本当の意味で素になれるのは両親の前だけであるということ、そのことがふいにとても大切に思えたので、この投稿を書こうと思いました。
コロナウイルスの中、還暦を超えた両親に会うのにはなかなか勇気がいるもので、話せるのは電話越し。そんな父親と電話で今日は喧嘩をしてしまったのですが、そんな喧嘩をできることがどんなにありがたいことなのか、電話の後に痛感しました。コロナウイルスは年配の方の命を奪う可能性が高いもの。両親も歳を重ね、今は健康だけれども明日はどうなるかわからない。
大切な人だからこそ、わがままになってしまうし、素直に怒ってしまうけれども、Don't take it for granted.ずっとあるものではないから、もっと大切にしなくてはいけないな、と反省しました。
Myers-Briggsのテストは、下記から日本語で受けられることができます。自分がどんな特徴を持っているのか、他人がどんな特徴を持っているのか、知ることで自分との対話をしやすくすることが目的に作られています。