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41歳の春、プロコーチになるまでのあれこれ① ~何者でもない自分を受け容れられない~

私はきっと変わりたかったんだと思う。

正直にいうと、
私はこんな状態でくすぶっている場合じゃない、
という

現状に満足しきれない思考を
よく持つタイプだったんだと思う。

これは40歳前だから
急に湧き上がってきたことでなく

若い頃から
心の奥底ではフツフツとした感情を持ちながら
普段の生活は至って標準的で
楽天家気質なのもあり

とくに表向きは不満がないような
そんな風に見えているし
自分でも感じている自分がいたんだと思う。

ある意味、自分をだましだまし来たというのに近いのかな。
騙している感覚はなかったんだけど、
「やらなければならない」
「ちゃんとこなさないければならない」
という ねば、に押されていることが多かった。

だから、
本当は心の奥で
「うーーん、これはきついかも。」
「あまり気が進まないなあ。」
「無理にやらなくてもいいような。」
と思っていたとしても、

自分の口は、意志とは別の動きをして、
「やってみます。」
「ぜひお願いします。」
なんて言っていたのかも、笑。

こうやって書くと重症な感じがするなあ、笑。

まあ、そんななんとなく
状況とか周りからのプレッシャーを勝手に感じて
それにこたえる生活をしていたものだから、

30代の後半で
行き詰ってしまったのだと思う。

はて?
私って、
本当は何がしたいんだろう?
私にできることってあるのだろうか?

と頭がぽかーんとして
自分が何者でもない、という感覚だけが強まって
何者でもない自分を受け容れることができなくて
置かれている状況や環境のせいにしちゃったんだな。

今冷静に考えると

恵まれていることは沢山あったのにね。

そこに目を向ける余裕がなくなっていた。

そんな39歳、ハンブルクの冬だったかな。

今でもね、冬はやっぱりあの感情をよく思い出しますよ。

フツフツとしていた自分に
その後どんなことが起きたのか、また書きますね。


最後までお読みいただきありがとうございます。



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