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アナウンサーへの道(1)
アナウンサーに必要な学歴とは
「アナウンサー」といっても、実は色んな形態があります。
ぱっと思いつくのは 「局アナ」と呼ばれる、その放送局の社員アナウンサーだと思います。
その局アナの中にも、正社員と契約社員がいて、待遇はまったく違います。
またNHKにも、実は契約アナウンサーが数多くいます。
次にフリーアナウンサー。事務所に所属したり、個人で活動しています。
大手プロダクション所属で、キー局でしょっちゅう出演していると、この人は局アナかなと思って見ていた人もいるかもしれませんね。
事務所所属のフリーアナウンサーを目指すなら、基本的に学歴は関係ありません。短大や専門学校卒でもスキルさえあればなれます。(事務所によって条件はあると思います)ただ簡単な道ではありません。
放送局のアナウンサー(局アナ)になるためには、まずは放送局の採用試験を通過しないとといけません(つまり社員になります)。受験のためには、4年生大学卒を条件にしているところがほとんどです。
偏差値の高い大学でないと難しいとか、早慶が有利とかもありません。結果的に輩出人数は多いかもしれませんが、まず受けている人数が違います。ただ合格者については、偏差値の高い低いにかかわらず、一般常識、教養はしっかりと身に着けていたり、普段の言葉遣いなどはしっかりしている印象です。ただできるだけ東京・大阪の大学を目指したほうがいいでしょう。地方大学だと何かとハンデがあるという印象です。
全国から学生が集まる大都市の大学は、今まで自分のいた世界の狭さを実感させてくれます。周囲に高い志を持っている人が多いかどうかは重要な要素です。さらに就職試験の観点から見ても、地方だとアナウンスを学ぶ場がない地域もありますし、情報・文化・ファッション・流行など、最先端を肌で感じているかどうかも試験の際に大きな差につながります。
アナウンサーに学部は問われるのか
学部も問われません。文系では法学部卒もいますし、理系では、環境情報学部、理学部、薬学部、農学部、工学部航空工学出身など、アナウンサーとは一見結びつきそうもない学部出身のアナウンサーもいます。
ただ面接ではほぼ間違いなく「なぜ薬学部からアナウンサーになろうと思ったの?」などと聞かれると思います。このときに「昔から両方に興味がありました」という答え方だけでは説得力は出ません。健康関連の番組でより深いコメントができるとか、流行の病気について知識が生かせるのではなど、今のアナウンサーで物足りない部分を「私ならこうやれる」と思ってなりたいと思いましたというように、常にアナウンサーとしてどう生かせるかという意識で学生生活を送っておく必要があります。
大事なのは「どの学部を卒業したか」よりも「その学部で何を勉強して何を得たか」です。自分の知識がアナウンサーとしてどう生かせるかが重要で学部は関係ありません。幅広い分野についての知識と、自分の興味あるものを深く掘り下げられることが求められる仕事ですので、どの学部に行ってもそこでの知識は、必ずあなたの武器となるはずです。