日記(2024/10/08)
☕️
濃度の高い一日だったな、と思う。
朝起きてケータイを見ると 3年くらい前?の元彼から月が綺麗ですよLINEが入っていて、割とびっくり仰天した。どっからでてきたんだと思った。
なんか、月が綺麗なことを人が教えてくれること、それ自体は本当に有難いことだと思うし 胸がいっぱいになるべきこと(自分でもこの言い回し、へんなの!)な気がする。
し、実際ホントに無益の心で綺麗なものを共有してくれただけならすごい良い奴なんだろうと思う。また、私という人間がそれを向けたい・教えたいと思う存在であれたことも光栄である。
ただ、それが男女で、しかも(くっつけなくてすぐ別れたけど) 交際があった人間だったとなるととりわけ夾雑物がぐわんと大きくなってしまう。
却って月をダシにされたみたいで「は?」と思えてしまうくらいだった。残念だけどしょうがないのだろうと思う。同年代くらいの異性とか、同年代じゃなくても恋愛が俎上に出うる関係性での他愛ない連絡とかって 結構生臭く感じてしまって切ない。グロい、と最初に感じてしまったらあとはそれに嘘はつけない。
そして今日はまた、以前ドドドと呟いてもいた学部の(ちょっといいかもになりかけ、かけた....?)(あせらないで) 先輩とのこともあってワタワタしていた。
今日は教育実習の体験談(先輩訪問)の授業で、その先輩が話す順番になっていた。
先輩はアンバランスなところがあって、LINEや公的な文章(後者、マジでいかんでしょ...と文章を重んじて生きてきた私は眉間に皺である)がひらがなと変な絵文字まみれでフワッフワしてるのに、
見目には本当に男男しい、というか随分厳つい人である。
かなり鍛えてありそうな体躯をしているし、イヤーカフやらネックレスがこう、男子じゃなくて男性的なチャラさ。に映る。かわいい背伸びじゃない感じ、男の人!という感じのする見た目をしている。手がでかい。最後のはまるいの好み。
実習報告をぼうっと受けながら、客観的に見ていると声が低いしなんかでかいしめっちゃ厳ついよなあと冷静に思った。
私と喋る時はなんか随分声がちっちゃくて(聞き返しても聞こえないくらい)、ふわふわきゃっきゃ喋る、声もすごい高いから気が付かなかったけど、平常時はこんなふうなのか。
予め配られた先輩の報告レジュメはぶっ飛んでいて、学部で最も厳しい(大学院レベルと教授にも話されている)ゼミで日々どぎつい添削を受けている私としては三回くらい横転して体操選手になれそうだった。
不適切な平仮名、あろうことかカタカナ、口語、内容も倫理観に欠けていた。
私はこの先輩に最近とても好意的な言動を取られていて、LINEは毎回ストレスになっているけれども会ったら優しい、し、とても特別な扱われ方をしていることも実感できて有難いと感じていた。
あと、結構というか見た目がタイプだった、いまの私は恋愛という点に安らぎとか安心を求めているので、手と体躯がでっかいのはとっても魅力的だった。
だから違和感に目を瞑りたい気持ちもあったし、好意的で居てくれるひとに身を委ねてよいならどんなにいいだろうとも思った。
だけども、いやあ〜〜だめだろうこれは〜〜とレジュメを見て文字通り頭を抱えてしまった。
実際の発表でも、大学の授業はやくにたちません!とかエッヘンと話してしまうし、
(彼は某区の治安が宜しくない男子校での実習だった)男の生徒はぶっちゃけ肩をどついても頭を掴んでも構わない、コンプラはぶっちゃけない、
あと舐められると言うことを聞いてもらえないから 筋トレをして「恐れ」や恐怖を纏った方がいい、自分もやったし腕に血管を出すのが大事ですとか大真面目に話してしまう。
私は話しているのを聞きながら、ああー、見た目タイプだなあ、あー、まじでな、きっと駄目だな、みたいなぐちゃぐちゃの気持ちになりつつ不正出血と闘っていた。(たいへんライフね)
その後温厚な先生が、先輩にかなりきつめに苦言を呈しているのを見て 私はなんだかほっとするような気がした。
先生は「ツッコミどころしかないけど、」とした上で、
軽くでも手を出すのは言語道断だし あと筋トレとか言うのも、暗に要素として、背景に「暴力」を薄らとチラつかせることで言うことを聞かせるなどというのは本当にいけないことだよと語っていた。私は自分の中のグラグラした気の重さが言語化された気がして落ち着いた。
威圧感、じゃなくて、国語の先生だから ことばで生徒に話を聞かせたいよねと思う。
現場はそうも言っていられない時があるのもわかる。彼の母校が荒れてて特殊なのも分かる。だけど、纏う雰囲気が決して厳しそうじゃないのに言葉が丁寧で聡明な先生って、なんか皆聞き漏らしちゃ行けないと思って背筋を伸ばす、気がする。
先輩はだから暴力なんかふるってないじゃないですか!とかってめっちゃ噛み付いていた。あまり見たくない姿だった。
次に出てきた博士過程の知らないお兄さんは、逆に優しくてふにゃんふにゃんしていて(岸田繁さん似)、やあ〜こんな院生のね、話なんて聞かされてご苦労ですけど.......とぺこぺこしていた。
逆にそれこそこれで実習に行ったら舐められるんじゃないかと班内で友達がはらはらしていたくらい。(さっき先輩の話を聞いたせいだね)
でも、話し始めると言葉遣いにすごく思慮が滲んで、すごくすごく頭が良いのが分かる、誰も私語なんかせずに教室がしーんとしていた。でもやわらかくて白いほこりがぽぽってゆっくり飛んでるあの感じ。私はこっちがいいなと思った。
帰り、(相手は用事があって私とは逆の駅だったらしいけど 遅刻しても ちょっとでも帰りたいと言ってくれて)先輩と駅までだけ帰ることになった。
私はもうだいぶこころの揺れが中央におさまりかけていたので、盛り上がるかもしれない話題でも、(対応できそうな)相手からの要求されている言葉も 余計な事はなにも言わなかった。
ひとりで歩いて、迂回した駅でかわいいマグカップを自分への誕プレに買った。駄菓子屋さんでうれしそうなまるちゃん。
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