自分に自信が持てない時:そもそも自信って無いといけないのか
自信という漢字は「自分を信じる」って書くので、いわゆる自信がない時は自分のことを信じれていないということになりますが、自信ってどうすれば持てるようになるのだろうという疑問。最初から持ってる人はそれでいいんですが、自信がなくて本当に困ってる人っていると思うんです。私も自信がなくてひたすら悩んだ時もありました。
で、自信を持つためにいいものがこれやあれやと世の中には溢れていますし、パワースポットからパワーもらって自信も授かることもできたりとかあるのかも知れませんが、あえてここで問うてみる。
自信って無いとダメ?
なんで、自信が無いとダメなんでしょうね。逆に自信があってもやることなすこと崩壊してて、かつそれに気づかず周りが超迷惑みたいな(笑)そんな人もいると思うんですよ。
だから、自信がなくて困ってる人へ。
自信を持つ=絶対にいいことばかり、ではない
という可能性もあると思いませんか。
もちろん、自信を持つことのメリットはたくさんあると思いますよ。自信があるだけでなんか格好いいし、凛として見える。間違っていてもそうで無いように見える(笑)し、自信がある人ってやっぱり魅力的だと思います。でも、自信が無いから魅力がゼロなのか、自信が無いから格好悪いのか、自信が無いから全部間違って見えちゃうのかっていうとそうでもない気がするんです。
昔やたら「自信がないことはいけないことだ」的な考えに惑わされた時があって、やたら悩んでたんですね。で、それを解決しなきゃって思うのは、何をするにも根本的に「自信は絶対持たなきゃうまく生きていけない」みたいな思想が隠れていたからなんですよね。(それを深掘りすると、競争社会とかからの影響かな、とか思っています。)
じゃあ今はどうなのかというと、自信はその時によってあったりなかったりでよいではないかというのが出てきてて、その理由は「自分のレベルや得手不得手を理解し始めたから」かと。つまり「等身大の自分を受け入れられるようになってきた」からだと思います。むしろ、これってとても大切なことだと思っています。
自信がない人は、行動そのものへの恐怖を持っている場合と、それを失敗した時に感じる自分の無力さとか格好悪さを受け入れ難い、という心理がある場合もあると思います。むかし本当に自信がなくて本気で悩んでた時、ふと気づいたのが「自信がない」という言葉で周りからの期待値や自分のレベルのハードルを下げることによって、それよりもうまくできたら一時的な自信につながるということと、できなかった時の自分をうまく受け入れられない自分の感情を緩和させること(よく気づいたな自分)。
「自信がないから行動できない」「自信がないのでネガティブになる」etc…と考える人もいるでしょうが(私もそうだった)、逆に「行動しないから自信が持てない」「ネガティブが優先して自信がない…」という卵が先かニワトリが先か論になってくるものです。
だから、一旦、根本的に問い直してみてはいかがかなと思うのです。自信ってなきゃダメなんですかね。そんなことばかりじゃないと思いますよ。
それでも自信がないとダメな気がしてならない、どうしようと頭がいっぱいの方もいると思います。それを否定はしませんが、騙されたと思って別のことをやってみてほしいです。「別のこと」というのは目に見える行動のこと。お風呂掃除したとか、玄関の靴を揃えたとか、試験前に英単語30個覚えたとか、一人で夕食作ってみたとか、1km歩かずランニングしてみたとか。ちっちゃなことでも、個人にとって大きなことでも、一つ目に見える行動をしてみる。「一旦、自信どうのこうのは置いておく」ってやってみてください。そして目に見える行動を一つずつ増やしてみることが「自信あるのか迷いまくってる問題」から抜け出す大事なことの一つだと思います。