駄文_2024/12/10

なんとなく逃げ出したくなってしまっただけなんだ
でも1度逃げるともうダメで
現実なんてみたくないと思ってしまう
手を伸ばせば届く距離にいるはずなのに、何故か、とてつもなく遠くに感じる

同じ学校で
同じ教室で
近くの席で
横を見ればいるのに

彼女の近くにいるのはぼくではなくて、違う子で。
汚らしい黒い何かが
ぼくを飲み込むようにまとわりついた
ぼくは彼女にとって必要なのだろうか?
彼女の直筆の手紙を見ながらそう思う
どうして君は、そこまでしてぼくと居ようとするんだ
なぜ君は、自分から壊れに来るんだ
結局くるしくなるのは君なのに
ぼくではなくて、きみなのに。

こんなぼくのどこが好きなんだ
どこを愛そうと思ったんだ
話したあとも、何も無かったかのように
いつも通りに接してくれる君が怖い
ぼくじゃなくていいじゃないか
ぼくでなくてもいいではないか
ぼくに囚われなくてもいいって
…話したじゃないか

わざと見え透いた嘘をついて君を騙したのに
それでも君はまだ、ぼくの近くにいるんだ
なんで素直に騙されてくれなかったんだ
意味を考えず、そのまま「きらいだ」と受け取ってほしかったのに
区切りを、つけたかったのに
もうこれ以上、優しくして欲しくなかったのに
きみは、痛いくらいに優しいから
名前の通り、優しすぎるから。
だから君への想いが尽きたんだ
どうせなら君が最低だったら、なんて思うぼくは
君の傍に居るべきじゃないんだ。

近くにいないで欲しかった
出逢いたくなかった
出逢いたくなかった、のに
そんな貴女を好きになったのは、ぼくなんだ

締まらない駄文
駄文というもの自体、締まらないものなのだろう
きっとぼくは彼女のことが大好き。
でも、大切な人には到底及ばない
そうだったとしてもぼくは、彼女のことは好きなんだって、理解した

結局ぼくは弱いまま
そんな自分が 今日も大嫌いで仕方がないんだ


2024/12/10 

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