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二番煎じを恐れない。
先人がいる。そしてネットがある。
だから、自分のことばを発したとき、それを見たり聞いたりした誰かにとって、それは既知のことばだったりするのかもしれない。
自分には全くそういう認識がないにも関わらず、「模倣」と言われるかもしれない。
僕自身も、こういうところに記事を書いたりしていて、つい最近までそういうことを気にしていました。
だけどもうやめました。
「思考を変えれば言葉が変わる。言葉が変われば行動が変わる」という言葉がある。本当はもっと長くて、「人生を変える名言」的な扱いでよく目にする。
僕がどこの誰のことばとしてこれを知ったのかは覚えていない。たぶん職場の先輩のメモかなんかだと思う。オリジナルは心理学者だとかヒンドゥー教の教えだとか言われているらしいけれど。
で、あとから色んなところで目にするけど、そのたび「ことばの入り口」は変わっている気がする。ある時は野球の監督やってた野村さんだったし、ある時は海外の政治家だった。
誰のことばなのか、というのは実は大事な要素だ。信頼している、尊敬している人のことばだからこそ、信じて自分の中に生かしていくのだから。だけどそれは、「誰かのことばを使ってはいけない」ということではない。全部を調べることなんて無理だし。
どこかで誰かが既に口にしていた言葉だとしても、今、ここで自分が言わなければ、その人は一生触れないかもしれない。忘れていたことばを思い出すかもしれない。
同じことを、どこかで誰かが言っていたっていい。偶然、あなたから知ることもあるかもしれない。
起業がもてはやされて、未踏の地を見つけ、形にするのが素敵なことだと言われているし、それは大変すばらしいことだけど、別にそうじゃなくたっていい。
だから僕は、もう気にしていません。自分の感じたことをそのまま口にして、「それ、パクリでしょ」と言われたって、笑顔で「そうかもね」と言っていきたいと思う。
二番煎じだと言われたって、いいじゃない。